サンズ・トーク

ノーベル物理学賞に日本の3人

青色LEDの開発が評価されて、日本人の3人がノーベル物理学賞を受賞した。
実に喜ばしい。

赤崎 勇さん(85) 名城大 教授
中村 修二さん(60)カリフォルニア大学サンタバーバラ校 教授
天野 浩さん(54) 名古屋大学 教授


一昨年は、ノーベル医学・生理学賞にIPS細胞の研究で山中伸弥氏が受賞した。
そのときは、万能細胞というまさに画期的な研究についての受賞で、日本人にとって、大いに誇らしいことであった。

今回のLEDというのは、すでに照明として爆発的に広まっていることから、万人にとってその価値、評価がわかりやすい研究なのであった。
その技術の基本は、いろんな分野に広まっている。

日本の学者は、研究に開発費の調達など幾多の、多大なデメリットを克服して研究の成果を挙げておられる。
なのに、その研究成果は、所属する企業に恩恵をもたらしても、研究者には報償が約束されていないので、会社との間で訴訟するような事態もあったりする。
研究環境として、日本の現状はまだまだ弱いのである。

それから、中村教授の言によるが、日本は非常に優れた研究成果があっても、産業側がグローバルなセンスに乏しくて、その事業化の段階で海外企業に奪われてしまう例が非常に多いという憂慮があるようだ。

日本は現状、消費税増税とか、震災復興、原発再稼働問題、中韓との冷たい国交など、困惑する話題が多いけれど、このLED技術が日本人によって作られたということに、希望を持つこととしよう。

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「文化」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事