四つ葉のクローバーを探して

毎日過ごす時の中で、ちっちゃなHappyや大切な何かを。四葉のクローバーを探すように見つけていけたらいいな。

『空飛ぶタイヤ(上)(下)』

2012-07-08 | My Library
講談社
発売日:2009-09-15
makikoからの借り本。どんどんはまっていきました。感想は(下)にて、まとめて!

講談社
発売日:2009-09-15
makikoからの借り本。すっごいおもしろくて、下巻は1日で読了。とある企業を想像してしまったけど・・・実際はフィクション。でもすっごいよく書けてるなぁって思った。こんなんじゃ企業としてやってけないだろう・・・って思うけど、そういう常識的なとこも「当たり前に欠落」していっちゃったりして。組織ってこわいなぁって思いながらも、最後は絶対に正義は勝つに違いない・・・と思いながら読みすすめて。でも、もしかしたら・・なんていうスリリングさも味わった。推理小説にはないドキドキ感も味わえて。最後はほろっと。やっぱり最後は「人」だよね。



makikoからの借り本。
おもしろかったぁ!!
それを証明するかのように、下巻は1日で読破!!
(こんなことしてていいのか?!って感じなんだけど・・・・)

荷物運搬中にトラックのタイヤがハズレ、母子を直撃。
母親は亡くなり、運送会社は責任を問われる。
「うちの会社は悪くない」
そう思った運送会社社長の赤松さんが、大手企業を相手に容疑をはらすべく奮闘。

大企業の組織ややり方。
そこで働く人達のマインド。
それがある意味リアルにイキイキと描かれていて、臨場感溢れる感覚がとっても感じられた。
実際に起きた事件からヒントを得て書いたらしいけど、フィクション。
池井戸ワールドがこれでもか~ってくらいに展開されてました。

「正義は勝つ!」
読みながら、何度もそぉ思ったけど、次から次へと起こるさまざまな困難。
赤松さんと一緒に一喜一憂した感じでした。
それでも・・・
赤松さんは「人」に助けられ、支えられていきます。
そこには何度かほろっとさせられました。
「捨てる神あれば、拾う神あり」
目の前にある困難をひとつひとつ乗り越えていってはじめて、本当の「正義」がみえてきて、
さらに、その「正義」を証明できるのかもしれない。
どれだけおっきな企業でも、「人」が作るものであって、築き上げるものであって。
その「人」の心までもゆがめてしまうこともある企業・・・組織の思わぬ力に赤松さんじゃないけど、
怒りがこみあげてくる場面もありました。

内部告発かぁ。
ちっちゃなことでも間違ったことしたら、その時点でダメですよね~。
企業も人も・・・。

赤松さんのようなTOPなら、あたしもついてきたいっ!って思いました。
大企業って恐ろしい(^_^;)