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saeのブログ

いろいろと書いていきます。

遺族補償年金の受給要件の男女差に、違憲判決

2013-11-25 | 世の中の出来事いろいろ
遺族補償年金の受給要件に男女差があるのは違憲、という当たり前の判決が出ました。

●「受給年齢、男女差は違憲 「不合理な差別」と初判断 遺族補償年金、大阪地裁(産経新聞)

訴えていたのは、元会社員の男性Aさん(66)。
Aさんの妻は、中学教諭でしたが、勤務先の中学校での校内暴力などでうつ病を発症、
平成10年に自殺。
これが「公務災害」と認定されたため、Aさんは「遺族補償年金」の支給を求めたものの、
妻の死亡時のAさんの年齢が51歳(55歳未満)だったため、
地方公務員災害補償基金は不支給を決定。
(これが、男女逆なら、支給されるのです)

これに対し、Aさんは、
「55歳未満の男性を遺族補償年金の支給対象外とする地方公務員災害補償法の規定は、憲法違反」として訴訟を起こし、
今日25日、大阪地裁で違憲判決があったものです。

同様の男女格差は、
国家公務員災害補償法、労働者災害補償保険法にもあるそうです。
遺族基礎年金、遺族厚生年金にも、男女格差がありますね。

まだ判決は確定ではありませんが、くつがえることは、まずないでしょう。
さあ、たいへんです。
関係法令を、すべて改正しなくてはいけませんね。
そうしないと、男女平等にはならず、憲法違反の状態が続いてしまいます。

制度上の女性差別は、解消されてきていますが、
制度上の男性差別は、このように、まだ多く残っているのです。


(制度上の男性差別に関連する記事)
男性は、助産師にはなれません
顔の傷、男女平等に補償へ・・障害等級見直し案
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JALホノルル線機内に、女性専用パウダースペース

2013-11-24 | 世の中の出来事いろいろ
数千億もの資金援助で、破綻をまぬがれたJAL。

だいぶ前に「羽田空港JALサクララウンジに、「女性専用」スペース」という記事を書きました。
(このサクララウンジ「女性専用」スペースは、今でもありますね)

そのJALが、今度は、日本発ホノルル線の機内に、「女性専用パウダー・スペース」を導入したそうです。

日本発ホノルル線の機内に、「女性専用パウダー・スペース」を導入しました。」(JAL・CSR情報・お客さまとともに)
JAL、ホノルル線のサービスを一新」(JAL・2013年8月26日プレスリリース)

プレスリリースによりますと、

女性専用パウダー・スペースの設置 (日本発便)

ホノルル到着前の機内でメークをして現地での紫外線に備える女性の皆さまにとって嬉しいスペースを「女性専用パウダー・スペース」としてご用意します。幼児連れのママの授乳スペースとしてもご活用いただけます。機内エコノミークラス後方座席4席を、カーテンで囲うことにより実現します。(10月1日からサービス開始)

※離発着時などのベルトサイン点灯時にはご利用いただくことはできません。


とのことです。

いくら、エコノミークラス後方とはいえ、4席分を、
「通常の座席」として使えば、(乗客がいれば)4人分の売り上げとなり、
「女性専用パウダー・スペース」として使えば、売り上げゼロです。

性別に関係なく、身だしなみを整える環境がほしい、というようなニーズは、あるでしょう。

「災害時の避難所に「女性専用スペース」を」という声に似ています。


国内線の場合は、例えば、大切な楽器を機内に持ち込んで運びたい、
荷物棚には入らない(入れたくない)、という場合には、
「楽器のために1席」確保できますが、特別旅客料金1万円を支払う必要があります。
楽器でさえ、有料なのです。


思い出すのは、2010年、ANAが国際線機内に「女性専用トイレ」を設置したこと。
その後、「男性専用トイレ」も設置し、
さらにその後は、ひっそりと、どちらの「専用トイレ」も廃止し、
すべて「男女共用」という、以前の形に戻されました。

後先のことを考えない対応の結果は、この状況です。

しかし、JALは懲りずに、ラウンジでも機内でも、性別に特化したサービスを企画する・・。

「女性専用疫病神」がJALに忍び寄ってきますよ(苦笑)。
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ラーメン店に女性専用席が誕生?

2013-11-24 | 世の中の出来事いろいろ
今日は、全国的に穏やかな天気の1日だったようです。

さて、
昨年の夏に書こうと思っていた記事ですが、
1年以上も経って、思い出したように書いてみます。

そのときは、「ラーメン店に女性専用席が誕生?」
ということで書こうとしていたお店。

愛知県豊田市のこのお店です。
カウンターに「女性専用席」を4席設けた、とのことでした。

久しぶりにホームページを見てみると、
「誠に勝手ながら、9月1日(日)をもちまして閉店させていただきます」とのこと。
「9月1日(日)」というと、今年(2013年)の9月ですね。

いろいろと事情はあるのでしょう。

まさか、「女性専用席」を設けたことが災いした、
ということではないでしょうね?。

そういえば、2006年に函館駅にできた、女性専用パスタ店「ブォン・ヴィアッジョ」。
開店2ヶ月で、女性専用時間帯を短縮し、
今は、業態を変えて営業しているとか(店名は変わっていないようです)。
ちなみに、「ブォン・ヴィアッジョ」は、「Buon viaggio」というイタリア語で、
意味は「良い旅行」だそうです。


「女性専用●●」などというものを導入すると、ろくな結果にならないですね。
「女性専用●●」には、何か疫病神が取りつくのでしょうか?。
女性だけがいるところに取りつく「女性専用疫病神」でしょうか?。
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「女性に対する暴力をなくす運動」の週間

2013-11-21 | 世の中の出来事いろいろ
昨年11月にも書きましたが、
毎年、11月12日~25日は、「女性に対する暴力をなくす運動」の週間です。

●「女性に対する暴力をなくす運動」(内閣府・男女共同参画局)

全然、盛り上がりませんね(苦笑)。
新聞やテレビなどで、報道されていましたか?。
ネットのニュースでも、ほとんど見かけませんでした。

この
女性に対する暴力をなくす運動」の週間
が忘れられることは、いいことです。

もし、
すべての人に対する暴力をなくす運動」の週間
に変われば、支持される度合いも上がるでしょう。


先ほどの、男女共同参画局のページでは、
パープル・ライトアップのことばかりに、ページのスペースを割いています。


あと、11月25日(月)に、
「若年層に向けた女性に対する暴力の予防啓発研修」
というのがあるそうです。詳細は、こちらに(PDFファイル)

会場は、「東京都23区内」としか書いてありません。
どうして、会場を書けないのでしょう?。
あらかじめ確保してあるはずですのに・・。
少し調べてみると、会場は「東京ウィメンズプラザ」のようです。
最初から明記して、何が不都合なのでしょう?。
不思議です。
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「スーパーこまち」でも、性差別

2013-11-11 | 世の中の出来事いろいろ
JR東日本の新幹線「スーパーこまち」でも、性差別です。


●「スーパーこまち車両(E6系)で行く!<婚活エクスプレス> スーパーこまちコン
 (JR東日本・秋田支社)


【募集要項(抜粋)】
出発日: 2013年12月8日(日)(日帰り)
募集人数: 200名(男性100名、女性100名) ※最少催行人員 男女各2名
食事: 夕食1回(ビュッフェ)
添乗員: 同行なし(係員が案内)
パーソナリティ: バリトン伊藤、多可享子
旅行代金: 男性10,000円、女性8,000円
※秋田駅発着 大人1名の代金(その他の駅からの設定はなし)
参加資格: 20歳以上40歳代までの独身の方、同性2名1組で申し込み



今現在、満員で、キャンセル待ちを受け付けている、とか。


「こまち」と「街コン」をかけて、「スーパーこまちコン」なのですね。
そんなことは、どうでもいいのですが、これは「旅行商品」です。
「旅行商品」を買う場面でも、性差別です。

男女の出会いイベントでは、「女性が、なかなか集まらないから・・」などという理由で、
参加費に性別で差をつけるケースが未だに見受けられます。
今の男女平等社会、男女共生社会で、金額に差をつける理由はありません(性差別です)。
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アイスホッケー観戦でも、性差別

2013-11-07 | 世の中の出来事いろいろ
11月7日(木)~10日(日)まで、新横浜スケートセンターで、
女子アイスホッケー5ヶ国対抗戦「スマイルジャパン ブリヂストン ブリザックチャレンジ」
という大会が開かれています。

●「スマイルジャパン ブリヂストン ブリザックチャレンジ」(日本アイスホッケー連盟)

7日と8日のチケットについては、「女性のみ無料」とうたっています。


【チケット情報】
●11月7日(木)・8日(金)
一 般: 前売¥2,000 当日¥2,500
高校生以下:  前売¥800 当日¥1,000
※11月7日・8日はすべて自由席
(ベンチ席・立見席)エリアは指定させていただきます。
※11月7日・8日は女性無料
※乳幼児(小学生未満)は入場無料(混雑時には膝上観戦にご協力ください。)



小遣いをはたいてチケットを買う男子小学生は、1,000円。
女性は誰でも、無料・・。

女子アイスホッケーだから、「女性は無料」ということなのでしょうか?。
それなら、
大相撲の力士は男性だけだから、「初日と千秋楽は、男性は無料」
としてもいいのでしょうか?(こんな性差別は、してはいけません)。

ところで、以前に「女性“専用”車両」の記事でも書きましたが、
この「女性」の定義は何でしょうか?。
「戸籍上の性別」?、それとも「実生活上の性別」?、あるいは「見た目」?。
チケット販売の際に、どんな手段で確認するのでしょうか?。

芸能人なら、マツコデラックスさんは無料?、はるな愛さんは無料?、
カルーセル麻紀さんは無料?、尾木ママさんは無料?・・。
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「誤表示」でも「偽装」でも、言葉の問題ではなく・・

2013-11-06 | 世の中の出来事いろいろ
阪急阪神ホテルズに端を発した、レストランなどの、メニュー「誤表示」問題。

連日、あちこちのホテルや、百貨店でも、「誤表示」会見を開いているようです。

小売店で売られている「食品」の産地の表示などと違って、飲食店の「料理」の場合は、法規制が緩いとか、無いとか、そんな報道もありますが・・。

そんな規制のことよりも、嫌気がさしたのは、一旦、このような「事件」が明るみになると、
「当社も」「我が社も」・・と、
それは、きちんと社内調査をするのは必要なことですし、
そのような「事実」があれば、隠しておくのも問題ですが、
何か、「右へ倣え」的に、次々と公表している、という感が否めません。
「赤信号 みんなで渡って 謝罪した」という感じ。

飲食業界では、「多少のごまかしはOK」という風潮もあったとか・・。
「規制がないから、どんな表示をしてもいい」ということでもありません。

「和牛」と表記したメニューに、オーストラリア産の肉を使っていたケースもあるようです。
「誤」ではなく、全く違うものですね。

諸々の「誤表示」は、少なくとも、「お客さんに誤解を与えない」という、一般的な配慮があれば、起こりえないことだと思います。

今回の一連の報道で、「バナメイエビ」とか「(牛脂を注入した)加工肉」「(結着剤を使った)成型肉」というものを初めて知りました。

何でもかんでも規制すればいい、というものではありませんが、
ここまで「自律」できない業界なら、外から規制するしかないでしょう。
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