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「つくる会」の教科書採択に反対する杉並・親の会

子どもたちを戦争に向かわせる「つくる会」教科書の採択撤回!使用を中止させよう!

「教科書検定意見撤回」を求める声を広げよう!文部科学省に抗議の声を!

2007年12月06日 | 教科書
高校歴史教科書からの沖縄戦「集団自決」の記述から「日本軍の関与」を削除した検定意見について「撤回せよ」の声が広がっています。しかし、「沖縄戦の歴史歪曲(わいきょく)を許さず、沖縄から平和教育をすすめる会」などが12月4日に行なった文部科学省交渉では、布村幸彦大臣官房審議官が「検定意見が間違っているとは思わない。撤回はしない」と明言。文部科学省が先頭になって事実をねじ曲げていることに怒りの発言が続いたそうです。
 教科書各社が提出した記述訂正の結果があと1~2週間で出るそうです。それぞれの職場や地域で運動を広げ、「記述訂正」「検定意見撤回」まで、力をあわせてたたかいましょう。

 文部科学省に要請・抗議の声を集中しましょう。

 〒100-8959 東京都千代田区丸の内二丁目五番一号
 メールはここから http://www.mext.go.jp/mail/index.htm

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 12月3日に九段会館で行われた「沖縄戦教科書検定意見撤回を求める全国集会」(主催:東京沖縄県人会ほか)には「二度と戦争を繰り返さないために、こどもたちに真実の歴史を伝えたい」という思いで1000人(主催者発表)が参加しました。


 渡嘉敷島で「集団自決」を体験した金城重明さん(沖縄キリスト教短大名誉教授)の証言は涙なしには聞けませんでした。「62年前の沖縄戦を繰り返してはならないという県民の思いが11万5千人の県民大会を結実させた」と語り始めた金城さんは、「日本軍が駐屯した島でしか集団自決は起こっていない。米軍が上陸したとき、日本軍の命令で住民が集められ、ありとあらゆるものを使って愛する家族に手をかけた。生き残ったらどうしようという恐怖心。生きることへの絶望。『軍官民共生共死』。そういう教育がされていた。米英に陵辱されるぐらいなら、愛するものを自分で殺してしまった方が良い。愛情の深さは殺害の徹底だった。ある少年が『こんな死に方をするのなら、鬼畜米英に切り込んで死のう』と言いだし、歩き始めたら、米兵ではなく、日本兵と会った。何故軍隊が生きているんだ。渡嘉敷では多くの島民が命を落としたにもかかわらず、日本兵はほとんど無傷で生き残り投降した。日本軍の方が悪い。軍の命令がなければ自決をしない。」と言い切りました。
 当事者にとっては思い出すこと、考えることすら苦痛なこと。できれば記憶から消し去ってしまいたいような事実。しかし、集団自決を「殉国美談」にして、「お国のために命を投げ出すのが正しいという教育を復活させてはならない。二度と沖縄戦を繰り返さない」と、自分の傷口を開くように語っている証言者のみなさん。文部科学省は、こういうおじぃやおばぁがウソをついているとでも言うのでしょうか。何度も傷つけて平気なのでしょうか。「生きることが絶望」なんていう教育は絶対に間違っています。
 高島伸欣さん(琉球大学教授)や教科書執筆者の坂本さんからは「執筆者が適当に直して政治決着をはかるのはダメ」と教科書各社が検定前以上の記述を提出したことや沖縄県民大会を小学校や中学校の教科書に載せてほしいと要望していることが報告されました。
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文部科学省前で「つくる会」や右翼団体が宣伝。
道をはさんで「検定意見撤回」求める宣伝を120人でやり抜いた。(1番上の写真)
2005年8月12日「つくる会」教科書が採択された日を思い出し、「絶対負けられない!」

院内集会 午前中に行われた文部科学省交渉の報告を中心に国会議員、市民団体、教科書執筆者、労働組合などから文科省への怒りと「検定意見撤回」へ決意の発言が続いた。
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 12月4日は、昼休みの文部科学省の前で「つくる会」と右翼団体が、大音量で「県民大会に参加したのは2万人」とがなり立てていました。いつもウソを並べ立てて事実を改ざんしている連中のことなど信用することができません。13時半から行われた参議院議員会館での集会で、沖縄高教組の松田委員長がこの「つくる会」の発言にふれ、「沖縄では当日テレビ局3社が生中継を行った。実際には30万人、40万人が同じ思いだった。そして、歴史は数で決まるのではない。事実かどうかということ」と喝破し、「記述訂正をかちとり、検定意見撤回までたたかう」と決意を述べました。
 また、全日建関西生コン支部からは「イラク戦争に対してストライキで闘った。組合として、学習会と署名運動に取り組む。署名は1人30筆。時期を見てストライキを組織する。 全国的大衆行動を関係団体に呼びかけて東京での大集会を組織する。今秋から来春の重点闘争にする」
と「検定意見撤回」を労働組合の課題にするという発言がありました。
 改悪教育基本法の下、憲法9条を変え、格差をますます広げて、戦争への道を進む福田政権に対して、子どもたちを戦場に送らないために「検定意見撤回」まで、職場・地域で運動を広げましょう。

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