四季に暮らす

季節の着物、食卓、ベランダの植物たち
和と洋が仲良く並んでいるような衣食住の風景

ヨーロッパ鉄道旅行⑤北ドイツ

2015-05-13 | 旅行(*海外)

4/28(火)この日はゆっくり?7時起き sun

夜はまた、ハンブルク中央駅から夜行寝台列車CNL479(20:11発)に乗車予定なので、朝8時にチェックアウトした荷物は夜までホテルで預かってもらいます

その間《ハンブルク中央駅~ロストック~バートドーベラン~キュルンクスボァン・ヴェスト~スタッドミッテ~バートドーベラン~ロストック~ハンブルク中央駅》で日帰り旅行予定

上記の赤字↑で表示した往復区間を、モリー鉄道(http://www.molli-bahn.de/)のSLで往復します

森林の中も、広大な畑の中も走り抜ければ、このSLが通るのがやっと.. のような狭い道幅の石畳の街中をもゆっくり走ります
1886年開業、旧東ドイツにあったこの蒸気機関車は、100年以上住民の生活の足として存在していました
東西ドイツ統一後、車社会の到来により経営は悪化し廃止の危機にあったのですが、地元の人に根強く愛されていたこの列車は地元資本のモリー鉄道が引き継ぎ、存続されました

絶対に乗りたいと思いました!

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

朝のハンブルク中央駅


08:34発のREロストック行きに乗ろうと思います


駅の売店でコーヒーとサンドイッチを買っていつものように乗車
すっかり慣れてきました(^-^






不勉強な夫には、またこの日も列車内で予備知識をつけて貰います note
いつも通りのすべり出しです


ところが1時間半も行かない頃だったでしょうか?
列車は大きな衝撃音と共に急停車し、動かなくなりました
30分位そのままだったので、ホームに出ていた車掌さんに何事があったのか?質問しました
英語がわからない車掌さんだったみたいで、私の質問には「ʅ( ~⊖◝)ʃ」というリアクションが返ってきただけ。。
2階席の乗客は私たちだけです・・ちょっと不安。。
時々階下に降りて様子をうかがうことにしました

「赤ちゃんがバッグの上に放置されてるヽ(゚o゚;)ノ」・・と思ったら、人形でした(^-^;) 


さらに30分位経過した頃、ドイツ語だけで何やら車内放送が・・
2階席の窓からホームを見下ろしていると1階席の乗客は何やら大急ぎで降りています
ただならぬ気配を感じました(2階席には誰も説明に来ません)

「パパ、なんか乗り換えなきゃいけない気がするよ!急いで!!」

慌てて荷物をバッグに放り込んで私たちも降ります
他の乗客は階段を上って下りて隣のホームに移動して行っています
何?何?.. 誰か教えて! 取りあえず急いでついて行きますrun


一駅先の「Schwerin Hbf」でドイツ語アナウンスが流れると、またまたみんな次々に下車して階段を駆け下りていいき、一斉にまた別ホームの階段を駆け上ります
  
私の前を走るドイツ人男性に「Rostock?」と聞くと頷いてくれました
ついて行きます!run(↓ 左の赤いジャンバーの男性)


ホームには確かに列車が待っていたのですが、ホームにいる駅員さんが・・何ごとかドイツ語で説明しています
どうやらその列車には乗れないようです
ホームにあふれた人たちがまたどこかへ移動し始めました

さっきの赤いジャンバーの人の顔を見ます.. cat3 ← 迷子の子猫のつもり

「ついておいで」というようなゼスチャーをしてくれたので
「ありがとう!貴方についていきます(*^-^*)」と英語で答えました
ゆっくり前を歩いて下さいます・・ついて行きます!run


この男性upのお陰で、さらにもう一度階段を上り下りして別のホームでスタンバイしていたロストック行きREに乗り換えることができました
列車に乗ってもう一度、深いお礼の気持ちを伝えました
約1時間遅れですが、無事にロストックに到着


ここで乗り換える列車は、行き先のバートドーベランが終点ではないので、列車の行き先方面を確認したりまごまごしていたら、中学生くらいのドイツ人少年が「May I help you?」と声をかけてくれました
ロストックは優しい街ですね.. (✿◡‿◡ฺ)


12:06発のWismar行きに乗り込みます
牧草地が続き、畑でついばむツルの姿も見ました




着きましたあ~\(^o^)/バートドーベラン☆


 DBの駅の向かいにモリー鉄道の駅?や
 切符売り場があります
 平日昼のせいか観光客は少ないようですd(^-^)

symbol4 90分/往復30km 、SLの旅のはじまりsymbol4

客車を牽引する機関車がやってきて前に接続されました★
往路のキュルンクスボァンヴェスト行きは、機関車の顔は正面向きではなく客車向きに接続されます
*復路のバートドーベラン行きは、機関車の顔が正面を向きます!


(頭)機関車→数両編成の客車→食堂車→貨物車(尾)という編成

★さて、どの車両に乗ろうか?悩むところです・・


走行中は、客車間の別車両へは移動はできないようです...
客席の窓は開けられないので、先に食堂車に入り、客車と食堂車の間のこのデッキ部分に立ってdown45分をオープンエアで満喫することにしました(b^ー゚)★sun


食堂車には他にお客さんはいませんでした
夫はワイン、私はカフェラテを注文 &ヤケドしないように一気飲み♪





ここでまったりワインを飲みながら車窓を楽しみたい夫にはゆっくりしてもらうことにします(=置き去りにします(^。^))

途中駅、ハイリゲンダムは2007年に先進国首脳会議が開かれた地でもあり、リゾート地でもあるので乗客の乗り降りも多かったです
ここでは上下列車が交換し、2本のSL列車が並ぶので撮影も楽しいです♪♪


 



このあと、列車は草原の中を力走します!

私は、monkey に変身し、 片手でしっかりデッキのバーに掴まり、振り落とされないように気をつけながら、右に左に身を乗り出して、手に汗握りながら片手で写真を撮りまくり★

 

 

 


夫が食堂車から出て来て、客車へ移動
そのタイミングで客車内を撮影したのはこれ(^-^ 
夫はお行儀よく座っていました♪感心です down

 


シュタイルキュステ駅を過ぎて少し行ったところで、右手に数秒間バルト海が見えました

 

 

 


キュルンクスボァン・オスト駅を過ぎると、終点のキュルンクスボァン・ヴェスト駅はすぐです




キュルンクスボァン・ヴェスト駅に着きました!



14分という短い停車時間内に、給水作業がてきぱきと行われ、折り返しの(復路)バートドーベラン行きには、機関車の顔が前向きに接続されます

 

 


このままこの折り返し列車に乗車しますが、終点のバートドーベラン駅ではなく、一駅手前のスタッドミッテ駅で降りる予定

★どの車両に乗るかはもう決めています・・down ココ♪



他の鉄道が好きそうな外国人観光客の方は、最前車両かその前の食堂車に行かれたようです
この最後尾車両の乗客は、私たち2人だけでした!
今度は貨物車は接続されておらず、最後尾デッキからはそのまま風景が広がります
デッキと客車を出たり入ったり♪自由に使わせて頂きます(^^)/

あっ、忘れない内に・・これが往復で買ったチケット
13.5€/往復(*鉄道パスは使えません)down


風景は、私の真後ろへ吸い込まれて行き・・

 


汽笛と煙は、風に乗ってデッキにいる私のところに流れてきます!
ひゃっほーー\(^o^)/

 

 


客車に座ってゆっくり車窓を楽しみながらdown寛ぐ夫


あっ!2台のSLが列車交換するハイゲリンダム駅に着きます!
今度は、対向列車の顔が後ろ向きについています(^。^)


あっ!機関士さんだ!!


機関士さんがこっちを向いている時に、早く早く写真を撮ってぇ~!!


接続部分down


ハイリゲンダム駅&お向かいのモリーちゃん、さようなら(^o^)/~~

 



石畳の街、スタッドミッテに着きます!
いったんここで下車し、この街で行き交う上下線のSLを街道から眺めたり、お昼を食べて1時間程すごすことにします
15分後にキュルンクスボァンヴェスト行きのモリーを、1時間後にバートドーベラン行きのモリーを眺めることができます(夏時間)


 


来ました!キュルンクスボァンヴェスト行き(顔が後ろ向き)
この時間はたくさんのお客さんが乗るようですdown







次の、バートドーベラン行きまで45分
カフェに入り、サンドイッチ(←また(^-^;))とカプチーノ & toilet


お店のサンドイッチはとても美味しいのですが、モリーのことが気になって落ち着かず、1個のサンドイッチはテイクアウトしようと思い、店員さんに紙袋をもらいました!
何故か二人でクスクス笑い合う店員さん!
なんで?なんか、私、どこかヘンでした? (⊹❛‿❛⊹) ?

バートドーベラン行きのモリーちゃんが来るのを待ち構えます(^-^

あっ!来た!!

 

 


乗らなきゃ!(^。^)
最後尾車両のオープンデッキのバーを勝手に上げて、ひょいっっ・・と飛び乗りました
往復切符を途中下車して乗ってもいいのかわかりませんでしたが、咎められませんでした(良かったのでしょうか.. すみません... )


バートドーベラン駅に到着
すぐにまた機関車の付け替え作業・・
モリー鉄道の職員の皆さま、お世話になりありがとうございました
ものすごく楽しかったです!満喫しました\(^o^)/

 

 


さようなら、モリーちゃん(^o^)/~~~
貴女の魅力を堪能しました<(_ _)>
(*Mollig:ドイツ語で「ふっくらした女性」の意)


バートドーベラン駅からDBに乗り換えて、ロストックへ向かいます
楽しかった時間の余韻で、なんだかぼぉ~としてしまいました(^-^


ロストック中央駅には16時前に着きました
ハンブルク中央駅行きの列車(17:07発)にはまだ1時間あることを確認し、少し駅前を散歩してみることにしました

 


 駅前の八百屋さんで果物を買いました
 店主は台湾人女性で、
 「どこから?」と聞かれ、
 「日本の東京から」と答えるとマケてくれました!
 ハム・チーズ・サラダを売っているお店でも今日の食料を調達(^^)/
 数種類を一枚ずつ買うのに快く応じてくれました
 
無事にハンブルク行きの列車に乗り込んでほっと一息
スタッドミッテのカフェで包んでもらったサンドイッチをパクつきます


ハンブルク中央駅到着までは、2時間半弱
「ロストックの駅前の店々で買い物したのを食べちゃおうか?」とテーブルに広げてみます(^。^)






美味しそう♪
あっ.. 紙皿やフォークはスーツケースの中に入れていたことを思い出し
この夜乗車予定のCNL479(20:11発/ハンブルク中央駅→チューリッヒ中央駅)の夜行寝台列車の中で食べることにしました

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ハンブルク中央駅には定刻に到着
駅前のホテルのフロントで預かって貰っていたスーツケースを受取って、駅に戻り、電光掲示板と編成表のチェックなど・・

ハンブルク中央駅・・何度、乗り降りしたことか・・
ありがとう!そして.. さようなら.. (✿◡‿◡ฺ)

 

 


定刻に到着したCNL479に乗り込み、荷物整理をしたらさっそく宴会の準備 ?
部屋の設えは、②でご紹介したCNL486(ミュンヘン→ハンブルク)と全く同じ
すっかり慣れてきて手際も段取りも良くなってきました(^^)v
ベッドにバスタオルを敷いて、テーブルクロス代わりに♪

 


缶ビールを飲んだり、ウィスキーでハイボールを作って飲んだくれて..

この日ももちろん・・
バタンキュ~です (o◠ˆ◠✿) zzz
moon

明日の朝目覚めたら、そこはもうスイス flag6 だなんて......

チューリッヒ中央駅の到着予定時刻は、08:33の予定です...








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