りりあんのめーぷるしろっぷ

季節感あふれる身辺雑記。

39th Birthday 

2021-05-15 | Weblog
39回目のお誕生日、おめでとうございます。

2年近く放置していたブログを開き、その間にもコメントを下さったRUMIさんに
申し訳なく、つくづく我が身の無責任さを思い知り、恥ずかしくて顔をあげられない
ような気持ちでいっぱいです。
おめでたい日に自己反省から文章を始めざるを得ないというのも心苦しいばかりです。

このコロナ禍でも、舞台に映画にラジオ、テレビ番組と、しっかり活動を続けてこられた
ことに、ファンとしては尊敬と感謝の念でいっぱいです。
とはいえ、チケットを買っていた『手にあまる』の公演は
直前に地元で緊急事態宣言が発出されたことで、さんざん悩んだすえに
観劇をあきらめました。空席を作ってしまったことが申し訳なかったです。
でも、ありがたいことにwowowでライブ配信していただけたので、
映像を見ることはできました。
『渦が森・・・』に続いて、児童虐待がテーマのひとつになっていて、
内容はしんどかったですが、最近読んだ小説でも虐待が物語の重要な要素になっている
作品が多々あることからも、それがいまの日本で見過ごせない問題であることは否めません。
そして、そうした作品を読み終えたときに、やりきれなさとともに深い闇の中に
取り残されたように感じることが多いのですが、『手にあまる』を観終わったあとにも
同じように感じました。それでも、柄本さんの演出は私は好きでした。

彼の舞台を観るようになってから、20年近くになります。
コロナのコの字もないころ、東京や大阪はもちろん、いろんな場所の劇場に
自由に出かけていました。
そのころ、大阪の劇場で友人のために当日券を買おうと、開演の2時間くらい前の
劇場に行ったことがありました。劇場の正面入り口わきの当日券売り場で、
本を読みながら時間をつぶしていたとき、黒のブルゾン、黒のパンツ、サングラスをかけた、
すらりと背の高い男性が入口に向かって歩いてきました。彼はチケットの販売を待つ10人ほどの列に
軽く会釈をして、さわやかな空気を残して入口から劇場内に入っていきました。
それがはじめて至近距離で見た彼でした。
たぶん上演作品は『ロミオとジュリエット』だったように思います。
この日に、以前のように自由に観劇や映画鑑賞ができる日が一日も早く訪れますように
祈ります。

ちょうどブロードウェイ版の『ロミオとジュリエット』の放送が始まりました。
しばらくシェイクスピアの世界で遊ぶことにします。、