鮎毛バリ釣りと金沢サクラマス情報その2

金澤孔雀鮎毛バリ本舗 「けばりや中山」
加賀伝統工芸研究所 ・毛バリ部門

釣れる真鍮鮎毛バリ片天秤黒ビーズ

2012-04-08 18:56:00 | 年月別鮎毛バリ名入り鮎釣果関連情報
 
見える鮎を釣る為の
 市販鮎天秤仕掛の改良実験


釣れる真鍮鮎毛バリ片天秤黒ビーズ

真鍮鮎毛バリ片天秤(市販品)関東仕様

問題点
 「真鍮鮎毛バリ片天秤ビーズ赤」

  「写真全体図」

 日中、「真鍮鮎毛バリ片天秤ビーズ赤」を

 水中入れると見える鮎が散る

 釣る鮎が天秤の近くにこないと

 釣りにならない

改良実験
 赤ビーズを油性マジックで黒く塗るとどうなるか
 ×「赤ビーズ写真」


   ↓ 黒マジックで塗る
 ◎「黒ビーズ写真」

実験
 真鍮鮎毛バリ片天秤赤ビーズ
 「赤ビーズ写真」

 日中、見える鮎の群れに入れると
 鮎が散っていなくなった

 真鍮鮎毛バリ片天秤黒ビーズ
 ◎「黒ビーズ写真」

 真鍮鮎毛バリ片天秤黒ビーズは、

 日中、見える鮎の群れに水に入れても

 鮎が散らなかった。

 天秤の周りを鮎が泳いでいるのが見えた


考察(参考資料1;に色による実験試料あり(
 ビーズの色を赤から→黒にすると

 見える鮎が散らない。

 天秤の周りに鮎が泳いでいた。

 これで、毛バリで釣れるか実験できる。clap
  ↓
釣り実験
  2011年8月~10月末まで

  改良鮎バリ片天秤黒ビーズ仕様で


  見える「落ち鮎」が「日中」釣れ続けた



問題点
 黒マジックを頻繁に塗らないと剥げる
 どうしようか。

投稿者:通りすがり2012/2/22 14:17
お早うございます。
《黒マジックを頻繁に塗らないと剥げる どうしようか。》
→自動車の補修用ペンキ(タッチアップペン)を塗るのは、どうでしょうか。

管理人
面白い案です。
黒ペンキ実験やってみます。
提案ありがとうございます。



参考資料1
 文献  廃版でした。
 書名 アユの生態
     中公新書505
 発行書 中央公論社
 著者  小山長雄
     信州大学教授
 発行  昭和53年5月25日

故・小山教授は、長良川河口堰の魚道設計に
関わられました。
鮎の生態から魚道や河川の基本設計を造られている先駆者。

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コメント (1)
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ダムができてから50年間濁り続けている河川への提言

2012-04-08 01:24:00 | 「魚道」と「河川整備」の問題点と対策案
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第1章 天然アユを増やす意味

6頁ー7頁
(抜粋)

発電用のダムを抱えたA河川の漁協には、
発電事業者と交わした漁業報償に関する契約が残っている。
それには、補償金を受け取ることと引き替えに
「今後のどのような問題が生じても補償金を要求しない」
という意味の記述がある。

補償金を支払えば、特段の環境対策が
必要とは考えていなかった当時の開発側の意識である。



A河川はダムが造られてから現在にいたる50年間もの
期間のなかで、濁りの長期化など様々な環境問題が起きたが、
ごく最近までそれに対する手がつけられなかった。

環境悪化に歯止めがかからなかったことで、流域住民は、
生態系のサービス(自然の恵み:きれいな水、天然鮎etc)を
十分受けることができなくなっているためである。
漁協が受ける被害と思っているうちに、
実は住民全体が被害を受けていたのである。


河川の荒廃として、生態系のサービス低下が
顕著化すると同時に、市民が川を自分たちの共有財産として
意識し始めた今、環境との調和を図る施策は、
もはや避けて通れなくなっている。



参照
書名 「アユを育てる川仕事」


著者 古川彰・高橋勇夫
初版 2010年6月1日
発行所 築地書館



☆☆上記記事とは関係ありませんが。
参考例
例 40年前にできたダムだと、こんな河川もある。
昭和54年~現在まで濁りが流されている河川
   
そんな河川が・・・
PDFで探すと

手取川水系の流域及び河川の概要
平成16年5月
国土交通省河川局
6-2河川水質
手取川の水質は全国の一級河川の清流ベスト10
(平成12年)に入っている。
参照40頁

他の1級河川はもっと汚いの?


例「発電事業者と交わした漁業報償に関する契約」を
 探してみた。
第9回FNSドキュメンタリー大賞ノミネート作品
『清流が戻る日 ~20世紀 手取川の風景~』
 (制作 石川テレビ)
『清流が戻る日 ~20世紀 手取川の風景~』 「新規ウィンドウで開く」のアイコン

さがせば身近ににたような事例ありますね。(^O^)

考察
国のお金で電源○○が当時の最高の技術で完成させたダム。

払い下げられた管理会社にとって、「想定外」の濁り。

マニュアルどうりに運用してきただけ。

どこにもでもある「想定外」。


◎50年かけて壊した環境は、

50年以上時間をかけないと元に戻らない。

1回で100満点の対策なんてありえない。

完璧はありえない。

「未完」だからまた工夫していくのが日本流

たりない所を、そのつど補って繰り返し

工夫してください。




☆☆少しづつ、できる範囲でゆっくりと試行錯誤して、

失敗しながら

これからの清流にしてください。

孫の代に清流が戻ってくればいい。

 



(抜粋)

発電用のダムを抱えたA河川の漁協には、発電事業者と交わした漁業報償に関する契約が残っている。それには、補償金を受け取ることと引き替えに「今後のどのような問題が生じても補償金を要求しない」という意味の記述がある。

補償金を支払えば、特段の環境対策が必要とは考えていなかった当時の開発側の意識である。


A河川はダムが造られてから現在にいたる50年間もの期間のなかで、濁りの長期化など様々な環境問題が起きたが、ごく最近までそれに対する手がつけられなかった。

環境悪化に歯止めがかからなかったことで、流域住民は、生態系のサービス(自然の恵み:きれいな水、天然鮎etc)を十分受けることができなくなっているためである。漁協が受ける被害と思っているうちに、実は住民全体が被害を受けていたのである。
 

河川の荒廃として、生態系のサービス低下が顕著化すると同時に、市民が川を自分たちの共有財産として意識し始めた今、環境との調和を図る施策は、もはや避けて通れなくなっている。


考察1
○○電源開発が造ったダムを電力会社が払い下げられて運用中に、環境問題がおきてもどうにもできない。

せめて、A河川に住んでいて電力会社の幹部になった方が疑問を感じてほしい。




コメント
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