ローカル線の最寄り駅のプラットホームと車道との間の細長い三角地に、青の紫陽花が咲き乱れていました。六月にはまだ少し日にちがありますが、紫陽花とくれば総司ですよね。ホームで電車を待ちながら、紫陽花の花に散った血を思い(もちろんCGはカットです)、しばし静かな悲しみにひたった朝。大阪から帰ったあと、あれこれあってあたふたしていましたが、ようやく日常が戻ってきました。
一年ほど前だったでしょうか、東京に住んでいる友人から猫をもらってくれないかという話がありました。その友人のそのまた友人が癌に冒され、余命宣告を受けたので、飼っている猫の引き取り先を探しているという話でした。2年数か月前にリリアンを見送ったあと、自分の年齢も考えて、もう生き物を飼うのはやめようと思っていたのですが、この話は断れませんでした。積極的に飼う気持ちはなかったけれど、縁というのはこういうものだなと。闘病中の飼い主さんの気持ちも当然ながら二転三転して、いつ引き取るのかといった具体的な話は進まないなか、「下谷万年町・・・」観劇の折に、飼い主さん宅にお邪魔して、顔合わせだけはすませました。さほど気難しそうな様子にも見えなかったので、ひと安心。その後、飼い主さんの気持ちに即して、私が5月の終わりごろに引き取りにいくことに、話はいったん決まったのですが、飼い主さんの病状が急変して、至急引き取ってほしいという話に。現在、彼女の世話をしている友人たちが相談したものの、すぐに動ける人も見つからなかったので、仕方なくペットの宅配サービスで送ってもらうことになり、先週の土曜日に家に到着しました。
到着後すぐに籠城したのが浴槽の中。慣れるまで時間がかかるだろうからと思っていましたが、事のほか人懐っこい甘えん坊で、三日目には就寝中の私の枕元に来て、何やら鳴いて訴え、その朝には私の膝まであがってきました。可愛がられていたには違いないのですが、何しろ老いた雌猫と長年しずかに平和に暮らしていたので、好奇心旺盛な三歳の雄猫の世話は手が焼けます。家のルールに慣れてもらうべく奮闘中ですが、とくに困っていることが二つ。私も相当、宵っぱりな生活をしているほうなのですが、ともかくモモ(養子に迎えた子の名前です)の昼夜逆転ぶりといったら。そろそろ寝ようかと私が寝床に入ると、部屋の中をうろうろ、うろうろ・・・ああ~~眠れない。仕方なく、現状では夜は住み分けをしています。もう一つの困り事は、高い所に興味がありすぎること。まあね、どちらも猫の習性としては当たり前のことなのですが、今まで飼ってきた猫たちは、ほぼ床に這いつくばって生活していたので(こちらのほうが猫としては特殊?)、できたら触ってほしくないもの(たとえば、芝居のパンフレットとかね)を高めの場所にぽんぽん置いているんですよね。とっくに忘れていた若い男(笑)との生活のペースに慣れるまでは、長い間、絞る必要がなくなっていた知恵を絞る必要があるのかな・・・。
話をとうとつに変えますが、numeroの手の写真はインパクトがありました。ろくでなしの撮影以来の繰上さんとの仕事ですね。たった一枚の手の写真なんですけど、とりあえず立ち読みですませたの悔んだりしています。
一年ほど前だったでしょうか、東京に住んでいる友人から猫をもらってくれないかという話がありました。その友人のそのまた友人が癌に冒され、余命宣告を受けたので、飼っている猫の引き取り先を探しているという話でした。2年数か月前にリリアンを見送ったあと、自分の年齢も考えて、もう生き物を飼うのはやめようと思っていたのですが、この話は断れませんでした。積極的に飼う気持ちはなかったけれど、縁というのはこういうものだなと。闘病中の飼い主さんの気持ちも当然ながら二転三転して、いつ引き取るのかといった具体的な話は進まないなか、「下谷万年町・・・」観劇の折に、飼い主さん宅にお邪魔して、顔合わせだけはすませました。さほど気難しそうな様子にも見えなかったので、ひと安心。その後、飼い主さんの気持ちに即して、私が5月の終わりごろに引き取りにいくことに、話はいったん決まったのですが、飼い主さんの病状が急変して、至急引き取ってほしいという話に。現在、彼女の世話をしている友人たちが相談したものの、すぐに動ける人も見つからなかったので、仕方なくペットの宅配サービスで送ってもらうことになり、先週の土曜日に家に到着しました。
到着後すぐに籠城したのが浴槽の中。慣れるまで時間がかかるだろうからと思っていましたが、事のほか人懐っこい甘えん坊で、三日目には就寝中の私の枕元に来て、何やら鳴いて訴え、その朝には私の膝まであがってきました。可愛がられていたには違いないのですが、何しろ老いた雌猫と長年しずかに平和に暮らしていたので、好奇心旺盛な三歳の雄猫の世話は手が焼けます。家のルールに慣れてもらうべく奮闘中ですが、とくに困っていることが二つ。私も相当、宵っぱりな生活をしているほうなのですが、ともかくモモ(養子に迎えた子の名前です)の昼夜逆転ぶりといったら。そろそろ寝ようかと私が寝床に入ると、部屋の中をうろうろ、うろうろ・・・ああ~~眠れない。仕方なく、現状では夜は住み分けをしています。もう一つの困り事は、高い所に興味がありすぎること。まあね、どちらも猫の習性としては当たり前のことなのですが、今まで飼ってきた猫たちは、ほぼ床に這いつくばって生活していたので(こちらのほうが猫としては特殊?)、できたら触ってほしくないもの(たとえば、芝居のパンフレットとかね)を高めの場所にぽんぽん置いているんですよね。とっくに忘れていた若い男(笑)との生活のペースに慣れるまでは、長い間、絞る必要がなくなっていた知恵を絞る必要があるのかな・・・。
話をとうとつに変えますが、numeroの手の写真はインパクトがありました。ろくでなしの撮影以来の繰上さんとの仕事ですね。たった一枚の手の写真なんですけど、とりあえず立ち読みですませたの悔んだりしています。