10月5日Eテレ放送の「switchインタビュー――達人達(たち)」ご出演ですね。残念ながら、この日は外せない予定が入っていて、リアルタイムの視聴はできません。
劇シネ「シレンとラギ」の公開日でもありますが、これも先送りにせざるを得ません・・・。
実はこの番組、14日の放送分を見ました。勘九郎さんとテルマエ作者のヤマサキ・マリさんの回でした。意外な組み合わせだと思いましたが、
ヤマサキさんは故勘三郎さんとポルトガルで会ったことがあり、その際にテルマエを勘三郎さんに見せたそうです。
勘三郎さんがテルマエの読者第一号だったこと、その時に主人公が阿部さんに似ていると言われたこと(もちろん映画化の話もない頃ですね)、
ギリシアの英雄ヘラクレスを題材にとった新作歌舞伎(島田雅彦さんが戯作、ヤマサキさんが舞台美術)をやろうと話し、上演時期までほぼ決まっていたこと。
ヤマサキさんの話は勘九郎さんも知らなかったことばかりだったらしく、ずっと目を丸くして聞かれていました。
ヤマサキさんの口から勘三郎さんが息子さんたちをほめていたと聞いた勘九郎さん、面と向かっては叱られるばかりで、「人格否定、人生否定、人間否定されて・・・
褒めるときは、ただよかったとだけ」とどこかで聞いたような話をされていました。いつも厳しいことを言われていたから、褒め言葉が信じられる、とも。
前半はヤマサキさんがインタビュアー、後半は勘九郎さんがインタビュアーと役目を代わって「それぞれの仕事の極意について語り合い、発見しあう、
いわばクロスインタビュー(番組HPより)」のこの番組、おもしろかったので、いつか出てほしいなと思っていたら、早くもご登場!
お相手はボクサーの長谷川さんというのが、いかにもな感じがします。どんな場所で、どんな話になるのか、楽しみです。
この番組のすぐあとに「スマ・ステーション」。局長と総司の並び――それだけで嬉しくなります。番組HPには放送後のゲストの感想と編集長の編集後記が
のせられていて、その内容がまたおたがいを思いやる素敵なものでした。局長の最新の映画が坂本順治監督の作品で、これで二本目だったりするので、
坂本監督作品で共演なんてこともちらっと妄想したりしました。
こうして迎えた15日の「いねむり先生」。試写会時の記者会見で、源監督がこの作品にこめた思いを語っています。「人は人によってしか救われない・・・
という思いですね(以下、略)」このドラマを見て、もう数十年前の私自身のことを思い出しました。自分ではそこまで自分が追い詰められているとは
思っていなかったのですが、会いに来てくれた友だちに仕事先で起こったこと、その時の自分の感情などをぽつぽつと話していたとき、
その友人が何も言わずにすっと手を握ってくれました。そのとたんに堰を切ったように涙があふれてきて・・・その時の記憶がしっかり刻まれていたからでしょうね。
兄が意識不明の状態で集中治療室に入ったあと、待合室につめていた義理の姉と私は緊張に耐えられなくなるとおたがいの手を握って、
なんとか気持ちを落ち着かせていました。そんなこんなで個人的な思いがからんで、冷静に見られたとは言えないドラマでしたが、
先生とサブローの棚田の場面は、本当に美しかったです。なによりも先生とサブローのツーショット。ふたりが放つなんともいえない空気感というかオーラが、
すばらしくて、先生役の西田さんが言葉がなくても通じ合えると言われたように、ふたりの心が通いあっていると信じられて、見ている側にも
暖かいものが流れてくるように感じました。最後にふたりで鯛飯を食べるシーンは心がなごみました。かいがいしく先生の世話をするサブローさん、
ほほえましくて、すてきでした。もう少し落ち着いてから、二度三度とじっくり味わいたいドラマでした。
10月5日は兄の三回忌で横浜に行きます。その足で大阪まで戻って、翌日は「貴婦人と一角獣」のタペストリーを見たあと、
イギリスから一時帰国中の友人と8年ぶりに会う予定です。
最後になりましたが、15日は近畿から北陸地方を台風18号のもたらした豪雨と竜巻が襲った日でもありました。被害の大きかった京都・大津には
竜也さんが縁で知り合った大切な方々がいらっしゃいます。各市のHPを見て、改めて被害の大きかったことに胸がつぶれる思いがしました。
あれから一週間たっても、まだ日常生活に戻れない方々も多くいらしゃるようです。たいへん遅くなりましたが、被害にあわれた皆様に
心よりのお見舞いと一日も早い復旧をお祈りいたします。
劇シネ「シレンとラギ」の公開日でもありますが、これも先送りにせざるを得ません・・・。
実はこの番組、14日の放送分を見ました。勘九郎さんとテルマエ作者のヤマサキ・マリさんの回でした。意外な組み合わせだと思いましたが、
ヤマサキさんは故勘三郎さんとポルトガルで会ったことがあり、その際にテルマエを勘三郎さんに見せたそうです。
勘三郎さんがテルマエの読者第一号だったこと、その時に主人公が阿部さんに似ていると言われたこと(もちろん映画化の話もない頃ですね)、
ギリシアの英雄ヘラクレスを題材にとった新作歌舞伎(島田雅彦さんが戯作、ヤマサキさんが舞台美術)をやろうと話し、上演時期までほぼ決まっていたこと。
ヤマサキさんの話は勘九郎さんも知らなかったことばかりだったらしく、ずっと目を丸くして聞かれていました。
ヤマサキさんの口から勘三郎さんが息子さんたちをほめていたと聞いた勘九郎さん、面と向かっては叱られるばかりで、「人格否定、人生否定、人間否定されて・・・
褒めるときは、ただよかったとだけ」とどこかで聞いたような話をされていました。いつも厳しいことを言われていたから、褒め言葉が信じられる、とも。
前半はヤマサキさんがインタビュアー、後半は勘九郎さんがインタビュアーと役目を代わって「それぞれの仕事の極意について語り合い、発見しあう、
いわばクロスインタビュー(番組HPより)」のこの番組、おもしろかったので、いつか出てほしいなと思っていたら、早くもご登場!
お相手はボクサーの長谷川さんというのが、いかにもな感じがします。どんな場所で、どんな話になるのか、楽しみです。
この番組のすぐあとに「スマ・ステーション」。局長と総司の並び――それだけで嬉しくなります。番組HPには放送後のゲストの感想と編集長の編集後記が
のせられていて、その内容がまたおたがいを思いやる素敵なものでした。局長の最新の映画が坂本順治監督の作品で、これで二本目だったりするので、
坂本監督作品で共演なんてこともちらっと妄想したりしました。
こうして迎えた15日の「いねむり先生」。試写会時の記者会見で、源監督がこの作品にこめた思いを語っています。「人は人によってしか救われない・・・
という思いですね(以下、略)」このドラマを見て、もう数十年前の私自身のことを思い出しました。自分ではそこまで自分が追い詰められているとは
思っていなかったのですが、会いに来てくれた友だちに仕事先で起こったこと、その時の自分の感情などをぽつぽつと話していたとき、
その友人が何も言わずにすっと手を握ってくれました。そのとたんに堰を切ったように涙があふれてきて・・・その時の記憶がしっかり刻まれていたからでしょうね。
兄が意識不明の状態で集中治療室に入ったあと、待合室につめていた義理の姉と私は緊張に耐えられなくなるとおたがいの手を握って、
なんとか気持ちを落ち着かせていました。そんなこんなで個人的な思いがからんで、冷静に見られたとは言えないドラマでしたが、
先生とサブローの棚田の場面は、本当に美しかったです。なによりも先生とサブローのツーショット。ふたりが放つなんともいえない空気感というかオーラが、
すばらしくて、先生役の西田さんが言葉がなくても通じ合えると言われたように、ふたりの心が通いあっていると信じられて、見ている側にも
暖かいものが流れてくるように感じました。最後にふたりで鯛飯を食べるシーンは心がなごみました。かいがいしく先生の世話をするサブローさん、
ほほえましくて、すてきでした。もう少し落ち着いてから、二度三度とじっくり味わいたいドラマでした。
10月5日は兄の三回忌で横浜に行きます。その足で大阪まで戻って、翌日は「貴婦人と一角獣」のタペストリーを見たあと、
イギリスから一時帰国中の友人と8年ぶりに会う予定です。
最後になりましたが、15日は近畿から北陸地方を台風18号のもたらした豪雨と竜巻が襲った日でもありました。被害の大きかった京都・大津には
竜也さんが縁で知り合った大切な方々がいらっしゃいます。各市のHPを見て、改めて被害の大きかったことに胸がつぶれる思いがしました。
あれから一週間たっても、まだ日常生活に戻れない方々も多くいらしゃるようです。たいへん遅くなりましたが、被害にあわれた皆様に
心よりのお見舞いと一日も早い復旧をお祈りいたします。