四つ葉のクローバーを探して

毎日過ごす時の中で、ちっちゃなHappyや大切な何かを。四葉のクローバーを探すように見つけていけたらいいな。

『食堂かたつむり』

2008-08-10 | My Library
話題になってる本です。
ようやく手にとることができました。
(自分が読む前にあちこち旅してたので


泣きました。


どこで泣いたかは・・・これから読む人もいるかもしれないので。
ここでは書かないでおこうと思います。
あたしの中の涙ポイントは1ヶ所じゃなかったです。


物語、小説・・・言葉のひとつひとつにやられてしまった感じ。
なんてことない普通の言葉なのに・・・・。
リズムなのか、世界観なのか。
ホントやられたって感じ。
もちろんいい意味で。


美味しいものが食べたくなります。
お料理をしたくなります。
う~んなんだろう。
誰かの為に料理を作りたくなる。
どこかに本当にあるかもしれない「食堂かたつむり」へ行きたくなります。


言葉が元気をくれるのか。
料理が元気をくれるのか。
読んでるうちにわからなくなっちゃうけど。
どっちにしても・・・
作者小川糸さんのあったかい“心”がこもってる素敵な作品
きっと主人公倫子は小川さん自身に違いない・・・。
そんなふうに思ってしまいました。
でもでもでも。
とはいいながらも。
自分がどっぷり入ってしまっていたせいか。
自分自身が主人公倫子だったり??なんて。
お料理を作ってる感覚になっちゃってるから不思議でした。

装丁も素敵
なによりも・・・
何かに連載されていたわけではなく、ホントに書き下ろし。
小川糸さんのデビュー作。
「あとがき」に期待してたんだけど、本の中に「あとがき」はなくて。
小川さんが配信してる『糸通信』の中に「あとがき」
のようなものが書かれています。
『糸通信』もかなり読み応えがあって、必見

次回作が楽しみ。
あたしの中では、今年№1作品かもしれません。
泣けます。
号泣です。