今年は、千葉で国体が開催され、天皇皇后両陛下は、幕張のマリンスタジアムでの開会式にご出席されたあと、JRのお召し列車で勝浦まで足を伸ばされた。県内各所をご訪問ののち、9月27日には大山千枚田を視察された。
大山千枚田は、棚田百選のなかでも東京から最も近い棚田とされ、標高差50メートルの間に375枚の不定形の田が作られている。
殆どが農機を使えない狭い、いろいろの形の田である。
代掻き、田植え、草取り、刈りいれと人力が必要で、そのうえ田を囲う法面の面積が大きくて、草刈りの手間がかかる。
当地でも、農家の高齢化や後継者難の現実があるが、何年も前から棚田保存会ができて、オーナー制度をやっている。
都会と農村の交流として、都会の人に棚田のオーナーになってもらい、棚田の稲作を体験したり、収穫祭や収穫物の分配などを楽しんでもらうような活動が続いている。
この写真は、9月中旬、刈りいれが始まった大山千枚田。
(鴨川グランドホテルよりの提供)
鴨川グランドホテルは棚田オーナーとなり、ホテルの会員クラブに呼びかけて、田んぼ体験をやってもらっている。
都会の人々は、大人も子供も自然とふれあい、農作業とむきあい、達成感とか、さわやかな汗に喜びを感じるということなのである。
私も、家庭菜園が趣味で、畑では野菜などいろいろやっているが、田んぼというのはやったことがなく、面白そうだなと思っているのです。
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