我家のワン達~サクムク日記

さくらとムックンの日記です

コンピュータって・・・?

2007-03-13 06:40:01 | Weblog
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今度の18日の日曜日は千葉わんの里親会です。
会場などはこちらでご案内しております。
みなさま、お越し下さいね。
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私が初めてコンピュータを操作したのが30年前。
キットの“マイコン”を組み立て、マシン語とアセンブラに触れたのが28年前。
NECのPC-9801Eを購入したのが23~24年前だったと思いますが、当時は「GB(ギガバイト)のHDD」は個人では想像もつかない容量で、50MB(メガバイト)のHDDが「大容量」の世界でした。
50MBの容量は、今では一眼レフタイプ・デジカメの10コマ分もないと思います。
凄い世界ですね。

ところで、PCは家電に近付きつつありますね。
考えてみると、我が家の買い物も、かなりの物をインターネット経由で購入しています。
最近は、何かの買い物をするときはネットで価格を調べ、出かけて購入するか、ネット上の店舗で購入するかを検討してから買い物をすることが多くなりました。
購入を希望するHDD(ハードディスク)の価格を比較したところ、近くのPC専門店で購入した方が安いことが判ったので、土曜日に買いに行きました。
パケット料金を考慮しなければ、今は携帯電話でのネット接続がかなり容易となりましたが、視認性や一覧性、通信の安定性では圧倒的にPCが有利ですね。
インターネットを利用した情報の活用についてもそうで、最近は「パブリックコメント」なんて表現で政策や、行政の施策に対する意見を募集していますが、これなんか見ていると「PCを持たなかったり、利用が不得意な者は意見を述べることも出来ない」ことになりつつあります。
これはチョットやり過ぎと思うものの、千葉わんの活動も、今ではインターネットなしでは大変なところもありますよね。

最近は“ Digital Divide (デジタル デバイド)”なんて嫌な言葉を読んだり聞いたりすることもあります。
考え方によっては、先の「パブリックコメント」だって、デジタルデバイドの発現と見ることも出来るかもしれません。
もちろん、「紙」でのパブリックコメントを募集し、受け付けていることもありますが、パブリックコメントを募集していること自体が、余程の関心を持つ方でないと分かりませんよね。

でも、時々思うのですが、PCを使おうがインターネットやデジタル情報機材を活用しようが、凄い性能のデジカメや電気自動車に乗ろうが、それらが本当に豊かな人間性を育んだり、どこかにゆったりとした生活を営むにどれ程の助けとなるのかは疑問です。
少なくとも、私はそう思います。
だって、仕事や年齢の事柄も絡みますが、昔よりも本を読まなくなりました。
美術館や図書館に出掛けることはめっきり少なくなりました。
生にしろCDにしろ、ユッタリと音楽を聞くことも少なくなりました。
ワンコと拘わる時間が増え、いろいろな情報を得ようとしてPCを操作し、自動車を運転して移動する時間が増えた分だけそれらの、自身を豊かにする時間が少なくなった実感は残ります。
デジタル画像を見る時間は増えましたが、絵画や美術品を眺める時間は減りました。
利便性と豊かさのトレードオフが自身の中で納得できていないのですね・・・。
などとディスプレイを見つめ、キーボードで入力しながら文字を羅列している私です。

「悠々として急げ」とは東南アジアの(カンボジアかタイの)諺であることを、亡くなった小説家の開高健から教わった記憶が残り、この諺のように生活することが私の理想なのですが、難しいものです。

こんなことを入力していたらカイが足元に来て私を見上げ「ダッコ~」と訴えたので、ダッコしながらキーボードとマウスを操作しています。
何とか、Web2.0と云う虚構にだけは埋没したくない私ですが、大丈夫かしら???

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2 コメント

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Unknown (アンジェロパパ)
2007-03-13 14:53:29
こんにちは。ムク父さまとは世代が違いますが、実は私もコンピュータに触れたのは30年前です。エンジニアを目指し某電機大学の附属高校に入り、電算同好会なるクラブ活動をしておりました。ここで日々フォートランやコボルといった電算言語の勉強をしながら、富士通やIBMの大型コンピュータを動かしてました。今では信じられませんが、入力はパンチされた紙テープでしたし、保存はリールの磁気テープでした。
しかし、簡単なプログラムさえ組めず挫折を味わい、また数学の授業にもついていけず、高2で進路を変更して美大に進学してデザイナーになりました。

月日が過ぎ、平成元年に独立しましたが当時マッキントッシュのパソコンが話題になってました。最高機種のIIfxは本体価格100万円以上して魅力的なマシンに見えましたがHDは最高で160MBでした。仕事に使えるかわかりませんでしたが、その下の機種のIIciをローンで買いました。珍しかったようで取引先のデザイナーがみんな見に来ました。HDは80MBメモリは5MBでした。今私が使っているPowerMacG5のメモリは2.5GBですので約500分の1です!

面白いのでいまでも捨てられないマシンがあります。それは当時数万円で買った120MBの外付けHDDです。現在気軽に使い捨てしているCD-Rの5分の1程の容量しかありません。この世でもっとも値下がりした商品は記憶媒体ではないでしょうか。

子どもの頃は機会いじりが好きで目覚まし時計の分解などしてましたが、もう技術の発達にはついていけません。実際携帯電話でさえうまく使いこなせません。リタイアしたらじっくり読書などしたいと願っておりますが、それまでに書物や絵画などの文化がデジタルに置き変わらないよう願うばかりです。
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アンジェロパパさまに (ムク父です)
2007-03-13 17:00:45
マシン語なんて記号の固まりで、アセンブラは少しだけ言葉に近付きましたが、ほとんど暗号みたいでした。
パスカルを独学で勉強してCを少しかじりましたが、あくまでも趣味の世界で、Windows95が出てプログラミングが一挙に難解(と言うか、面倒)となり、たま~に覗く程度となりました。
今は覗こうともしません。

Macは憧れだったのですが高価で手が出ませんでした。
当時、Ⅱciは友人が持っていて(24ヶ月ローンを組んで購入したはずです!)、市販品にしてはかなりのグラフィックス能力があったことを覚えています。
雑誌でレポートを読み、驚いていました。
タイムマシンがあって、現在30万円レベルのPCを10年前の世界に運んで皆に公開したら腰を抜かすでしょうね。

今はPC自体に興味はなくて、“ PCって、なんて融通が利かないんだろう・・・ ” と、使い勝手や、気に入らないアーキテクトにブツブツ言いながら使っています。
性能としては一昨年の時点で満足な性能の物なら不満はありません(現在使用しているPCは一昨年の暮れに購入した中古PCで、OSはWindowsXPで、TVを観ることも、録画することも出来ます。私的には十二分な性能です。

PCに興味があることはひとつだけ。
SONYのPS3に使われているMPUが、マルチMPUで搭載されたPCが発売されないかな~と思っています。
現時点でも、3~4年前のスーパーコンピュータに使われているCPUの演算能力を超えていますが、これがマルチMPUとして搭載されたPCが安価に売り出されたら、現在の最速PCもカタツムリみたいに感じるほどの物が出来るはずですが、これなら興味はあります。
卓上にスーパーコンピュータを持てるなんて凄いですよね。
でも、それで何をするのかが問題ですが・・・。

少しだけ日記に書いたつもりですが、いくら便利になっても、失う物と獲得する物とのトレードオフの関係を納得できないと、現実に利便性を認めたことにはならないと思うのですが、どうでしょうか。
結局、「感性」とか「感受性」に関わる部分では、現在のデジタル技術はアナログを越えていないのではないのかと思えて仕方ありません。
私は絵や音楽が大好きで、美術館巡りのために幾度かヨーロッパに行き、ルーブル美術館には合計で2週間ほども通いました。
あの時は、あまりの迫力に呆然とした記憶が残りますが、今のデジタルの世界や技術には感じ取ることが出来ません。
でも、もしかしたら、私の感性はもう、古いのかもしれません。

実は、私もアンジェロパパさまのように、リタイアしたらじっくりと読書したり、アナログのレコードを聴きたいと思い、過去のコレクションは一点も処分していません。
私と同じような年代の、田舎で不動産仲介業を営んでいらっしゃる社長さんに一室を提供して頂いて、全部保管して頂いているのです。
リタイアしたら帰郷して何とか生活をしたいと思っているのですが、このときが楽しみです。
26年前にパリで購入した総革の装幀で、確か世界で限定500部のアンカット・フランス装の、「パンタグリュエルとガルガンチュア物語」の封を切る(というかページを開ける?)のが楽しみです。
そうそう、アンジェロパパさまの世界かもしれませんが、ノーマン・ロックウェルやベン・シャーンの作品集をゆっくり眺めることも好いですね。

「デジタル対アナログ」などというのではなく、アナログの持つ存在感はデジタルにはありません。
だって、人間に認識される物はすべてがアナログなのですから。
かなりペースは落ちましたが、今でもせっせとお気に入りを集めているところです。
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