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野麦峠 「ああ飛騨が見えるの」慰霊碑です
本日(9月16日)は朝から雨が激しく降っており、道の駅飛騨たかね工房から野麦峠を目指したものの、すれ違う車は1台もなく、先行きを心配しながら進みましたが、野麦峠に到着した午前8時頃には、台風が愛知県を通過していたんですね。
ああ 兄の背に 野麦峠を登り詰め
飛騨が見えるの一声で 此の世を去ったおみねさん
聞くも語るも皆涙
飛騨側(高山市)と松本側(松本市)の中間に位置する野麦峠です。岡谷や諏訪地方で毛織物が盛んな頃、飛騨側から貧しい家を救うため、十代の少女たちがこの野麦峠を越えて松本側に連れていかれたんですね。
今でこそ、自家用車で簡単に通行できますが、当時は細い山道を歩いてやっと辿り着いたのが野麦峠で、兄に背負われたおみねさんの慰霊碑に刻まれた詩を読むと、自然に涙がほおをつたい、胸が高鳴りました。
当方のこんな心境も理解せず、車中で相棒リマと仮眠している家内を見ると腹立たしくなり、9時から開館するはずの「野麦峠の館」の開館を待ち続けたものの、台風のためか開館されないばかりか、職員どころか観光客も皆無です。
天気が良いと乗鞍岳が見える景観も、台風の影響で道路は川と化し、靴の中までびしょ濡れとなり、こんな天気の中を連れてきたと機嫌の悪い家内のため、木曽路の方が近いものの、温泉に入って昼食をとるため下呂温泉を目指しました。
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道の駅「飛騨朝日村(左)」から鈴蘭高原を通ってまもなく国道41号線というところで、道路が頑強な鉄の扉で閉じられ、道路が通行止めとなっており、今まで来た道を逆戻りすることになりましたが、野麦峠から下りてくる道路は落石と倒れた木々をかいくぐって来ただけに、通行止めは当然と思う反面で、目的地だった上高地は初日の夜から雨に降られ、昨日は神岡から宇津江四十八滝を訪れ、雨の中に出向いた三連休になってしまい、最終日は強風と豪雨に見舞われました。
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ただし、同じ日にテントを持って上高地に入った人は多く、雨と台風により、キャンプには最悪の3連休となったと思われ、18日で半年間のテント暮しを終え千葉に帰る予定だった画伯も、台風の襲来が後片付けを早めました。上の写真は土曜日の大正池
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子グマかなと思って観察していると、イノシシの成獣であることが判りましたが、危険なため近寄れず、イノシシと判る写真は撮れませんでしたが、自然界では危険と隣あわせである事を実感させられます。
イノシシは上高地ではなく、せせらぎ街道での遭遇です
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