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三田市議会議員 肥後淳三のウェルビーイング(幸せ)日記

幸せな出来事、その日の思いをブログにしたためます。        皆さんと一緒に幸せを追求しましょう!

学校司書のお仕事そしてタウンミーティング

2014年11月17日 | 活動報告
 昨日は、ウッディタウン市民センターで開催された「学校司書って、こんな仕事」と題した講演会に午前中出席、そして午後1時30分より約2時間タウン(わらじ)ミーティングを開催し、参加された皆様と意見交換させていただきました。

 まず、午前中に開催された「学校司書の仕事」の講演会では、豊中市立第1中学校の学校司書今野千束さんの司書としての経験を中心に、法的な位置づけ、司書の仕事としての深さや意義を興味深く話され、良く理解できる内容だったと思います。
 今野さんは、学校司書と司書教諭の違いにもふれ、多忙な教師が学校長から司書教諭を任命されている学校が多いが、子供に向き合う時間や本の紹介などは専門性の高い学校司書が必要。また、法的には学校司書は努力義務となっているが、アルバイトや学校数校を一人の司書が兼務する状態は学校図書館を運営する観点からすると好ましくない姿であり、三田市は是非一つひとつの学校に一人の司書を置いてほしい。と訴えかけました。
 また、司書として日頃行っているブックトークを披露し、あらかじめテーマ「図書館」を決めての数冊の本を紹介した実演は、「本が読みたい!」と思わせる魅力あるトークでした。
 また、参加者からは、学校司書がいる学校といない学校の違いは?との質問に対して今野さんは「その質問が一番回答しにくく、学校司書を配置しているから成績に直結する、子供の人生が変わった!など定量化できるものは見つからないが、社会人になったころに本に出会えて良かったと振り返ってくれれば・・・」と熱い思いを述べました。
 さらに、学校司書のいた学校から転入してきたある女性からは、「今子供が中学生だが、子供から、学校司書と良く会話をし図書を紹介してもらったので、司書のいる学校は良かったと伝えてほしい。また、本を貸し出してもらえる時間が三田市は限定されており、子供の成長に与える影響は確実にあると思う」と学校司書配置の良さを発言していました。

 三田市教育委員会が学校司書の配置を来年度予算で検討することになっていますが、どのレベルまで引き上げて来るのかその内容をしっかりと確認したいと思います。

 さて、午後からは、恒例のタウンミーティングを同じ市民センターで開催させていただきました。
 参加者は6名でした。その中で先日配付したわらじ通信第27号をお読みになり来て下さった方も来てくださいました。
 今回のミーティングのテーマは、「環境」です。
 先日視察した伊丹市学校給食センターの残渣高速発酵処理機の報告も交え私から学校給食の残渣の処理のあり方など「食育」「環境」に資する処理方法をコストだけにとらわれな検討を進めて行ければ・・。と説明させていただきました。
 参加者からは、パスカル、福祉保健センターに行きたいが車を持っていない。行きの便はあるが、帰りの便がなく、便の増便の必要性を訴えておられました。
 現在のバス便は、三田駅へ向かうバスルートが、3便ほど福祉保健センターに停車しますが、決して利便性が高いとは言えません。高齢者が増えて来る中、車を持たない、あるいは、免許を返納した市民の方をこのエリアに足を運んでいただくのは、バスなどの充実が必要です。事業者が出さないのであれば、市が負担をしてモビリティー・マネジメントを行い市民にバスに乗っていただくなど施策を展開してほしいと思います。
 また、参加者からは、市内開発などで当初地域住民と約束していたことが守られていないことがあり、行政のその後の確認などは、どのようにしているのかや地域でグループ活動しているが、なかなか行政と連携できないことなどが意見として出されました。
 このことに関して別の参加者からは、地域の似たようなグループ同士の連携や情報共有が市民グループには必要であり、点で動いても行政は動かない、点から面で動くことが大切ではないかとの意見が出されました。
 さらに「政務活動費」に関しての質問もあり、三田市の現在の動きを知りたいことと政務活動費は、報告書をインターネットで開示すべきではないか?との意見が出されました。
 現在の三田市議会での動きは、政務活動費の使途基準のルールなどを再点検する話が議会運営委員会で出てきており、今後検討が進むものと思われます。また、ネット公開についてもその中での議論となるのか、議会改革推進会議の話となるのかが定かではありませんが、私は、透明度を高めるためにも公開の必要性があるのではないかと考えています。
 昨日、わざわざ参加していただいた市民の皆様に感謝いたします。
 次回ミーティングは場所を変え、ゆりのき台コミュニティハウスで11月23日、午前10時~開催します。
 皆様のお越しをお待ちしています。

  
 

わらじ通信第27号は、公共交通に関すること

2014年10月14日 | 活動報告
 9月末から書き始めていたわらじ通信第27号がようやく完成しました。時間を見つけては書いていましたが、私の言いたいこと、お伝えしたいことがなかなか上手く表現できずに今となってしまいました。

 今回の内容は、9月議会の個人質問に挙げさせていただいた交通政策に関することです。
 このことは、議会報「つなぐ」にも入れてはいますが、つなぐの文字数に制限があり、行政と私のやりとりの全てを掲載できていませんので、わらじ通信の2ページ目に詳細を掲載することにしました。

 わらじ通信は、来週よりまずは、各駅で配布いたします。
 最近、駅前にいろんな政党の方がPRにお越しになり、賑やかになっていて立礼や活動報告をまいていても効果が薄まっているような気になっていますが、今号の交通政策に関する内容は、未来の三田にも必要なものだと思っています。
 また、11月16日、23日のいずれも日曜日のわらじ(タウン)ミーティングの開催案内もさせていただいています。こちらにも足をお運びいただけると嬉しいです。
 わらじ通信をお手にとっていただいた皆様からのご感想、ご意見をお待ちしています。 

生きているうちに・・・

2014年09月25日 | 活動報告
 24日午前10時より平成25年度の決算審査が始まりました。昨日は企画総務予算決算常任委員会が開催されました。
 そして、本日福祉文教、さらに明日はまちづくり予算決算常任委員会と続きます。

 昨日の審査の冒頭で、当局から25年度予算と補正予算関連の数値訂正があり、審議直前での訂正に対して当局の姿勢を問いただす場面もありました。
 傍聴は、自由にできますので、市民の皆様、一度お越しになりませんか。場所は本庁舎の北西角、西3号庁舎3階です。


 さて、昨夕は、ある方のお見舞いに行かせていただきました。今月初めに脳内出血で倒れ手術。未だにはっきりとした意識は戻ってきていませんが、お見舞いごとに回復している様子が伺えます。現代の医学の進歩は大したもんです。
 そしてまた同時に、「私は生きている間に何が残せるのだろう」と思ってしまいます。まだまだ、世のため人のためになしえたものは少ないのではないか。残せたものはあったのかと・・。
 そう言えば朝の連続TVドラマでは、あの連様が戦争で子を亡くした母の思いを「心臓をもぎ取られるかのよう」と表現されていましたが、奇しくもその前日に神戸市長田区で小学1年生が遺体で発見され、親御さんの心境と重なってしまいました。
 
 昨夜のTV番組では、アップル社を創設したスチーブ・ジョブス氏の生きざまを描いていました。氏は、息子が高校を卒業するまで「生きたい」との思いで肝臓の移植手術を受けたこと。そして、死の直前にIT業界の創設者と会談。また「毎日、今日が人生最後の日かもしれないと考えて行動すれば、あなたの考えが間違っていなかったという日が来る」との明言をスタンフォード大学での卒業式のスピーチで残しています。
 また、「あなたの直感を信じなさい」とも。氏は若者にこう言い残してこの世を去りました。

  私には、どれだけの余命があるのかはお天道様のみぞ知るですが、間もなく57歳の誕生日を迎えるにあたり、昨日は、「生きると言うこと、そして死について」出会えた日でもありました。
 
 本日は、予算決算常任委員会の審議を傍聴します。
 
 

わらじ通信は「政務活動費」がテーマ~風あたりきつい~

2014年09月18日 | 活動報告
 火曜日の朝より各駅で私のわらじ通信を配付させていただいています。
 今朝は、新三田駅で通信をまかせていただきました。6時30分ごろからでしょうか同じ会派の佐貫議員が朝の立礼で現れ、またその後民主党のチラシをまきにお二方が現れ、私の目の前には、民主党の旗も・・・・、新三田駅前はさながら「選挙前?」と思わせる賑わいを見せていました。
 お陰様で「肥後さん?いつから民主党に・・・?」とのお声もかけれる始末です。

 さて、今回のわらじ通信は、私が使わせていただいた平成25年度の政務活動費の支出内容、市民グループの要望事項、課題などをまとめて掲載させていただいております。
 今朝通信を配っていますと近づいてくる市民から、「そんなもん。要らん!」ときつい言い方をされ横切って行かれる方がありました。
 「そんなもん。要らん!」の意味は、「通信は要らない」の意味?「政務活動費は要らない」の意味のどちらにもとれますが、おそらくは、後者の要らないの意味合いが強いのではないかと思います。
 そう言えば、昨夜のニュース番組では、どこかの市議が事務所費などに不正支出していたことが発覚。また、今朝の新聞には、あの野々村元県議の要請・陳情活動費の出張問題で、「出張にほとんど行っていない。架空請求していた。」ことが県警の取り調べで分かた。と記事に出ていました。

 私たちが使わせていただいている政務活動費は、以前に第二の報酬と揶揄され、かなりの地方議会でその使途のルール化が図られたものと私自身は認識しています。
 しかしながら、今回の兵庫県議会や他の議会で問題となっているように、支給額が大きな議会ほどその使途基準がきっちりと決められていなかったと言うことです。
 今、政務活動費は「生活費」と揶揄されるようになってきています。
 三田市議会では、会派の使った年度別政務活動費の支出をインターネットで公開していますが、詳細の内容まで公開は出来ていません。他市では、支出報告書1枚から公開しているところも出てきており、市民が疑問に感じると即刻反応があるとのことでした。
 今後は、政務活動費の支出報告について「見える化」する議論も議会改革推進会議で出されるものと思っています。
 
 さて、本日は、地域のスポーツクラブ主催のイベントの下調べのために役員の方と有馬富士公園内へ出かけました。
 今回は、小学生児童が参加予定であり、374mの有馬富士山頂をめざすハイキングコースの安全確認を行うことが目的です。行きと帰り役員さんと入念に打ち合わせをさせていただき、子供達に危険そうなルートは回避するなど11月のハイキングコースの決定を行うことができました。

(有馬富士山頂付近:わんぱく砦より撮影)

 

幸せの中に・・・

2014年09月08日 | 活動報告
 9月6日に京都へ妻と出かけた。その理由は、友人の娘さんが結婚式を挙げることになっていたためである。
 友人とは、妻よりも10年ほど長く付き合っている中、彼とそして一緒に参列していた恩師ご夫妻とも高校入学からのお付き合いと言える。
 彼の結婚式の仲人や私の仲人もしていただいている。今回結婚した娘さんの幼いころの姿も時折、恩師のご自宅で正月に拝見していた。

 だからと言うわけでもないと思うが、神前結婚式ならぬ人前結婚式で花嫁の父(友人)から花婿へ引き継ぎされる瞬間は、これまで育ててきた思い、そして「お嬢さんと一緒に生きて行きます」との無言の花婿の思いが交差するようで目頭が熱くなってしまった。

 
 わが娘も、年末に関東方面で挙式をあげると計画しているようであるが、私の場合どのような思いに駆られるのか想像がつかない。

 さて、恩師ご夫妻を見ていていつも思うことがある。私たち(友人も入っています)の高校時代は、男子校とあって当時結構荒れていたのだと思う。「思う」と言うのは、学校の中にいる我々には、それが普通の姿の学校だったので、荒れているなどとは考えも及ばず、いわば井の中の蛙だったと思う。 披露宴で私の横に座っていた奥さんに聞けば、夜遅いのは当たり前で帰宅しなかったことも結構あったと言うことである。私たちの知らないところで私たちを支えてくださったのだと改めて感じた。
 

 親が子を育てるのは当たり前ではあるが、結婚してからも「親は親」であり「子は子」おそらくこの感覚は親が死ぬまで続くのだろう。
 友人が、「嫁に出してほっとしている」と私に・・・。私はすかさず、「子が出来たりするとやっぱり親を頼りにしてくる。いつまでも子育ては続いているよ!」と一言。
 人の世は、支えたり支えられたり、こうして未来永劫つながっていると改めて感じた一日でした。
 お幸せに。そして頼れる方にはどんどん頼りましょう!
 
 

介護ファッションショーなどあれこれ

2014年08月31日 | 活動報告
 8月も終わりに近づいています。本会議も26日(火)に開催されました。29日(金)には、個人質問の通告書を議長に提出しました。質問の持ち時間は、40分大きく3項目の質問で、10日(水)午前中に登壇予定です。
 詳しくは、後日掲載しますが、主要項目は、次のとおりです。
 ①「市の電力の自由契約について」・・・これまで2回三田市でも電力の自由契約を進め、支出(歳出)の抑制に努めるべきではないか?と質問してきましたが、その後の検討や今後の方向性を問いたいと思います。
 ②「学校教育の意識醸成の取り組みについて」・・・デザート選挙実施による有権者意識の醸成や環境プログラムへペットボトルのキャップ等から燃料づくりを行う取り組みが加えられないか問います。
 ③「市民の移動の確保と総合交通計画の策定について」・・・シビックゾーンへの市民の足の確保についてや昼間のバス利用、さらに総合交通計画の策定の見解を伺います。

先週の主な活動を報告いたします。
 25日(月)は、監査室で例月監査の仕事。火曜日は本会議と議員総会。夜は、尼崎市内で前職場の方々と交流会。
 水曜日の27日は、早朝より広野駅前で久しぶりの立礼。駅舎の天井ボードが先日の大雨の影響か落下していました。(写真)

午前9時~ゆりのき台中学校でスポーツクラブの生徒、教諭の皆様、保護者、緑化ボランティアの方々の協力で、校内除草作業に汗を流しました。
 そして午後からは、三田市市民参加条例案を特別委員会で審議。一部の委員が市民のまちづくり提案制度の部分に反対しましたが、賛成多数で委員会を通過しました。
 28日(木)は、早朝より新三田駅で立礼(本当に久しぶりでした)。午後から京都市内で開催された「Happy介護ファッションショー」へ出かけました。このファッションショーは、29日夕方朝日放送のニュースでも取り上げられました。
 内容は、介護を受ける人と介護する家族が主役となり日常生活に非日常の「ファッションショー」を取り入れることで互いに元気になってもらおうとする取り組みで、2年前から男性介護者を支援する会が開催しています。
 
 最高齢は、96歳だったと思いますが、車いすに乗りで素敵なドレス姿で登場。中にはウェディングドレスの方も・・・。このドレスは普通のドレスかと思いきや実は、介護用のドレスでエプロンにも使用できる優れものです。したがって着脱も簡単、さすが!介護ファッションです。
 認知症が進んで来ている出演者の中には、前回主演したビデオを毎日見て楽しまれている方、この日が来るのを家族で楽しみにされている方、この日に限って車いすから立ち上がる方などやはりいつもとは違うファッションショーへの緊張感が良い効果をもたらしているのではないかと感じました。

 ファッションショー自体は、介護を受ける方の体力面に配慮してか1時間以内で終了しましたが、会場内の雰囲気は明るさがいっぱいでした。

 三田には、様々な形で介護を受ける方、介護をしている家族の姿があります。たまには、いつもと違う「カッコイイ!」舞台へ上がることは、心の切り替えになり、どちらかと言うと空気が重いと写る介護の世界を明るくする取り組みではないでしょうか。
 29日(金)は、午前中から私の所属する生活文教常任委員会の審議、B型肝炎に対する国の医療費に関する請願書、子ども審議会で議論が進んでいる幼保や学童に関する関連条例が通過しました。
 夜は19時から来年2月22日に開催される「フォーレ―&モーツアルトのレクイエム」演奏会に向けた合唱団のレッスンに出かけました。
 レクイエムは、今年3月に出演したばかりですが、素敵な音楽を紡ぐために昨年立ち上がった「三田楽友協会」が再び挑戦しています。
 特に男性パートの方が不足しています。練習は毎週金曜日の19時~2時間。畑儀文先生、児玉晃先生、児玉洋子先生のボイストレーニングを受けながら楽しい指導が受けられます。お問い合わせは、090-3289-4666(秦・ハタ)まで。

 私ごとですが、この12月に1万人の第九、そして2月には、レクイエムを、さらに3月末に三田で第九を歌う予定です。また、これに向けたレッスンもこなさなければなりません。歌三昧の日々が始まります。
 

地域に飛び出そう!公務員

2014年07月22日 | 活動報告
 19日(土)尼崎市小田公民館で開催された「第5回地域に飛び出す連続講座 in あまがさき 2014」に尼崎市職員のTさんからお誘いを受け初めて参加しました。

 私のような元地方公務員がこの場違い?のイベントに参加させてもらっても良いのだろうか?と申し込みする前に考えましたが、地方公務員であった事実とイベントタイトルの「地域に飛び出す」と言う名にひかれて参加しました。(今回の参加者は約80名)

 このイベントは、既に今回で5回目。前回は伊丹市、その前は西宮市などで開催されています。このイベントのそもそものきっかけは、元総務省職員の椎川忍氏が立ち上げ、その後このネットワークに加入しその趣旨に賛同している地方公務員の方々が開催地やイベント内容を変えながら継続した取り組みになっています。


 今回は、飛び出す公務員ネットワーク代表の椎川氏、東近江市から山口美知子氏、尼崎市長稲村和美氏の3名のリレートークや参加者全員でのワールドカフェによる「地域に飛び出す公務員とは?」のテーマで参加者同士の気付き、さらに会場に参加した皆さんを「知る」作業が行われました。

 東近江市の山口氏からは、いつの間にか仕事に関係しないようないろんな取り組みやグループの事務局をしてきたが、今思うと仕事に直接・間接的に約に立っている。公務員の仕事は、人をつなぐ仕事でもある。と飛び出し過ぎた公務員生活を披露していただきました。
 稲村市長からは、現在の尼崎市の取り組みの紹介がありました。行政で市民からの意見を聴取するものに「パブリックコメント」がありますが、これまでのパブコメは、審議会が終わり、議会などの意見をもらう段階の最終段階で市民に意見をもらうのがほとんど。これを審議会途中でパブコメを取ることにしたとのことでした。
 これも新しい発想だと思います。


 いろんな地域から参加されていましたが、「地域を変えよう!」「地域を元気にしよう!」と常に考えてる方々ばかりとお見受けしました。
 嬉しいことに私の住む三田市の職員の方も3名参加されていていました。

 公務員が地域に飛び出すからこそ地域住民もその職員の方について行くことが出来ると思っています。職員の絶対数が減ってきている昨今、地域に飛び出す公務員は、「県民、市民や町民の笑顔が見たい」と思う気持ちで活動されている方がほとんどだと思います。

 会場で開催されたワールドカフェでは、自分が働いているところと住んでいるところが違う場合の「飛び出し方」が課題になるのではないか?と私自信感じました。地域と一口にいっても職場としての地域と住居の地域の二通りあるからです。
 公務員としての存在価値は、地域を引っ張ることができる能力が備わっていることですが、いざ自分の住む地域での関わりとなると少し遠目に見ている公務員の方々が多いような気がします。
 地縁団体の活動が希薄になってきている昨今、その「復活」は、意外や意外、地域に飛び出す公務員の皆様の活躍なのかも知れません。
 
 

第5回 三田のみらいを考える集い

2014年07月14日 | 活動報告
 昨日の講演会は、近畿経済産業局の高木英彦氏を講師に招き、50名近い参加者を得て終えることができました。
 高木氏から講演会の冒頭で「昨今、兵庫県である議員が政務活動費の使途を取り沙汰されたが、私は、本日仕事で来ている。謝金はいただいていない」「報告書には、少なくとも誰と会ったのかを書かなければ・・・」と言うと会場があっという間に高木講師のペースになったような気がしました。


 話は、近畿経済局での仕事に纏わることが前半までありましたが、ご自身の手がけた経済活性化の話とあって参加者は真剣に聞き入っていました。
 また、力説しておられたのは、地方のある一部の都市だけで考えるのではなく、例えば恐竜の化石で話題となった丹波市とその化石を磨いている三田市内にある人と自然の博物館との連携で儲けるようにするなど、これまで単独の市だけで考えていた観光ビジネスが、今や広域で取り組むことで連携した市に利益をもたらして来るとのことでした。
 この説には、観光分野だけではなく、下水道はもちろんのこと、病院やごみの処理など今後広域で考えることで互いの市にメリットがあるのは言うまでもありません。

 講演は、約70分間、その後参加者から出された「食」「教育環境」「文化」のテーマに分かれ、どのようにすれば、三田のためになるのかの話し合い(ワークショップ)が行われました。

 「食」のテーマでは、パテシエ・S・コヤマの集客力を活用し地場産野菜を上手く販売する方法はないものか?の議論。
 「教育環境」では、三田の農村部に都市部から小学生を受け入れするのと同時に外国語の先生を地域に招く。地域では畑や田んぼを活用し受け入れた児童に野菜などの育て方を伝授する。と言う内容。
 「文化」では、音楽に限らず、アートを含めて三田から文化を発信。例えば高槻市で開催されたジャズイベントや最近市内で活躍している新宮普氏の風のアートなどを活用し三田市内の交流人口につなげよう!
 と言う内容でした。


 議論する時間が短く、参加された皆様には、少し時間が少なかったのではないかと思います。

 昨日も書きましたが、三田のシティセールスは、まだ陽に当たっていない地域資源があると思います。阪神間から60分もかからずに来ることが出来る我がまち三田。アイディア次第では「儲かるビジネス」が展開できるのではないかと思います。
 

公共交通をまちづくりの中心に

2014年06月22日 | 活動報告
 昨日(21日・土)大阪梅田第3ビル内でNPO法人 持続可能なまちと交通をめざす再生塾主催のセミナーに参加しました。
 主催側の再生塾理事、ランニング・ファシリテーター(学識経験者、コンサルタント、行政専門職員)以外参加者は、38名でバス事業職員、鉄道職員、大学生、市会議員(今回は生駒市と三田市)、コンサルタント職員、旅行事業者職員、近畿運輸局職員、滋賀県、京都府、大阪市、神戸市、寝屋川市、高槻市職員が参加していました。

 再生塾の講義では、京都大学の土井勉教授から「まちづくりと交通政策総論」、続いて写真にあるように参加者38名が公共交通の問題認識を出し合いました。

 続いて、神戸大学の正司健一教授から「公共交通の経営」を

昼食を挟み午後からは、愛媛大学の松村暢彦教授より「交通政策とコミュニケーション」(モビリティ・マネジメント)について、さらに京都大学の中川大教授から「公共交通の活性化、再生の実践」と題した講義を受けました。

それぞれの講義を受ける中で、学習したことを記します。
・これから高齢化が高まる中、まちづくりにおける交通政策の重要性はますます高まるばかりであり、国でも地域公共交通を一つの成長産業とみなしてきていること。
・地域の公共交通を「赤字」と言うひとくくりで見るのではなく、まちづくり施策の別の観点からも支えることが大切(例えば、外出支援をおこなうことによる健康維持・医療費削減)
・地域の公共交通に関して行政は事業者任せにしているところが多いが、例えば路線バス撤退による見えない経費は膨大となるとの試算ができる。このことからもまちづくりにおける公共交通は、事業者だけの責任に留まらない。
・バスなどの赤字路線収支は、ほとんどの事業者が路線ごとの収支を正確に出せていない。国のキロ単価でざっくり出しているのが実情。
・まちを大きく造り変える意味でも地域公共交通の果たす役目は大きい。総合的な交通ビジョンを策定し持続可能なまちをめざす必要がある。

なお、参加者6班に分かれ1時間ほど持続可能な交通に関してワークショップを行いました。私の班では、バス事業者の運転手(乗務員)が集まらないのをどうすべきか。との議論になり、勤務拘束時間が長く、昼間のバス利用が少ない時間帯に乗務員の新たな働き方(魅力ある報酬)、地域でのボランティア(社会貢献)、バスイベントの開催などのアイディアが出されました。


さて、三田市の地域公共交通と言えば、JRの他、神戸電鉄、神姫バス、タクシーなどがあります。
今回のセミナーでも学びましたが、三田市の場合地域公共交通は、ほとんど事業者任せです。
電鉄とバスなどのアクセスの研究、乗車運賃の研究、実際に必要と感じる路線バスの運行、コミュニティバスなど、これらは、交通計画づくりの調査の中で検証できる内容ですし、持続したまちづくりを考える上で必要です。
衰退する公共交通の中にあって、そのまちで暮らす選択を住民は採りません。特に車が運転出来なくなった方は、利便性の高い都市部へ移住してしまします。そう考えるとまちづくりにおける交通政策は重要です。

私は、1期目に市の交通ビジョンが示せていないことを質問したことがありましたが、未だに交通計画は策定する動きがありません。
高齢化を迎えるなかで、市全体の交通のあり方について、ぼちぼちビジョンづくりに着手する必要があると思います。

また、今私が早急に検証してほしいのは、シビックゾーン(市役所、総合文化センター、福祉センター、郵便局、パスカル三田、三田警察など公共施設が集積したエリア)への公共交通のあり方です。このエリアへ市民が出かける際は、ほとんど自家用車に頼っているのが実情です。
自家用車で人の移動を確保するのではなく、市は公共交通での移動を真っ先に考えるべきだと思います。

17日 「わらじ(タウン)ミーティング」開催

2014年05月16日 | 活動報告
 17日の午後1時30分~約2時間「わらじ(タウン)ミーティング」を開催します。

 今回のテーマは、「三田市内の公共交通ネットワークを考えよう」です。
 ニュータウンは、鉄軌道あり、路線バスありで交通の利便性が高いと言われていますが、皆様が行きたいところに行けているのでしょうか。
 また、田畑の広がる郡部には、バス路線はありますが、利用人数が少なく、市の補助を受けてどうにか路線を確保している状況です。(別途コミュニティバス導入の指針あり)
 自家用車があるから公共交通は必要ありませんか?三田市は、都市部と郡部の持つ公共交通の両面の課題を抱えています。

 地域の公共交通は、まさに人の体で言うと血管みたいなもの。血管が詰まれば人の命も危うくなります。まちも活気づかなくなるのは当たり前です。
 公共交通は、まさに「まちの装置」。
 高齢化率が徐々に上がって来る三田市で高齢者の移動の確保は健康維持にもつながります。福祉施策としてだけではなく、三田市独自の健康施策や環境施策などまちづくりの施策の中心に据える必要があると思いますが、独りよがりの発想でしょうか。
 参加者の皆様と公共交通を全員で考え、今後の方向性を探りたいと思います。
 
 ○開催日時  平成26年5月17日(土) 午後1時30分~
 ○開催場所  ウッディタウン市民センター 2階 会議室  

 お申し込みの必要はありません。あなたのお越しをお待ちしています。