saeのブログ

いろいろと書いていきます。

車椅子のお客さんは入れない?・・聴覚障害者が運営するカフェ

2024-08-02 | 世の中の出来事いろいろ
障害者差別解消法では今年4月からは飲食店を始め事業者にも、障害を持ったお客さんに“合理的な配慮を提供する義務”が課せられました(“努力義務”から“義務”に)。

「うちの店は車椅子では入れません。お断りです」と、最初から入店を拒んではいけない(“不当な差別的取扱い”)。
仮に古い建物でも、まずは障害者からの相談(“建設的対話”)には応じなければいけない。

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NHKでも紹介されたようですが、この春、ある県に聴覚障害の男性が1人で運営しているカフェがオープンしたそうです。

耳が聞こえる人も聞こえない人も居心地がよく、
自宅でも職場や学校でもない「サードプレイス(第三の居場所)」をつくりたい
店長は耳が聞こえませんのでよろしくお願いいたします
店のインスタより)

しかし、この店はバリアフリーではなく車椅子のお客さんが入れない

入口ドアは“開き戸”で、トイレも“開き戸”のようです。
車椅子ユーザーは一人で“開き戸”を開閉するのは困難。“引き戸(スライド式)”なら一人でも開閉できますが。
店に入るとすぐに段差があるので、車椅子では店内に入れない。

オープンに向けてこの春に改装工事をしたばかりとのことですが、それなら、改装のタイミングでドアや段差の問題に(費用はかかりますが)対応することはできたはずですが、やらなかったようです。
店長さん自ら、段差があるので気をつけてとわざわざインスタ動画で説明していますが、
それなら最初から段差を作らない(解消する)のが筋。

自分(聴覚障害者)のことは理解してほしい、配慮してほしい、自分たち(聴覚障害者)どうしや、健常者とも交流できる場所があるといい、という一方で、他の障害者(車椅子ユーザー)のことは置き去りです。

自分(たち)さえ良ければそれでいい、ということなのでしょう。

車椅子ユーザーが1人でこの店を訪れたら、どう対応するのでしょう?

事業者が障害者であるからといって、障害者差別解消法に基づくお客さんへの配慮義務が免除されるわけではありません。
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女性の敵は女性?・・“男児ヘイト”

2024-08-01 | 世の中の出来事いろいろ
“男児ヘイト”という言葉があるらしいです。

●「「女子トイレや婦人科に男の子を連れて来ないで」“男児ヘイト”に悩む男児ママたち」(女子SPA!)

Xで「『男性は入らないで』と書かれた女性専用の婦人科に男児ママが男児を連れ込んでいた」というポストから議論が起こった、とのこと。

「『男性の方は入らないでください』と書かれた女性専用の婦人科でも男児の連れ込みはある。そのクリニックにはもう行かない。男児ママってどこでも男児を連れ込む」という書き込みも。

このようなことを主張する女性は、自身は男児をもったことはないのでしょう。

他に男児の面倒をみてくれるような都合がつく家族がいればいいですが、
連れて来ないとどうにもならない(家に置いておけない)という方もいるでしょう。
“男児ヘイト”をする女性も、将来、子ども(男児)を持つ親になったりするかもしれないのに、です。

では、連れて来ないとしたら、どうすればいいのでしょうか?
他の手段がないから、男児を連れて行くのではないでしょうか?

女性の敵は女性、の一つの例かもしれません。
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