中年男のエレジー 郷愁

yahooブログとの交差点にしたいと開設しました。ヤフーブログ終了により、アメーバとライブドアから発信を始めました。

シーズン最高の上高地に

2013年10月17日 19時50分32秒 | 上高地

 

 

 

 

 

  本日(10月13日)朝9時頃の上高地ですが、上高地バスターミナル場でタクシーの配車を担当する方のお話では、「今年で最高の晴天」との一言でした。

 昨晩の夜の雨は、穂高連峰に今年初めての初雪となり、雲一つない晴天となっていました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  私が上高地の魅力としているのは、自然環境の素晴らしさで、夏でも涼しい凛とした空気を鼻から吸い込み、身体中の汚れた空気を口からゆっくり吐き出し、汚れのない冷たい水を飲んで、身体中の汚れた体液を輩出し続けると、上高地に滞在しているうちに、私の身体を構成する細胞がすべて生れ変わると信じているからです。
 
 私にとっては、四国遍路と共通の想いです。
 
 さて、本日の朝は小梨平の小梨平食道でケーキセットを味わいましたが、500円の安価でも、窓の外は(右の写真のように)見事な木々の木漏れ日が見事で、木々のバックには(左の写真のような)穂高連峰の銀嶺が借景となっており、帝国ホテルの1500円のケーキセットにもひけをとりません。
 
 もっとも、小梨平は上高地で私が一番好きな場所のため、話半分と思ってもらってもかまいませんが、夏であればテントを張って、テントを開ければ穂高連峰という絶景で、一週間とか半月など長期間生活できるのは最高の贅沢と思います。
 ただし、今年は吹雪や雨続きが続き、自然環境の厳しさも実感しています。
 
 さて、本日は朝から河童橋から2時間半の行程となる岳沢小屋まで足を延ばしましたが、日頃から不摂生の見本のような私でも、約3時間で小屋まで到着しました。
 
 最近では最高の紅葉として涸沢カールの紅葉がテレビや新聞で報道されていますが、訪れた人のお話では、徳沢から人の渋滞がおきており、小屋もキャンプ場も満杯のため、人の少ない岳沢のほうが紅葉の鑑賞には良いとの事で、私は焼岳に登ろうと考えていましたが、岳沢の話を聞いた家内の要望で急遽訪れることとしました。
 
 もっとも、焼岳の方が厳しい行程と思っていた家内でしたが、段差が厳しく石によって足を痛めたため、小屋から河童橋まで2時間を要する苦悶の下山となりました。
 
 冒頭に、今年最高の晴天と記しましたが、添付したように夕陽をあびた河童橋は紅葉した木々とともに最高に輝いていましたが、訪れた観光客の数も多く、バスで松本側の新島々に向かう乗客の列が、右の写真のように五千尺ホテル(河童橋の前)の前までつながり、誘導する係員も、「過去に経験がない」と話されていました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
    
 この日訪れた人々は、最高の晴天と、紅葉の始まった上高地を堪能されたとは思いますが、この長い列の最後の乗客がバスに乗れるのは何時になるのか…
 それならばタクシーと、バスの列を無視して歩く人もありましたが、タクシー乗場にも私が見たことのない行列ができており、本日中に全員が帰宅できるとは思えない行列ができていました。
 
 「今日くらい優越感を感じたことはなかった」と家内は言いましたが、上高地や乗鞍スカイラインに自由に行きたいために青ナンバーのタクシー事業を創め、「道楽」と評判の悪かった私のタクシーが、渋滞とは無縁で上高地へ出入りできることから、初めて家内から誉められた瞬間でした。
 
 最高の晴天と3連休は道路にも大渋滞が出来ており、高山市の国道に入る道も車が動かず、東海北陸自動車道に向かう中部縦貫道が高山西インターから渋滞しており、過去に経験のない道路渋滞が起きていました。
 毎週のように上高地に出向いてきた経験がここでも活き、迂回や「せせらぎ街道」経由で、自宅まで渋滞を免れましたが、家内の足はかなりの重症で、明日からの仕事に影響は必死の上高地行きともなりました。
 
                                        10月の3連休の記録です
コメント (3)
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知多八十八ケ所巡りの二日目

2013年10月05日 08時52分08秒 | 日記
 
篠島の松島海上タクシー
 
 本日(10月2日)は三河湾の篠島で目覚め、朝7時30分に予約してあった海上タクシーによって知多半島に戻り、第35番成願寺から北上を始め、南知多町、美浜町、常滑市を越え、最後は東海市の第77番寺まで巡拝を進めました。
 
 明日も一日残しており、明日は八十八ヶ所の結願を果たした後に、名古屋市昭和区にある「八事山興正寺」への御礼に参拝する予定をたてています。
 
八事山興正寺 http://www.koushoji.or.jp/
 
※興正寺(こうしょうじ)は、愛知県名古屋市昭和区八事本町にある高野山真言宗の別格本山。山号は八事山。通称は八事観音。本尊は大日如来。境内は本堂などがある西山普門院と奥之院がある東山遍照院に分かれており、全域が興正寺公園として開放されて います。
 
 冒頭に添付した海上タクシーだけを見れば、完全なる観光旅行ですが、お寺を素早く巡拝するために高額なタクシーを契約しており、一般的には併設されている名鉄海上観光船を利用して巡拝が行なわれています。
 
 雨と比較すれば有難い快晴も、強い陽射しがキリキリと皮膚を射し、車のエンジンを停めると車内が暑くなるため、一日中エンジンはかけっ放しとなり、運転手の私は車を降りて納経所に走り、朱印をもらったら一目散で車に帰り、次の目的地をカーナビに入れていると、同行者が戻ってきて、そのまま車を走らせる繰り返しで一日が過ぎ去りました。
 

 昨日も篠島の番外寺が無人でしたが、本日も常滑市に入るといつも無人のお寺が存在し、私が同行者の納経帳を開いて、私の手によって朱印を押しましたが、四国では考えられない行為が当り前に行なわれていました。
 
 無人の納経所に先客としておられた御夫婦は、ご主人が納経帳ではなく掛け軸に朱印を押されていましたが、この人たちは一度も本堂に手を合わせることなく、お寺から車で立ち去っていかれましたが、こんな姿にお遍路とは何だろうと自問自答の一日です。
 ちなみに、知多半島の納経帳は、あらかじめ全部の寺院名が印刷されており、一ヶ所100円の朱印を押してもらうだけで、納経所に「手書き300円」の料金が表示してあるものの、筆とスズリが置いてないお寺がほとんどでした。
 
 お遍路は四国以外には存在せず、四国以外をお遍路とは言わないとの持論は変わりませんが、今回同行しておられる身代り講の人々は、朱印こそ私任せとしていますが、境内に入ってからは私語も厳禁で、一心不乱に読経を続け、読経が終わると遅れてはならずと車に帰り、次の札所に向かいます。
 こんな繰り返しで、先祖や先輩の指導を守って巡拝を続けておられる姿には共感するものがあり、私の足を頼りにされている責任も実感する一日ともなりました。
  
本日の宿 
観光旅館いろはや http://www.irohaya.jp
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