サンズ・トーク

佐倉市の道路元票

東京・日本橋にある道路元票は、先月、当ブログで紹介した。大阪まで550㌔などと表示してあるのだった。
http://blog.goo.ne.jp/san-gblog/e/9d0c46ed6e6f1be28a1ecca447a662a0

ところが、道路元票は、全国方々、沢山あることがわかった。
調べると、私の住まいする佐倉市にも、わが家からそんなに遠くないところに二つあることがわかったのだ。

その一 臼井町道路元票

元票の所在は、国道296号(成田街道)中宿交差点の角
余談だが、臼井には、臼井城という城跡がある。







説明文のある碑に記されているが、道路元票は、明治6年に設置が決められ、大正11年に設置場所や表示の規格などが指定されたとある。

ちなみに、明治、大正の頃は、佐倉市はまだ出来ておらず、昭和29年になって、佐倉町、臼井町、志津村など6町村が合併して佐倉市ができた。
従って、今ある元票は市になる前のもので、臼井町と表示されている。

なお、このあたりは、臼井宿という宿場町として栄えていたらしい。
元票の左横には、明治天皇が三里塚の種畜場に行幸される際、ここで昼餐をとられたという行在所の石柱が立っている。
三里塚といえば、成田空港建設の当時、国と空港反対派が血みどろの決戦をしたところではないか。
もちろん、臼井宿には、天皇の昼餐にふさわしい宿、本陣、または料理屋があったはずだが、いまではそれらしき構えのものは何一つ残っていない。

その二 志津村道路元票

志津村の元票は、同じ国道の井野というところ。酒のディスカウントショップ前の信号がある電柱の陰に石碑だけあった。


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