READYFOR継続寄付型プロジェクトにおいて現在サポーターの方は44名。
マンスリー109、000円となりました。ありがとうございます。
私がこのプロジェクトを公開したのは、昨年の5月です。
寄付型プロジェクトは、従来のクラファンとは異なり新しい試みで、
当時プロジェクトの数は、それほど多くはなかったのですが、
今はとても増えております。それだけ多くの団体が支援を求めているのです。
長く生きておりますが、こんなに短期間に物価が上がった経験は持ちません。
普通に、生活をすることさえ難しくなっています。
特に小さな命を守る活動においては、大きな影響が出ていると思います。
そんな中、私のシェルターで飼育する猫たちは、多くの支援者の方々に支えて頂き、
きちんとした飼育、私の理想の飼育方法が実践できるようになってきました。
支援者の方々に心から感謝しております。
1月10日のお昼過ぎ。腎不全であった三毛猫ジュンが静かに逝きました。
若いのに毛艶悪く、食べる量が少なくなり、何か病気を持っているとは思っていましたが、
人慣れしていないので、捕まえること事態がストレスとなる猫だと思い込んでおり、
食べている限りは無理に、病院に連れて行くことはしないと決めておりました。
しかし昨年の11月、全く食べなくなり、このままでは死んでしまうと思い
捕まえて病院へ。若年性腎不全と判明する。
獣医さんからは、とにかく補液を、毎日するよう指示されました。
人慣れしていない猫に対して、無理やり捕まえての補液はストレスとなります。
捕まるだけで、猫は怯えます。怯えた猫をケージに閉じ込め、朝晩、押さえつけ補液する。
長期間のケージの中だけの飼育。それが猫にとって、本当に良いことなのか。
ずっと悩んでいました。腎不全は完治しません。死ぬまで補液が必要となります。
猫は嫌でしょう。長生きしたいとも思っていないでしょう。
補液は延命なのか治療なのか(悩んでいた時のブログ)
看取りを多く経験して、結論は出ています。
1日でも長く生かすではなく、1日でも多く快適な暮らしをさせる。
そう決めています。特に、人慣れしていない猫は自然にさせる。
部屋に放したままのジュンへの補液は、毎日は無理でした。
熟睡している時を狙い、手早く捕まえて補液。
補液したらリリースを繰り返しました。回を重ねると、猫が賢くなり、
私の手が届く範囲で、熟睡をすることが減っていきました。
補液の回数も減る。食欲がなくなる。目に見えて痩せてくる。
死ぬ数日前には、二階から降りてうろうろするようになりました。
猫は死ぬ前に、冷たい場所を探します。死が近いと感じました。
この時点で補液を止めようと、思っていましたが心の片隅では、
「あと1回打てば、3日は長生きするかも。もう一度、ササミを食べるかも」
捕獲すべきと、日に何度もジュンを見ました。ジュンも熟睡しない。
見られている気配で、私を見るの繰り返し。
私の迷いを、ジュンは見抜きました。猫は不思議な生き物です。
ジュンは死ぬ2日前、私に抗議しに一階の台所まで来ました。
痩せて歩く姿も痛ましい姿だったのですが、高い椅子の上にジャンプして乗り
私の顔を見ながら、大きな声で何度も鳴きました。
「やめて!やめて!もうやめて!私を見ないで!ほっといて!」
そう聞こえました。鳴き終えてジュンは、一番寒い場所、リビングの
ベッドに入り昏睡状態となりました。
静かな呼吸を繰り返し、翌日のお昼過ぎに、私の見ている前で逝きました。
全く苦しまない死に方です。後悔の無い、良い看取りとなりました。
お疲れ様でした。ジュンちゃん。練馬区石神井台3丁目で子猫で保護。
猫に餌をやるだけの、無責任な人の家で生まれた子。それも人の食べ残しや竹輪。
捕獲当時は、ケージの中で飛び逃げるほどの怖がり猫で、獣医さんには、
この猫は飼うのは無理と言われました。そこから8年です。穏やかになったものです。
長くは無い猫生でしたが、幸せだったと思います。姉妹のネネは健康そのもの。
ベッタリ仲良しの姉妹ではなかったので、ネネは後を追うことはしないでしょう。
理想の飼育とは、猫にとって良質なフード、適切な医療、ストレスのない環境作りです。
シェルター運営は誰にでもできることでは有りません。猫が好きと言うだけでもできません。
ネット上で保護団体の批判が出る度に、自分の経験を思い返します。
最初に批判する人は少人数。その人達は、どのレベルの知識と経験を持っているのだろうか。
人を批判するには、確信と自信がないとできないと思う。
ネット上で批判することは簡単です。活動を継続している人は人生賭けています。命賭けている人もいる。
批判する人、批判される人。どちらが正しいかは、知っているのは本人のみです。
拡散する人は、よく調べてからお願いいたします。
私は一人の変な人のために、保護猫カフェ閉店に追い込まれました。
簡単に言うと、その人はクレーマータイプ。
シェルターでは、朝一の室内は汚れているのが当り前です。
その時間帯だけを見て、劣悪な環境と批判する。
病気の猫を1匹見て、病院に連れていかないと批判する。虐待と言う。
猫の生活を一日24時間、毎日、365日見てからの批判なら受けますが、
たまに来て、見るだけの批判は嘘に近い。でも嘘は噂となり広がる。
この世には、人を陥とし入れる人間が存在するのです。
その事を知って欲しいと思い、普段は書かない批判を書いてみました(笑)
お金が沢山あって、シェルター運営の基盤が完璧で、将来の不安がなければ、
理想の飼育ができるはず。批判も無いはず。なんと貧しい国なのか。日本は。
シェルター運営に、行政からの支援は無いのです。NPO法人にしても、
個人のお金が無いと運営はできないのです。まして今の猫を救う活動は、
多くの個人の活動に支えられている。批判する時間があったら、
あなたも自腹を切って活動してみなさい。
やれば苦労が分かり、簡単には批判できなくなるはず。と、私は思っています。
ついでに書きます。(最近、みた批判記事を見ての感想)
死んだ猫を冷蔵庫(あるいは冷凍庫)に保管することは、当たり前のことです。
シェルターでは、死体の保管場所設置が義務ずけられています。
葬儀場でも、遺体は焼くまで冷凍庫で保管します。
猫を多く保護すれば、多くの病気があり、多く死ぬのです。正比例となる。
多く飼育すればするほど、1匹に使える医療費は限られてくる。ここは反比例。
FIPの猫1匹に100万円を使うことは不可能。多頭飼育ではできない。
死ねば、葬儀代もかかるのです。安く焼くために、纏まった数で焼くのも当然だと思う。
冷蔵庫の死体を撮影して公開する人の気持ちの方が、私には恐怖で理解できない。
批判するのであれば、他に方法があるでしょうにと、感じました。
以上です。
【ご支援のお願い】
猫のフード、消耗品、電気代が値上がりしています。
ホームセンターで買い物をすると、今までの2〜3割高くなっています。
多くの猫の飼育料は、大変厳しい状況となっております。
これまでと同様に、ご支援をいただけますと助かります。
宜しくお願い致します。
アマゾン欲しいものリスト
私のシェルター運営を支えてくれるサポーターを募集しております。
現在44名のサポーター、マンスリー109、000円です。
シェルター運営費用の目標金額は30万円(家賃を含む)です。
一人でも多くの方からのご支援を賜りたくお願いをいたします。