わが国政府はこの件につき、終始曖昧、不明確な態度を取ってきたのは、衆知のとおり。
領海侵犯という国家主権の侵害事件なのに、私は納得いかない中途半端なことだと思っていた。
中国との間でもめているなら、その証拠ビデオによって、解決につながるのではないかとはがゆく思っていたところだ。
結局、予算委員会のメンバーのみに対して、ビデオのダイジェスト版を見せて、その他のものには非公開だった。
その直後、ユーチューブからセンゴク38という投稿者からの都合40分以上に及ぶ生々しい映像が、テレビを通じ、一斉に流れたのであった。
ユーチューブで流れなかったら、われわれ一般人は、リアルな事件の様子を知ることはできなかっただろう。
民主党の政権になってからというもの、小沢一郎氏、鳩山由紀夫氏が退陣。
それ以後、普天間基地の処置を巡る日米合意を遂行することが全く困難になってしまっている。
このような日米安保のすきま風の中で、中国漁船の尖閣諸島侵犯事件による中国との会談キャンセルなどによる急速な疎遠化、ロシア大統領の北方領土訪問事件など、主要国との外交面での関係悪化が顕著になってしまっている。
毎日のように、日本の国益を侵されるような案件が頻発して、菅総理は、自分としてどうするつもりなのか、歯切れの悪い対応が目だってしょうがない。
アメリカのオバマさんも中間選挙で、共和党に圧倒され、むこうもねじれてしまったようだ。
菅さんは、日本をどうやって防衛しようとするのか。
ぜひ、有言実行を現実化してもらいたいのである。
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