格差社会のほころびを、カネで解決して是正し、それが票にも繋がるという論理なのだ。
これでは、バラマキになって、財政は大変なことになる。
戦後の世の中の、うつりかわりを考えてみよう。
核家族化が進んだ。そのうえ、少子化だ。お母さんが、子の教育に一生懸命になった。
お父さんは、仕事が忙しくて、子の教育は妻まかせ。
お母さんは、どうしてもわが子をかばう。面倒を見る。保護する。
子供は、お蚕のようにおくるみに包まれて過保護に育つ。
こうして、親に頼りきりのもやしっ子ができるのである。
主体性や自主性に乏しい人が増えてくるのである。
ツバメの巣。親鳥が餌を咥えて戻ってくると、一斉に口を開いて餌をねだる。
今の世の中、他力本願の花盛りなのだ。
自分のことは、自分で落とし前をつける。
競争で落伍せぬように、必死に努力する。力をつける。工夫する。
是非、このような家庭教育を、学校教育を、社会教育を、育てなくてはならない。
太平洋戦争、敗戦の廃墟のなかから、立ち上がった世代は、頼るべきなにものもなく、徒手空拳で這い上がってきた。私は、そういう親達の必死さを見て育ってきたのだ。
今、世の中は、団塊の世代のジュニアが現役になっている。
過保護世代というべきか、親に依存して大きくなった人たちである。
だけどこの際、自分で自分の人生に責任を持つ、このことが世の中で身を立ててゆくのに最も大事なことである。そういう根性を持とう。
賢明な今の若者たちよ、私の言っていること、判るはずだ。
身をたてるのに、もっとしゃかりきになろう。
郵政民営化がすっかりおかしくなっている。
天下り容認人事が肯定された。
簡保の宿の一括売却策が不透明だと言っている。
過去の筋書きを非難するばかりで、現在も続く赤字経営をどう改善するのか。
非正社員を、大量に正社員にするといっている。
政府が、そういう雇用をするつもりなのか。
どんな裏づけがあって、郵政の固定費の増加を賄う決断をするのか。
こんなことこそ、まるで親方日の丸、自力救済にならないやり方。
そんなの、やめてくれ。
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