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saeのブログ

いろいろと書いていきます。

「買い占め」のこと

2011-03-18 | 世の中の出来事いろいろ
東北関東大震災の後、首都圏を中心に、食品や日用品、ガソリンなどの「品薄感」があるようです。
実際には、買いだめに走らなければ、供給面では、普段並みの量は、あるはずです。
供給が遅れている場合でも、単に物流面で少し遅れているだけだと思います。
大量に「買い占め」たとしても、誰にとっても、何のメリットもありません。

「隣り百姓」という言葉があります。
隣が種をまいたら、自分もまく。
隣が田を耕したら、自分も耕す。
隣が田植えをしたら、自分も田植えをする・・。

今風の言葉で、よく言えば「空気を読む」ということかもしれませんが、
悪く言えば、主体性がない、自分で判断しないで周りの動きに合わせるだけ、
ということ。

「周りが買っているから、とりあえず、うちも買っておく」、
「買わないと不安だから・・」などというのは、愚の骨頂です。
普段と同じペースで買い物をしていれば、それでいいのです。
余計なこと(買い占め)をするから、品薄や、不安感に余計に拍車がかかり、
悪循環にもなってしまうのです。

あと、個人が使ったり備蓄するためでなく、「被災地に送るため」と称して、
買っている人もいるようです。

各種の団体(公的な機関でもない、自社で在庫を持っているようなメーカー
でもない会社や団体など)が、
地元の小売店で、商品を「まとめ買い」しているケースは、ないでしょうか?。
そのような買い方も、被災地でない地域の通常の商品供給に混乱を与えるだけです。

自治体(被災地以外)レベルで「救援物資を募集」という情報も出始めています。
「自治体へ送るから」と呼びかけて、物資を募集している団体(サークルなど)もあるようですね。
自宅にある物を提供するのなら理解できますが、わざわざ、小売店に食品や日用雑貨を買いに行って、
それを提供している人もいるようです。
これも、いかがなものか、と思いますね。
無用な「品薄」に拍車をかけるだけです。

もう少し、一人一人が「考えて行動」していただきたいものです。
コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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身勝手さ (ドクター差別)
2011-03-19 01:57:19
「買占め」の心理は、結局、「自分さえ良ければ」ということだと思います。これって、「女性専用車」と同じです。「自分さえ痴漢に遭わなければいい」、「自分さえ座れればいい」などなど。

海外では、暴動・略奪がないことが礼賛されているようですが、「買占め」に走る人間は、暴力的でないだけで、根性は同じ、と言えるのではないでしょうか?
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ご返事(ドクター差別さんへ) (sae)
2011-03-20 00:23:20
>ドクター差別さん

そうですね。
自分のための買い占めは、「自分さえ良ければ」という心理そのものです。

あと他に、記事にも書きましたが、「被災地に送るため」に小売店をまわって、
(1店舗あたりの買い物は少量でも)買っている人もいるようです。
これは「自分さえ・・」とは違いますが、結果的には、
「善行をしている」という自己満足に過ぎず、その町の品薄に拍車をかけて、
混乱させているだけです(それに気づいていない・・)。
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