りりあんのめーぷるしろっぷ

季節感あふれる身辺雑記。

SWITCHインタビューって?

2013-09-23 | Weblog
10月5日Eテレ放送の「switchインタビュー――達人達(たち)」ご出演ですね。残念ながら、この日は外せない予定が入っていて、リアルタイムの視聴はできません。
劇シネ「シレンとラギ」の公開日でもありますが、これも先送りにせざるを得ません・・・。
実はこの番組、14日の放送分を見ました。勘九郎さんとテルマエ作者のヤマサキ・マリさんの回でした。意外な組み合わせだと思いましたが、
ヤマサキさんは故勘三郎さんとポルトガルで会ったことがあり、その際にテルマエを勘三郎さんに見せたそうです。
勘三郎さんがテルマエの読者第一号だったこと、その時に主人公が阿部さんに似ていると言われたこと(もちろん映画化の話もない頃ですね)、
ギリシアの英雄ヘラクレスを題材にとった新作歌舞伎(島田雅彦さんが戯作、ヤマサキさんが舞台美術)をやろうと話し、上演時期までほぼ決まっていたこと。
ヤマサキさんの話は勘九郎さんも知らなかったことばかりだったらしく、ずっと目を丸くして聞かれていました。
ヤマサキさんの口から勘三郎さんが息子さんたちをほめていたと聞いた勘九郎さん、面と向かっては叱られるばかりで、「人格否定、人生否定、人間否定されて・・・
褒めるときは、ただよかったとだけ」とどこかで聞いたような話をされていました。いつも厳しいことを言われていたから、褒め言葉が信じられる、とも。
前半はヤマサキさんがインタビュアー、後半は勘九郎さんがインタビュアーと役目を代わって「それぞれの仕事の極意について語り合い、発見しあう、
いわばクロスインタビュー(番組HPより)」のこの番組、おもしろかったので、いつか出てほしいなと思っていたら、早くもご登場!
お相手はボクサーの長谷川さんというのが、いかにもな感じがします。どんな場所で、どんな話になるのか、楽しみです。

この番組のすぐあとに「スマ・ステーション」。局長と総司の並び――それだけで嬉しくなります。番組HPには放送後のゲストの感想と編集長の編集後記が
のせられていて、その内容がまたおたがいを思いやる素敵なものでした。局長の最新の映画が坂本順治監督の作品で、これで二本目だったりするので、
坂本監督作品で共演なんてこともちらっと妄想したりしました。

こうして迎えた15日の「いねむり先生」。試写会時の記者会見で、源監督がこの作品にこめた思いを語っています。「人は人によってしか救われない・・・
という思いですね(以下、略)」このドラマを見て、もう数十年前の私自身のことを思い出しました。自分ではそこまで自分が追い詰められているとは
思っていなかったのですが、会いに来てくれた友だちに仕事先で起こったこと、その時の自分の感情などをぽつぽつと話していたとき、
その友人が何も言わずにすっと手を握ってくれました。そのとたんに堰を切ったように涙があふれてきて・・・その時の記憶がしっかり刻まれていたからでしょうね。
兄が意識不明の状態で集中治療室に入ったあと、待合室につめていた義理の姉と私は緊張に耐えられなくなるとおたがいの手を握って、
なんとか気持ちを落ち着かせていました。そんなこんなで個人的な思いがからんで、冷静に見られたとは言えないドラマでしたが、
先生とサブローの棚田の場面は、本当に美しかったです。なによりも先生とサブローのツーショット。ふたりが放つなんともいえない空気感というかオーラが、
すばらしくて、先生役の西田さんが言葉がなくても通じ合えると言われたように、ふたりの心が通いあっていると信じられて、見ている側にも
暖かいものが流れてくるように感じました。最後にふたりで鯛飯を食べるシーンは心がなごみました。かいがいしく先生の世話をするサブローさん、
ほほえましくて、すてきでした。もう少し落ち着いてから、二度三度とじっくり味わいたいドラマでした。

10月5日は兄の三回忌で横浜に行きます。その足で大阪まで戻って、翌日は「貴婦人と一角獣」のタペストリーを見たあと、
イギリスから一時帰国中の友人と8年ぶりに会う予定です。

最後になりましたが、15日は近畿から北陸地方を台風18号のもたらした豪雨と竜巻が襲った日でもありました。被害の大きかった京都・大津には
竜也さんが縁で知り合った大切な方々がいらっしゃいます。各市のHPを見て、改めて被害の大きかったことに胸がつぶれる思いがしました。
あれから一週間たっても、まだ日常生活に戻れない方々も多くいらしゃるようです。たいへん遅くなりましたが、被害にあわれた皆様に
心よりのお見舞いと一日も早い復旧をお祈りいたします。


待ちわびる

2013-09-07 | Weblog
台風と秋雨前線の停滞で、一気に涼しくなって一週間あまり。あの異常な暑さはなんだったんだろう・・・息苦しさを感じたほどの熱気がもはや現実感さえうすれて、こうやって季節はめぐるのですね。とはいえ、異常気象が現実的な問題であるのは変わりなく、豪雨や竜巻の被害にあわれた方々にはお見舞いを申し上げたく思います。
抱えている仕事もあとひとふんばりというところまで漕ぎつけました。すっきりした気分で、遠く遠く感じられていた「いねむり先生」の放映日を迎えられそうです。その前日にsmastationに出演。いつ以来になるんでしょう。前回は長く待ってでも買いたい一品?みたいなテーマだった記憶がありますが、なんの宣伝だったかはすぐには思いだせなくなっています。
「いねむり先生」の完成披露試写後の会見の報告が番組ホームページで見られました。源監督が再び主演に起用した理由をこう話しています(長いですがそのまま引用させていただきますね)「『遺恨あり』の主人公は侍で、藤原くんの持つスキルをすべてつぎ込めば、素晴らしい演技ができると思っていましたが、サブローは光明を失った、いびつな心を持った男で、とても難しい役。とにかく、彼ならどう演じるかを見てみたかった! なかなかこの役を演じられる役者はいないと思います」期待がますますふくらみます。原作者の伊集院さんの「藤原さんに関しては、こんなに男前な方なので、私と重なるところはまずありません(笑)。役者さんがここまで勉強なさって演じておられることに感動しました」という発言もうれしかったです。昨日でしたか、舞台の稽古も始まったようですね。そのまえは包帯ぐるぐるの映画の撮影で北のあたりに行かれていたみたいで・・・聞くだけでめまいがしそうにハードなスケジュール(凄)。

呼吸がずいぶん楽になったおかげで、仕事のあとで寄り道をする余裕ができて、ようやく本屋に立ち寄り文庫本になった「サンブンノイチ」「いねむり先生」の原作を買ってきました。読む時間はなさそうなので、作品を観たあとでゆっくり読もうと思います。
あとは「ムサシ」関連で、新しい小次郎との対談が載っている「別冊プラスアクト」も購入。出来上がったカンパニーにあとから入ることで、ただならぬプレッシャーを感じている新小次郎くんへのムサシの言葉は「・・・僕等が淳平君を受け入れるのではなくて、淳平君も含めてみんなで一から作りあげていくものだから、一緒に新しいものを作る気持ちでやっていけばいいと思う」でした。「これまでとは違うよさが生れることが大事」という発言もあるので、そのあたりを楽しみにしています。それと、ムサシに関しては、決闘の場面から、鎌倉の禅寺へと場面が変わるときの風に揺れる竹林の表現が演劇ならでは、と個人的には思っていて、あの場面をじかに見られるのも楽しみのひとつです。大阪でたぶん日帰り観劇になると思うので、こちらは10月の下旬ですね。その前に「シレンとラギ」の劇シネ公開。こちらもホームページで完成披露試写会の報告が見られました。じゅんさんが楽しく雰囲気を盛り上げてくださっていて、読んでいるこちらも笑顔になれました。

明日は「遺恨あり」の再放送もありますが、ともかく仕事の片をつけようと思います。