彼女の人生と唄の一部始終をずっと見たのだが、改めて不世出の歌手だったことを認識しました。
千代子の歌唱に似た歌手は全くいない。独特の節回し、発声、それからステージでの振りが破綻なく完全な演出、演技の凄さ。
舟木一夫も言っていたが、頼りなげな発声でありながら危ういところを綱渡りのように完璧に押え、保っている。
そういえば、前日カラオケに参加したが、誰かが島倉千代子の歌を歌っていたんだ。I さんだったかな。
昔、私が大学に入ったぐらいの頃、友人Sが当時の神戸の聚楽館での島倉のリサイタルに行った話を聞いた。
そんなころ、私は歌謡曲というのは余り関心が無かったのだが、彼の熱のこもった話を覚えている。
千代子は、個人的にもいろいろ窮地を切り抜けてきた。
腕を大怪我したそうだ。観客の投げたテープが片目に当たって、失明寸前になった。
プロ野球選手との離婚、騙されて他人の保証をしたため大きい借金を背負った。
乳がんを患った。そんなでも、次々とヒットを出し、ひばりとともにコロンビアの稼ぎ頭を続けた。
75歳でなくなったが、逝去の3日前に病床で辞世のような曲「からたちの小径」を収録して残した。
人生いろいろという題名は、彼女の人生のまさに代名詞だったのだねえ。
北品川が彼女の生地、京浜急行の青物横丁駅の電車の着メロは人生いろいろが鳴るのだ。
昨年だったか、私あの駅に行ったことがある。品川神社もあった。
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