サービス業においては、良質な労働者が欠かせないのだが、募集しても人員を確保することが困難になってきている。
これは、大都会、繁華街で一層顕著なのだ。
私らが何の気なしに利用する食堂、居酒屋、レストランでは、中国人、韓国人のウエイトレスがたどたどしい日本語で注文を聞きに来ても、不思議ではない。これは、裏を返せば人手に不自由しているために違いないのである。
たとえば、大震災の復興の現場。土木作業員や建築の型枠・生コン、とび職なんかが払底する地域が多いらしい。
いろんなところで、いろんな職種の人材が、それこそ募集しても来てくれない。
青年の労働力が足りないみたいなのだ。
中小企業の工場にも人が来ない。
汚い、不安定な職場、長い労働時間や休日のない勤務は敬遠される。
コンビニなどは、店の数は随分増えて、業界はにぎわっているように見えるが、店員確保がとっても厳しいらしい。やむなく、店主の家族が長時間、あるいは深夜営業をカバーせねばならないようだ。
介護や高齢者ケアの世界も人手不足。
すでに我々の見聞する範囲での人手不足は相当目立つようになってきている。
若者に嫌われ、逃げられてゆく職場では、もう数年を経ずして労働力不足による倒産、廃業は顕著になってくるに違いない。
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