延期になっていたスペースシャトル「ディスカバリー号」打ち上げの生映像を見ながら、この文章を書いています。いまのところ順調ですが、あと30分ほどたって地球周回軌道に乗ってはじめて成功といえるのだそうです。このまま順調にミッションを終えて、乗組員のみなさんが無事に帰還されますように。
前回打ち上げられたスペースシャトル「コロンビア号」が発進直後に爆発した瞬間の映像は、テレビ画面で見ていても震えがくるほど衝撃的でした。
「コロンビア号」にはイスラエル人初の宇宙飛行士イラン・ラモン大佐が乗り組んでいました。ホロコーストを生き抜かれたご両親をもつラモン大佐は、一枚の絵を持っていたそうです。その絵は、チェコのテレジン強制収容所の少年たちが、ナチスに隠れて発行していた雑誌『ヴェデム』(チェコ語で、私たちは導くという意味)に掲載されたものでした。テレジンの少年たちは星に向かって飛んでいくロケットをシンボルマークにしていました。そのシンボルマークには、少年たちを乗せたロケットが希望の星へ飛んでいくという意味が託されていたそうです。
「憎しみや、数多くの悪意によって
一般社会から引き裂かれた僕たちは、
自分の心を憎しみや悪意で固めたりしません。
隣人への愛と、人種差別、宗教差別、民族差別への反対が、
現在も、将来も、僕たちのまず最初の法律になります」
(林幸子著『テレジンの子どもたちから』収録。「僕たちの自治会の発足宣言」 より)
ロンドン、エジプトと爆破テロが頻発しているこの時期だからこそ、1942年にチェコの少年が書き記した言葉をじっくり噛みしめたいと思います。
7月30日午後10:10~11:00にNHK BS1で
「子どもたちはペンをとった~テレジン強制収容所」が放送される予定です。去年、ハイビジョンで放送された番組の再放送(時間が本放送より短いので、再編集版なのでしょうか)ですが、少年たちが書き綴った文章を竜也さんが心に沁みる声で朗読しています。
そういえば、去年、なるべく多くの人に見て欲しい番組だから、地上波で再放送してくださいと放送局にお願いのメールを送ったのを思い出しました。今回の再放送、少しでも多くの方々に見ていただきたいと思っています。
前回打ち上げられたスペースシャトル「コロンビア号」が発進直後に爆発した瞬間の映像は、テレビ画面で見ていても震えがくるほど衝撃的でした。
「コロンビア号」にはイスラエル人初の宇宙飛行士イラン・ラモン大佐が乗り組んでいました。ホロコーストを生き抜かれたご両親をもつラモン大佐は、一枚の絵を持っていたそうです。その絵は、チェコのテレジン強制収容所の少年たちが、ナチスに隠れて発行していた雑誌『ヴェデム』(チェコ語で、私たちは導くという意味)に掲載されたものでした。テレジンの少年たちは星に向かって飛んでいくロケットをシンボルマークにしていました。そのシンボルマークには、少年たちを乗せたロケットが希望の星へ飛んでいくという意味が託されていたそうです。
「憎しみや、数多くの悪意によって
一般社会から引き裂かれた僕たちは、
自分の心を憎しみや悪意で固めたりしません。
隣人への愛と、人種差別、宗教差別、民族差別への反対が、
現在も、将来も、僕たちのまず最初の法律になります」
(林幸子著『テレジンの子どもたちから』収録。「僕たちの自治会の発足宣言」 より)
ロンドン、エジプトと爆破テロが頻発しているこの時期だからこそ、1942年にチェコの少年が書き記した言葉をじっくり噛みしめたいと思います。
7月30日午後10:10~11:00にNHK BS1で
「子どもたちはペンをとった~テレジン強制収容所」が放送される予定です。去年、ハイビジョンで放送された番組の再放送(時間が本放送より短いので、再編集版なのでしょうか)ですが、少年たちが書き綴った文章を竜也さんが心に沁みる声で朗読しています。
そういえば、去年、なるべく多くの人に見て欲しい番組だから、地上波で再放送してくださいと放送局にお願いのメールを送ったのを思い出しました。今回の再放送、少しでも多くの方々に見ていただきたいと思っています。