鮎毛バリ釣りと金沢サクラマス情報その2

金澤孔雀鮎毛バリ本舗 「けばりや中山」
加賀伝統工芸研究所 ・毛バリ部門

*2009.11.7落ち鮎は大野野庄用水に大量に流れ落ち卵を生めず

2009-11-08 00:02:00 | ノンジャンル
 
2009.11.7
金沢武家屋敷を流れる大野庄用水に大量の落ち鮎が現れた。

2009年11月7日(土) 晴れ
北國新聞の朝刊に
金沢武家屋敷の間を流れる大野庄用水に
大量の鮎が泳いでいるのが見つかったと
写真入りで掲載されました。

→8日に見学、鮎いなかった。


大野庄用水の犀川からの取水口は、
桜橋上流右岸の可動堰の堰の10mほど上流。

桜橋上流の可動堰の水が流れ落ちる場所が2箇所ある。
1.犀川右岸大野庄用水の取水口
  鮎が下流に落ち鮎として犀川を下る場合は、
  大野庄用水の取水口にほとんど流れ落ちる。
  流量のほとんどが大野庄用水に流れる取水口が
  堰の底の高さより50センチメートルほどの高さから
  可動堰の高さ3メートルまで幅10メートル。
  取水口と用水に1メートルほどの段差があり、
  用水に流れた魚は犀川に戻れない。
  犀川の魚も水中のゴミも木曳川ほとんど流れる。

  桜橋上流可動堰の底は、年中腐敗した泥。冬でも泥。
  岩、砂も見えず、ヘドロ。臭い
  昭和30年代に作った。
  維持費莫大。
  大野生用の取水口。長町武家屋に流れる用水は臭い。
  綺麗な水を流す。
  取水口を200m上流に移動させれば、維持秘がほとんどいらない。
  対岸の犀川荘に前にある泉用水取水口と同じもがあれば十分。管理費いらい。
  泉用水の流量は、大野生用水の倍近く。
  街の真ん中に何の意味もない稼動堰はいらない。

  法島堰堤は、砂で埋まり、2008年7月26日に浅野川が氾濫した時、後2センチ水量が増えていたら左岸右岸の堤防から水が溢れて菊川片町竪町が水没していた。
急遽、法島堰堤撤去の準備を進めている。

街の中に砂防堰堤作ってどうする。
溢れたら人災。


  春、サクラマスを釣りに可動堰の水に中へ入った県外の
  釣り人は、腰あたりの深さで足が抜けなっくなった。
  翌日、可動堰が倒されて、へ泥を下流に流した。

  可動堰の底は酸素が欠乏して魚はいない。
  可動堰の底には、水生昆虫、川海老などもいません。
  街の真中に、可動堰は要るのか?
  取水口を200m上流に設置したら、可動堰要らない。

  川底が50センチメートル以上の深さの所があると
  危険だという理由で犀川、浅野川の淵が全部重機で
  埋められた。

  可動堰のは水深4メートルはある。何かヘン。


2.犀川左岸の魚道、上りきった所
  一方、犀川下流に流れ、下流の産卵場にたどりつく
  魚道に下るルートの流れ込み口は幅3メートルほど、
  それも、水面から50センチメートル下まで。
  殆んど鮎は上流から犀川下流の産卵場所には行けない。


ヤマメ・イワナの解禁の時との類似点

☆毎年3月1日のヤマメ・イワナの解禁直前に
 放流したヤマメが犀川の桜橋上流の可動堰堤より上流で
 釣れません。
 ヤマメが釣れるのは、桜橋と可動堰の下だけです。
 可動堰より上流で放流した、ヤマメは殆んど釣れません。
 夜、養殖池より川の水温が低くて放流したヤマメが
 下流に流れてしまいます。
 一旦用水に流れた魚は、用水の段差のある滝で
 再び川へ戻ることはありません。
聞書き
 大野庄用水が流れ込む木曳川の下流に
 2月末から3月にヤマメがが突然現れる。
 どっから来たんかね。
 生活ゴミもいっぱい流れてくる。
聞書き終り

という事と、何か関係があるのでしょうか。


大野庄用水の取水口が上流、
犀川荘前左岸の水門と同じ位置にずれると、
綺麗な水が武家屋敷の用水に流れることになり、
武家屋敷の中に流れ庭の池にも、魚が泳げるようになる。
取水口の水門も小さいもので済み、
管理も経費も安くなるかもしれない。

犀川右岸の大野庄用水取り入れの為の
なんとこんなに大きい可動堰と

在来魚が昇れない魚道、
落ち鮎が下流に下れないで、殆んど大野庄用水に流れていく
大野庄用水は、堀川のドントで、
市内を流れる2つの用水が合流して木曳川に流れています。


犀川左岸の泉用水と用水の取入れ口(のところ)
こんな小さい水門が、↑の水門と殆んど同じ役割
流れ込む水量は、こちらの方が断然多い

 

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落ち鮎を瀬釣りで釣る2009年11月.1日金沢犀川鮎毛バリ釣り釣果情報追加64匹釣れた

2009-11-04 17:34:00 | 年月別鮎毛バリ名入り鮎釣果関連情報
落鮎釣り 
2009年11月1日 金沢犀川鮎毛バリ釣り釣果情報追加64匹釣れた

2009年11月1日(日) 晴れのち午後冷たい雨

金沢犀川鮎毛バリ釣り釣果情報の追加

犀川下流期間限定禁漁区解禁

K師の釣果

早朝から9時頃まで

釣果  64匹
   雄 6匹
   雌58匹

鮎毛バリ えりこく中銀○○

雄を集めています?

どうして雄?

鮎雄の「白子のうるか」を作ります。

作り方
 鮎雄の白子を取り出して、ビンに入れ、
 塩漬けにして冷蔵庫に保存します。

食べ方
 食べる1週間前から、保存した白子に
 酒を入れて塩を抜く。
 お酒は定期的に交換する。
 すると、1週間後くらいに塩が抜けて食べごろになる。

お正月に食べる予定。

雄鮎の身は、粕漬けにして食べます。

K師の年間釣果
今年の鮎毛バリ釣りの釣果は、1900匹を越えた。
一昨年の釣果は、2700匹。
全て金沢犀川だけで釣っています。
移動は、自転車のみ。
 

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*2009.11.3観察、落ち鮎にもいろいろあるみたいです.教科書には書いてない

2009-11-03 11:25:00 | 鮎毛バリ別使用法と釣り用語解説
 
2009.11.3 観察、落ち鮎にもいろいろあるみたいです。
     教科書には書いてない

2009年11月3日(火・祝日)
冷たい雨
最低気温3.9度
最高気温7.6度


金沢犀川
二級河川
鮎が遡上できるのは、20キロメートル未満の中小河川。
魚道は、鱒用。
堰堤の上流は、土砂で埋っています。

観察
落ち鮎にもいろいろあるみたいです。

落鮎
○流れのある流芯の上部を1匹で
 上流を向いて流れていく黒い鮎
○流れのある流芯の上部を1匹で
 下流上流を向いて流れていく黒い鮎
○流れの緩い瀬脇、川の底を集団20匹ぐらいで
 下流を向いて泳いでいく俊敏な鮎。コメス。

落ちない鮎
○上流で川の瀬で黒い石をキラキラ舐めている鮎。
 橋の上から見ていてまだ泳いでいる雄鮎。コメス。

○10センチほどの浅瀬の流れのある瀬脇ので
 集団で石を舐めている鮎。
 小さいが白くで動きが俊敏。
 集団で動いているのか、1ヶ所に留まることはない。
 場所を頻繁に移動している。
 周回しているのか、時間が経つと再び現れる。
 雄でも錆びていない。コメス。

○下流、1メートルぐらいの少し流れのある所にいる鮎は、
 瀬わきの草などの影で時々跳ねている。
 跳ねているしたには、川底に大きい鮎の陰が見える。
 早朝釣れる。

○鯔、鮭、鯉が流れの中央をいったりきたりしている。
 逃げ惑う元気な鮎。
○鯔は、鮎を食べている、鮎は散ってしまう。
○鯉は、動きの鈍くなり、黒い体に白い斑点が入った鮎を
 口に含んだり、吐いたりして遊んでいる。
○鮎毛バリを吸い込んで、折っていく。
 

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*2009.11.1金沢犀川アユ毛バリ釣り釣果情報落ちアユがまだ落ちてこない

2009-11-02 01:30:00 | 鮎毛バリ別使用法と釣り用語解説
 
2009.11.1 金沢犀川アユ毛バリ釣り釣果情報
     落ちアユがまだ落ちてこない

2009年11月1日(日)
午前中晴れ
午後雷雨


金沢犀川下流


上空にシベリアから寒気が降りてくるというので、
朝から午前中いっぱいアユ毛バリ釣り。

先輩3人が先に来ていらっしゃいました。
順調に釣果があるということで、竿をだしました。

いあや、下流にはまだコメスと錆びた雄が
真黒に群れていました。
浅瀬にコメスがわんさか泳いでいる。

1メートルほどの深さの川の対岸の際で
跳んでいる所で釣れていました。

コメスが混じるので、いい釣りになります。
やっぱり早朝から釣れています。
今年は、暖かいのか、水温が高いのか。


今年は、まだ気温も高いので、日中より早朝が
釣れるみたいです。

去年は、寒くて日中の方が釣れたのに。

今日の釣果
どんどん、鮎毛バリを交換して釣れるかテストしています。
交換してもほとんどあたりがない。

雄1匹
と・・鮭が大事な来年用のテスト毛バリを銜えてしまった。


毛バリがスーット何時もと違う引きをするから、
ゆっくり竿をたたんで近づけてみると
50センチほどの小さい鮭が鮎毛バリを銜えていた。

あじゃ、返してくれないかなと願って、
水中を手前まで寄せてきました。
鮭が反転して上流に行ってしまいました。
毛バリは無事だったのか、仕掛けを手元に
引き上げてみたら、毛バリの先がポキンと折れていました。

仕掛けは無事、竿も折れなかったからそれでいいか。
何時もは仕掛けごと盗られる。

先輩方は、今日も調子良く次々と釣らておりました。

2時間で8匹
3時間で12匹

毛バリの選択が合えば釣れます。

見学者
先輩方が次から次と来られて話が弾みます。
釣れた話で聞き入ってしまいます。

空模様
10時頃に急に黒い雲が西の方からやってきました。
早々、竿をたたんで帰りました。
帰りの途中に案の定、雨がぽつり、ぽつり。

次回の釣りは、上流のアユが一斉に降りてくるので
楽しみです。

上流にアユが石を舐めた石が沢山あります。

まだまだ釣れる、鮎毛バリ釣り。
ボウズの日が殆んど、釣れる日もある。
納竿したら来年の解禁日まで釣れない。

アユがまだキラキラしているうちは、納竿しない。

落ち鮎で釣れる毛バリの効能
落ちアユの釣れない時に釣れる毛バリは、
解禁に束釣りできる。
来年の7月下旬8月の釣れない時にもよく釣れる毛バリが
事前に大体判ります。

北陸の寒い所でもまだまだ納竿は当分先です。
釣れても釣れなくても。

落ち鮎が、どうしても釣れないときは、
全部赤い「赤三光」などで釣れます。
殆んど売っていません。
 

 
緊急の「赤三光」の代替品の作り方
○使わない毛バリか、毛が切れて使えない毛バリに
 裁縫箱の赤い糸をぐるぐる巻いて釣ってみると釣れます。

○擬似鮎毛バリで練習
「サヨリ」バリなどの赤い小針の「反し」折って、
 針に赤い糸を巻いて代用してもいいです。
 ツノ、みの毛がないと釣果は落ちますが
 釣れる可能性があります。

○「戦後、羽根が手には入らなかった時には、
 古い着物から糸を抜いて毛バリを巻いて売っていた」
 昭和33年発刊の本に書いてありました。
 金沢経済大学 中田教授著

糸を巻いて鮎毛バリを巻いていた時代もあったようです。

自作で実験中
今年毛バリ釣りを始めた若い人は、
釣れると聞いた鮎毛バリが、1本1000円程もする。
その都度購入していたら、お金がいくらあっても
足りない。という。
それで、情報に惑わされているより、
自分で赤青黄黒の4色の糸をさびきの針に巻いて
釣り実験してみているという。
釣れたかどうかはまだ聞いていない。
せっせと実験して、楽しんでいるみたいですよ。
 

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アユを呼び戻した「手取川」

2009-11-01 11:09:00 | 「魚道」と「河川整備」の問題点と対策案
アユを呼び戻した「手取川」
手取川は、平成5年に
手取川の白濁で鮎の平均釣果0匹でした。


その原因かは判りませんが、
手取川の源流沢で、土石流が発生しました。
白山登山道の出発点、別当出会から最初に渡る吊り橋も
落ちてしまいました。
白山の登山道になっている砂防新道の砂防が崩れて
手取川ダムの水が、火山灰土で白濁してしまいました。

砂防ダムの監視カメラの映像が
何度もテレビ放送されました。
ダムの水にさらに打撃を与えたのは、
2004年土石流で破壊された別当出会の吊り橋

写真は、北國新聞より

○白濁した手取川の水を飲料水にするために使われた薬剤
県の水道水の浄水場の沈殿池で使われた
1年間の白濁沈殿薬品代金が約8000万円だった。
最低10年間は、手取川の水が白濁していたので、
8億円が県税で支払われた。

手取川ダムの吐き水の真下に、
石川県の浄水場の取水口があります。
 
沈殿された泥は産業廃棄物です。
産業廃棄物の上澄液を飲料水として
飲まされていました。

土石流後、手取川から鮎の姿が消えてしまいました。
平成15年まで10年間、手取川ダムに沈殿した
火山灰土を排出ぜず、白濁したダムの底水を
少しずつ流し続けて、鮎師から×印を出されました。

ダムの白濁した底水を積極的に排出作業が行われました。

ダムの底水を流し終えた後、鮎が増え始めました。
遡上鮎を増やす産卵場所を整備する事業にも取組み、
試行錯誤の結果、鮎が遡上するようになりました。
今年は、天然遡上の鮎が300万匹遡上しました。
全国から鮎釣りに来られました。

漁協や釣師の協力で、鮎が手取川に戻ってきました。
釣師も戻ってきました。

しかし、2009年7月豪雨があり、
またもや火山灰土が、手取川ダムに入りました。
手取川ダム、手取川第2ダムから白濁した水を
吐き水から増水し流し続けて、
8月20日頃まで流し続けました。

水が澄んでから、20センチメートルを超える鮎が
釣れ続けました。
以前ならば、数年かかる廃土作業を2ヶ月で終了しました。

鮎は、綺麗な川に優先的に遡上してきます。
増水の度に海に流された鮎は、
水が早く澄む河川に遡上します。

澄んだ水が流れる川にする事で、鮎が川に戻ってきます。

「町おこし」

鮎を釣る
鮎が川にいなければ、鮎は釣れません。
鮎が沢山遡上すると、全国から鮎を求めて
釣り人が集まります。

鮎は、今は無視されている里川に生息しています。
里川にある中産間地は、国土の8割です。
知り合いが、中産間地が疲弊していると言っていました。

中小河川でも、鮎が遡上して鮎が釣れます。

平成5年以後
アユが釣れなくて、困っていた時に
高橋博士の講演会に参加したした漁協の関係者が、
講演会が終った後に、急遽、博士を自動車に乗せて
懇願して手取川を案内しました。

疲弊した川を元に戻すのには、時間もお金も掛かります。
しかし、素人が0(ゼロ)から考えていては遅すぎます。

即、行動。
博士を現場に案内して意見を求めた。
講演した内容が、高知県の河川であったが、
気候の異なる北陸で成功するかは、
やってみないと分からない。

即実行
産卵場を複数条件を違えて作成しても、
成功するとは限らない。
成功するかしないかは、実験しないと分からない。

さまざまな条件の下で、失敗を繰り返すことで模索する。
方針に沿って実行するのは、地元の人。

地元のやり方と専門化の意見の融合で、
新しい方法が確立される。

ダムから流れる水の問題もある。

ダム管理者は、漁協の意見は無視する。
科学的な根拠がない限り、無駄なお金は使わない。

しかし、博士の意見には、耳を貸す場合もある。

最先端のアユが育つ河川整備を指導して頂ければ、
アユが河川に戻ってくるかもしれない。

博士の書いた本

○「ここまでわかったアユの本」
著 者 :高橋勇夫(たかはし いさお) 農学博士
     東 健作(あずま けんさく) 農学博士
○最新刊
テンネンアユガソダツカワ
「天然アユが育つ川」

高橋 勇夫【著】
築地書館 (2009/08/15 出版)


川に鮎がたくさんいたのは、ほんの数十年前のことです。
川に生活ゴミを捨てなくなり、下水処理施設が完備され、河川整備が進み安全に暮せるようになって川に鮎や鮴がいなくなりました。

数十年で壊した川を元に戻すには数十年かかります。
元に戻す行動は、少しづつ始めないと元にもどりません。
できることから始めましょう。
次の年代の人は、川に魚がいない今しかしりませんので、
元に戻すことは困難です。

自然の循環を大きな流れでとらえて、支障になる事を減らしていきましょう。


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