PRESSな時間

９／１０「同調圧力」
今日、安倍首相は福島原発事故の汚染水漏洩問題で「しっかり対応する」と言う見解を出し、
事実上、ブエノスアエルでの発言を撤回した。
しかし、
多分この発言はあらかじめ考えられていた発言であり、
「決まってしまえばこっちの物」
と言わんばかりのバカバカしい演出だと思う。
今日のスポーツ新聞などは大見出しで
「東京に聖火再び」
などと言った言葉が羅列してあったが，
新聞自体買って読む人など少なくなって来た今日、
株価や東京の役所関係が「オリンピック」
と言っているだけで
泉田新潟県知事でさえ「関係無いと思うよ」と
しらっとしたムードが
日本社会を覆っているようだ。
政府は早速、
「金メダル３０個」とか
「若手の育成に力を入れる」と言う発言をしているが
今更金メダルを何個取ろうが、
イケメン選手を売り出そうが
全く興味は無い
むしろ、
これによって世論全体が「同調圧力」に巻き込まれ、
ひいては言論の自由が撲殺される可能性が高いと思っている。
最近あるブログで「ナチス」の例を引用して、
「オリンピックは常に政治利用されて来た」
と書いてあったが、
今の政府側も多分この例に漏れないだろう。
その裏付けとして
「秘密保全法」や「憲法改正」「それに伴う国民投票の１８歳以上の投票権」
などと言う話が次々とでてきている。
オリンピックは一見するととても華やかであるが
それと同時に民族差別や性差別、オリンピックとパラリンピックを別開催する障害者差別の塊だと思っている。
今回少し問題になったが、
皇室の政治利用も本来ならもっと大きな話題にならなければいけなかった。
こうした問題も「お祭り騒ぎ」の片隅に追いやられ、
バカバカしい何日間が過ぎれば横浜の様に巨大建造物のみが残り、
維持費がばく大になる原発建物の様になる事は確実である。
それは、かつて開催した都市は今皆同じ思いをしている事でも理解出来る。
悲しいがそれが現実の姿である。