鮎毛バリ釣りと金沢サクラマス情報その2

金澤孔雀鮎毛バリ本舗 「けばりや中山」
加賀伝統工芸研究所 ・毛バリ部門

大往生 鮎毛バリ釣り人の滋じいちゃんの思い出

2020-09-11 07:02:00 | 年月別鮎毛バリ名入り鮎釣果関連情報
大往生

 2020年8月中旬に1人の鮎毛バリの釣り人が亡くなりました。

 享年94歳

 亡くなる2日か3日前に、金沢犀川河畔で鮎毛バリをされておりました。

 2020年8月5日

 電話で、「中山さん、私の隣で鮎をたくさんつる増〇さん鮎毛バリがどうしても、

 見つからん。また、2本ほで、サクマという鮎毛バリを至作ってもらえんかね」

 注文を受けて、早速2本だけ作成。金玉を乾かした。

 後日8月8日ごろに犀川上菊橋の上流の釣り場でお渡しした 。

 「これでいいですか?山〇さん」

 「これやこれや。これで、釣れる。これで、また、増〇と同じ条件で鮎が釣れる。

  まだまだ、20歳も年下の若もんに釣果でまけとられん」

・・・

 夜明け前に、自家用車に折り畳み自転車を積みこみ。

 20分走行。犀川河畔の無料駐車場到着。降りたたみ自転車を組み立てて、

 河川敷を10分走る。場所取りである。

 これから2時間。94歳の太公望は、真横に陣取る増〇さんに1匹で多く釣ってみたい。

 これで、増〇さんの横に座り4年近く

 毎朝の日課。

 6月16日から約2か月

 恒例行事

 家の年間行事予定表の5か年計画に書きこんである目標


 さて釣れるでしょうか?


 大額町の山さんが釣り場にあらわれなくなって、1週間。

 滋のじいさん

 新聞のおくやみらんに 名前あった


 大往生 

  「・・・夕方、それを知った、後輩全員が合唱」


  滋さんの弔い釣りだ


 誰も鮎釣れるかい

  手が震えて 

  竿先震える竿に、鮎がかかり過ぎて、


  おくやみどころか

  釣り人。いれがかりのお祭り騒ぎ


滋大先輩も、横で 見て言いたのか
もしれない


ありがとうございました。

   
コメント
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