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「つくる会」の教科書採択に反対する杉並・親の会

子どもたちを戦争に向かわせる「つくる会」教科書の採択撤回!使用を中止させよう!

「問題は発生するが、和田中『夜スペ』は強行する」と井出教育長 教育委員会傍聴記

2008年01月23日 | 教育基本条例
 和田中「夜スペ」の報道でマスコミが大勢来ていました。傍聴もいつもより少し多い20人。「夜スペ」賛成の傍聴者は来ていないようでした。
 報告事項は2件。「和田中学校地域本部による私塾との連携について」と「公金支出無効確認等(住民訴訟)請求事件について」

 注目の和田中「夜スペ」については、「教材を和田中の教員との共同開発」は「助言」に変えたものの「学校ではなく、地域本部が行う、学校の教育活動外の教育」と説明し、「今日の教育委員会、明日の都教育委員会、25日杉並区議会文教委員会を経て、1月26日から開始の予定」という報告。

大蔵委員は「区の教育行政と関係ないところでやっているのだから・・・。私は常勤ではなくパートの教育委員。教育長の判断で」(地域本部は教育委員会が作ったのに責任逃れするんだぁ~!)

宮坂委員「学校の教育活動外の教育に学校を貸すのかどうか。費用の軽減をするのはどうか?生徒の選別はどうするのか」
庶務課長「教育財産の規則で、公益団体が使うのはかまわないし、費用も公益性のある団体には無償で」(教育委員会と学校は関係ないという舌の根も乾かない内にボランティアや企業を公益団体と言うの?)「教材の費用については地域本部が徴収する」「入室テストはおこなったが、学力の状況を調査しただけ。選別ではない」(学力テストも同じ論理で競争をあおるものではないと言い訳している)

 井出教育長の発言は許せません。「地域支援本部は文部科学省が40億円の予算をつけている。(来年度は50億円)杉並でやっていることを都教委が理解していくことが最大の眼目。実施することでこれから様々な問題が発生する。その時は適切な対応をする」

 これって、「公教育を民間企業の食い物にすることによって、問題が起こる。でも、文部科学省の方針だから、杉並のこどもには実験台になってもらう。なにせ夜スペは、ボランティアがやっていて杉並区の責任ではないし、希望者なのだから自己責任。そして、こうやったら学校を企業の儲けのために使えるという前例を杉並が先頭にたって作る。公立学校からたたかう教員も追い出せる。資本家のみなさん期待してください」という意味ではないでしょうか?子どものほうを見ていない。子どもよりも企業なのでしょうか。

 さて、「公金支出無効確認等(住民訴訟)請求事件について」とは、あの「つくる会」教科書採択は違法だから、採択に使った税金を返せという裁判。「つくる会」教科書に反対する有志が訴えていました。杉並区は調査報告書の書き換えを行わせただけでなく、教科書の著者を傍聴させるなど、違法を繰り返して採択しました。税金を不正なことに使ったのだから、返してもらって当然と思いますが、1月10日に反動判決が出て請求は棄却!これも許せない!

「夜スペ」について杉並区に寄せられた意見は、ほとんどが「反対」。こんな強引なやり方は認められません。けっしてあきらめませんから。

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