畑へ行くと、ひと通りの野菜が、暑さにうだって、げんなりしている。
キュウリ、茄子、トマトは完全に全盛時代を過ぎていて、もう撤去せねばならない。
ゴーヤの這い登っている棚は、台風にあおられて、半分倒れかかってしまった。
かぼちゃの蔓はもう最盛期を超えていて、枯れ始めているので、これを撤去するのがひと苦労なのだ。
そんな中で、一つ元気な野菜を発見した。
鷹の爪がひとり暑さのなかで、すこぶる元気に赤い爪を見せている。
こいつは辛い辛い。おお、辛い。
ひりひりする辛みは、漬物の味の補強に優れている。
鍋物の汁のポンズの隠し味に、私はぜひこれを使ってもらいたい。
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