日本はとにかく、古くからの歴史がある。
神話の言い伝えはあるけれど、昔は文字がなかった。
文字がなければ、文字以前の歴史は、言い伝え（伝承）に頼るしかない。
日本としての、文字による公式記録は、古事記・日本書紀が最も古いといわれている。
古事記は、天武天皇の時代の712年、日本書紀は720年に完成した。
日本の建国はというと、神武天皇が初代の天皇に即位したということから始まっている。
神武から天武天皇の時代までは、すごい年月が経過している。
そんな、はるかな昔の、暦法も異なる昔々の天皇の即位の日。
まあ、神話、おとぎ話としか言いようのない建国記念の日なのです。
これが、外国ならば、具体的な事件のあった時を基準として、独立記念日とする例が多い。
わが国では、大東亜戦争の頃までは、紀元節の歌が歌われていました。
♬ 雲にそびゆる高千穂の 高嶺おろしに草も木も
なびき臥しけん大御世を 祝う今日こそ楽しけれ ♬
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