ロンドンの過激なエコ税制

　ロンドンで1kmあたりのCO2排出量がある基準値以上の車(たとえばポルシェ)に乗ると、増税により1日につき約5千円(￡25)もの混雑税が掛かるようになるという。次のブログで知ったショッキングな話。風邪(高城剛氏のブログ=エリカ様の彼氏として有名になってしまった)

そこで調べてみた。次のリンクを参照していただきたい：
・　2003年から導入されたロンドンの交通混雑税
・　Congestion Charging
・　リビングストン市長
・　大幅値上げ

　というわけで、ロンドンではリビングストン市長の強力なリーダーシップにより、税制を使ってCO2排出量の大きな車を排除し、LEV(ローエミッションビークル)へシフトするよう促しているのであった。その動機は当初は激しい渋滞の解消ではあったが、地球温暖化対策の盛り上がりもあり、主眼がエコ対策に移ろうとしているように思える。

　私は日本は省エネ先進国と漫然と思っていたが、さにあらず。ロンドンっ子たちはもっと真剣に身を削って、ライフスタイルを変えるほどCO２削減に取り組んでいるのだ。Look LONDON. 彼らから見たら世界のCO2削減の取り組みなど甘っちょろくて見ていられないかもしれない。

　ロンドンの交通混雑税は驚くべきITシステムによって成立している。もちろんこのITシステム構築には多額の費用が掛かったはず。CO2削減の裏にビジネスチャンスあり、ともいえるだろう。