りりあんのめーぷるしろっぷ

季節感あふれる身辺雑記。

豆ご飯など炊いてみる。

2007-05-20 | Weblog
近くのスーパーの店先でグリーンピースを売っていたので、ちょっと迷いましたが、買ってきて豆ご飯を炊きました。
がぜん「日記」風になっているこのブログ。影響されやすいよね(笑)。ただ、私の場合はたぶん、3日と続かないと思いますが・・・。
それはさておき、豆ご飯。季節感のある料理って、なんか嬉しい気分のものです。お米と一緒にえんどう豆を炊き込むのが母親の流儀だったので、私もこれを踏襲します。炊き上がりの豆の色はきれいな緑色とはいきませんが、豆がほっこり煮えて、これはこれでおいしいです。
母が作った炊き込みご飯というと、真っ先に思い出すのが、栗ご飯。私は栗の季節に生まれたので、栗ご飯が誕生日の定番でした。家の栗ご飯は、栗と一緒に小豆が入っていました。お赤飯に栗を混ぜたご飯ですね。実家を離れてから、自分で栗ご飯を炊いていた時期もありましたが、そのうち栗の皮をむくのが面倒臭くなって、めったに炊くこともなくなりました。
グリーンピースの莢をむいている時に、一粒床に落としてしまいました。目ざとくリリアンが走っていって、ちょっかい出していましたが、すぐに飽きた模様・・・食べないなら、遊ぶな!――と言っても、???の顔。やっぱ通じないよね。
味つけは適当なので、今日の塩加減はどんなものでしょう。そろそろ、豆ご飯でお昼にします。

はじめてづくし

2007-05-19 | Weblog
今朝、ひさしぶりにベーコンを焼いた。
つらつらと初めてロンドンに行った時のことを思い出す。
外国に行くのはおろか、飛行機に乗るのも初めてだった。
しかも、飛行機に無賃乗車。
これには事情があって、知り合いに紹介してもらった某航空会社の方の裁量で団体旅行に加えてもらい、飛行機代は当日、飛行場でという段取りになっていた・・・にもかかわらず、当日その方に会えないままに飛行機に乗ってしまったから。
途中、飛行機は給油のためにアラスカのアンカレッジにいったん着陸した。ここで朝食を食べることに。お金を払っていない身としてはひやひやしたけれど、誰にとがめられることもなく、朝食を食べた。再び飛行機に乗って、ロンドン着。
滞在先の家族が飛行場に迎えにきてくれることになっていたので、どんな人たちだろうと思いながら、出口に向かう通路で、トランシーバーを持った空港係員に呼び止められた。どっき~~ん。おそるおそる大男の係員に近づいた。ああ、でも、これは飛行機代のことではなく、メモを渡されただけだった。メモには、迎えに来るはずの家族が都合で来られないので、タクシーに乗って来てくれ、と書いてあった。ろくに英語も話せない状態で、予定外の出来事が次々に起こる。心細いことこの上ない。
とりあえず、ロンドン市内の目的の家に着いたけれど、この後も予定外の出来事は起こった。一年滞在することになっていたこの家から、2ヶ月で出ることに。これも先方の都合だった。この時はさすがに絶望的になった。それでも何とかなるし、何とかするうちに、世界が少しずつ広がり、自分の背筋が伸びる感じがした。

そんなこんなで、またまた昔話でした。思い出すきっかけを届けてくれたCさん、ありがとう。
そうそう、飛行機代は後で送金しましたよ。


5月だから

2007-05-02 | Weblog
線路を越えて、日頃通ることのない道を歩いてきた。
坂道に沿って、きっちり区画された住宅街。
どの家の庭にも花、花、花。
見かけた花の名前を書きだしてみる。
菫、芍薬、躑躅、松葉ぼたん、カラー、
アマリリス、磯菊、ゼラニウム、
たぶん、クレマチス(いまだに、てっせんと区別がつかない)
白薔薇、ポピー、羽衣ジャスミン。
通りすがりに見かけたもの。
道路に手足を伸ばして寝そべったトラ猫。
タバコ屋さんの店先の縁台に腰かけていた
おばあさん二人とおじいさん一人。
闖入者の私に盛んに吠える白い犬。
その隣の家のフェンスから首を突き出して
穏やかに私を見ていた茶色い犬。
羽衣ジャスミンのつんとする香りが追いかけてくる。
二十分ほど歩いただけで、少し汗ばむ季節になった。