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「つくる会」の教科書採択に反対する杉並・親の会

子どもたちを戦争に向かわせる「つくる会」教科書の採択撤回!使用を中止させよう!

8月の教科書採択で杉並の教育を変えよう!

2011年08月09日 | 教科書
 杉並区の公立中学校で使う歴史教科書が2006年4月から変わってしまいました。杉並区教育委員会が選んだのは、杉並区の社会科教員の評価が最も低かった「新しい歴史教科書」(以下「つくる会」教科書)です。当時、全国で0.34%しか採用されなかった特殊の教科書です。そして、2009年にも2010年~11年に使用する教科書として再び選んだのです。「つくる会」教科書で特に問題なのは「天皇を中心に歴史はつくられてきた」という考え方で書かれていることです。かつての日本の侵略戦争を「アジアを解放した戦争」と讃美しています。「つくる会」は「日本の歴史を肯定し、こどもたちに国を愛する心を持たせる」ためにこの教科書をつくったと主張しています。お国のために命を投げ出す子ども、資本のために滅私奉公で働く子どもを育成するのがこの教科書の目的です。「「つくる会」教科書は使えない」と杉並を始め全国で闘いが巻き起こると、震え上がった山田前杉並区長は違法、不法の限りをつくして「つくる会」教科書の採択を強行しました。杉並区は生徒や教師に「つくる会」教科書を押しつけ、そればかりか自衛隊との防災訓練に中学生を動員するなど戦争教育を進めています。怒りに耐えません
 私たち杉並・親の会は、2001年以降「この教科書を採択しないように」と教育委員会に署名を提出し、申し入れを続けてきました。反対の声を踏みにじって採択されてしまった後も、使用の中止を求めて活動を続けてきました。
 本年8月には、2012年~16年に使用する教科書の採択があります。今回の特徴は、教育基本法や新学習指導要領の改悪によって、一層の愛国心が強調されていることです。また、東日本大震災と福島原発事故以降、「がんばろう、日本」「日本はひとつ」と繰り返し愛国主義が喧伝されています。しかし、私たちが得た教訓は「社会を変えなければ生きていけない」です。愛国主義の強要を吹き飛ばして、「つくる会」教科書の採択を阻止しましょう。

教育委員会は・・・
 杉並区の教育委員会は5人。前回の採択では、教育長と「つくる会」派系委員2人の計3人が「つくる会」教科書を推奨。残り2人は新任、うち1人は石原都政下で「こころの東京革命」のチーフアドバイサーだった人物。杉並区は「つくる会」教科書採択の布陣を崩していません。教師と保護者、地域の力で「つくる会」教科書の採択を阻止しましょう。

現在の教育委員は

大蔵雄之助教育委員長
統一教会と密接に関係し一貫して「つくる会」推進、後に教科書改善の会(扶桑社系の教科書編集委員会)に関わる。

宮坂公夫委員長職務代理 
「つくる会」の会合に出席している。「国語は平和を扱った題材が多すぎる」と発言。

井出隆安教育長
石原都政の下、10.23通達、主幹制をつくったことを評価されて、2006年4月「つくる会」教科書を現場で使用させるため都教委から招かれた。

田中奈那子委員
元PTA会長。石原都政「心の東京革命」チーフアドバイザーとして推進。

對馬初音委員
元PTA会長。民営化の受け皿としてのボランティア推進。天沼小司書。

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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (杉並の母)
2011-07-28 18:41:43
中学生の子どもがいます。
やっと区長も変わったことですし、今年こそ「つくる会」以外の教科書を採択して欲しいと思っています。

10日は傍聴に行きますので、遅ればせながら、直前まで署名を集めたいと思っています。
このサイトからは2009年の署名用紙しか、ダウンロードできないようですが、最新のものはどうすればダウンロードできますか?
ご教示下さい。
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Unknown (杉並の母)
2011-07-28 18:55:14
先程署名用紙がダウンロードできないとコメントした者です。
子どもに教えてもらって、ダウンロード&プリントできました。
お騒がせいたしました!


前回、前々回採択された時の悔しさ、情けなさを再び味わうことがにように、周りのお母さん達にも声をかけます。
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