saeのブログ

いろいろと書いていきます。

陸上自衛隊の女性隊員、孤立地区の女性を支援

2011-03-21 | 世の中の出来事いろいろ
陸自の女性隊員、孤立地区の女性を支援(YOMIURI ONLINE(読売新聞))

震災後、宮城県南三陸町で孤立していた女性たちに、3/19(土)、陸上自衛隊の女性隊員5人が、女性用の下着や生理用品などをヘリで届けたそうです。

女性の被災者には、男性の自衛官や消防士には「伝えにくい」要望もあるため、
女性自衛官が提案して行った、とのことです。

女性隊員が提案し、上官の許可(指令)の下での活動かもしれませんが、
自衛隊員が、「自分たちが女性だから」といって、「女性のため」だけに動いてはなりません。
もし、これが許されるのなら、
「男性自衛隊員が、男性のためだけに動く」ことも許容しなければなりません。
あるいは、同じような、女性のニーズに今後応えられるようにするために、
女性の自衛隊員や消防士を増やさなければならないでしょう。

自衛隊員は、公務員です。
「すべて公務員は、全体の奉仕者であつて、一部の奉仕者ではない。」(憲法15条2項)

被災者側も、「言いにくい」とか「恥ずかしい」といっても、
ほんの一時(伝える時、物資受け渡しの時)だけ、その「恥ずかしさ」に耐えればいいだけです。
「人前で裸になりなさい」と言われているわけではありません。

これだけの非常時です。
誰が物資を届けても構わないではないですか。
自衛隊も消防も、皆さん、災害救助のプロなのですから。
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「買い占め」のこと

2011-03-18 | 世の中の出来事いろいろ
東北関東大震災の後、首都圏を中心に、食品や日用品、ガソリンなどの「品薄感」があるようです。
実際には、買いだめに走らなければ、供給面では、普段並みの量は、あるはずです。
供給が遅れている場合でも、単に物流面で少し遅れているだけだと思います。
大量に「買い占め」たとしても、誰にとっても、何のメリットもありません。

「隣り百姓」という言葉があります。
隣が種をまいたら、自分もまく。
隣が田を耕したら、自分も耕す。
隣が田植えをしたら、自分も田植えをする・・。

今風の言葉で、よく言えば「空気を読む」ということかもしれませんが、
悪く言えば、主体性がない、自分で判断しないで周りの動きに合わせるだけ、
ということ。

「周りが買っているから、とりあえず、うちも買っておく」、
「買わないと不安だから・・」などというのは、愚の骨頂です。
普段と同じペースで買い物をしていれば、それでいいのです。
余計なこと(買い占め)をするから、品薄や、不安感に余計に拍車がかかり、
悪循環にもなってしまうのです。

あと、個人が使ったり備蓄するためでなく、「被災地に送るため」と称して、
買っている人もいるようです。

各種の団体(公的な機関でもない、自社で在庫を持っているようなメーカー
でもない会社や団体など)が、
地元の小売店で、商品を「まとめ買い」しているケースは、ないでしょうか?。
そのような買い方も、被災地でない地域の通常の商品供給に混乱を与えるだけです。

自治体(被災地以外)レベルで「救援物資を募集」という情報も出始めています。
「自治体へ送るから」と呼びかけて、物資を募集している団体(サークルなど)もあるようですね。
自宅にある物を提供するのなら理解できますが、わざわざ、小売店に食品や日用雑貨を買いに行って、
それを提供している人もいるようです。
これも、いかがなものか、と思いますね。
無用な「品薄」に拍車をかけるだけです。

もう少し、一人一人が「考えて行動」していただきたいものです。
コメント (2)
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女性専用車両拡大を提言・・警察庁の有識者研究会

2011-03-10 | 女性専用車両のこと
警察庁の、痴漢対策の有識者研究会が、3/10(木)、女性専用車両拡大などを提言したそうです。
この提言を受けて、警察庁は、JR各社と日本民営鉄道協会に、女性専用車両の拡大を申し入れたそうです。

女性専用車両拡大を提言=痴漢対策の有識者研究会-警察庁(時事ドットコム)

電車内の痴漢防止に係る研究会の報告書(警察庁ホームページ、PDFファイル)

提言の概要は、次の通り。

(1)警察への提言
  ①取締りと警戒の強化
  ②被害者が助けを求めやすく、被害届を出しやすい環境の整備
  ③適正捜査の推進
(2)鉄道事業者への提言
  ①駅構内等の警戒と電車内のアナウンスの継続
  ②女性専用車両拡大に向けての検討
  ③電車内防犯カメラ設置の検討
  ④電車内の痴漢多発箇所へのポスター等掲示の効果の検討
(3)職場・学校等への提言
  ①時差出勤・自宅勤務等への配慮
  ②被害を届け出た場合、被害を目撃等して協力した場合への配慮
  ③痴漢被害を発生させないための研修の実施

失礼ながら、文言だけ見れば、素人でも考えつきそうなものばかりではないでしょうか・・。

そして、下線部。
「女性“専用”車両」は、任意協力によるもので、誰でも乗れますが、
もし、本当に“専用”だった場合でも、他の一般車両には、
女性、男性ともに乗るわけですから、痴漢犯罪や、痴漢冤罪は減りません。
(変な書き方ですが、一般車両でいくらでも痴漢はできるのですから、
 痴漢をする不心得者にとっては、何も困らないでしょう・・)

他の一般車両で被害に遭う人を踏み台に(犠牲に)して、
その「女性“専用”車両」の中の乗客が守られているだけの、
「自分さえ良ければ」という車両(犯罪対策・・にもなっていない)です。

医者が患者への処方箋を間違えるようだと、「やぶ医者」と言われますね。
風邪をひいた患者に、胃腸薬を処方しても治らないでしょう。
(痴漢犯罪に効果のない)「女性“専用”車両」の拡大を、というのは、
「やぶ医者」が書いた処方箋と同じ。
こんな、失笑ものの提言をまとめた研究会のメンバー8名は、次の方々。

山本  功  淑徳大学コミュニティ政策学部准教授
塗師 純子  弁護士
渡利 千春  東日本旅客鉄道株式会社総務部次長
内山 裕道  東京都交通局電車部営業課長
伊吹 昌祐  東急車輌製造株式会社車両事業部開発企画部主任技師
砂川 俊哉  警察庁生活安全局生活安全企画課長
青山 彩子  警視庁生活安全局生活安全総務課長

しかし、「警察への提言」や「鉄道事業者への提言」をするメンバーに、
その警察や鉄道の関係者が多数含まれているのは、理解できませんね。
コメント (3)
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性別は、「男」「女」に二分できるのか?・・性分化疾患

2011-03-01 | 世の中の出来事いろいろ
「人間は一般的に、外性器・内性器や性腺(卵巣、精巣)、染色体のすべてが男女どちらかの性で統一されているが、それぞれの性があいまいだったり、食い違って生まれてくる病気の総称」を「性分化疾患」というのだそうです。(「性同一性障害」とは違います)

そして、
「出生後、男女どちらが望ましいかを決めた後、ホルモン治療や性腺の摘出、外性器の形成手術などで、選んだ性に近づけていくことが多い。」
のだそうです。


「境界を生きる 性分化疾患」 【毎日.jpの記事(2009年11月15日)】

境界を生きる 性分化疾患/1  診断「100%の正答ない」

境界を生きる 性分化疾患/2  揺れ動く心と体

境界を生きる 性分化疾患/3  子の性別、親が選んだ

境界を生きる 性分化疾患/4  告知…娘は命を絶った

境界を生きる 性分化疾患/5  金メダリスト、さらし者に

境界を生きる 性分化疾患/6  存在、認める社会に
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