中年男のエレジー 郷愁

yahooブログとの交差点にしたいと開設しました。ヤフーブログ終了により、アメーバとライブドアから発信を始めました。

四国遍路 車中泊一週間(結願)の記録

2024年03月25日 16時06分47秒 | 遍路

3月6日(水) 道の駅ながお 香川県さぬき市

第88番大窪寺

八栗寺への道中

第1日目

車中泊場所 道の駅ながお

 第88番大窪寺から第71番弥谷寺まで巡拝

入浴場所 高瀬天然温泉 三豊市高瀬町

 

3月7日(木)↓

銭形砂絵展望所駐車場 香川県観音寺市

銭形砂絵

第66番雲辺寺参道

第2日目

車中泊場所 銭形砂絵展望所

 第70番本山寺から第54番延命寺まで巡拝

入浴場所 清正乃湯 今治市

 

3月8日(金)↓

海てらすほりえ 愛媛県松山市

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堀江港の動画

第45番岩屋寺の参道

四万十川の夕暮れ

第3日目

車中泊場所 うみてらすほりえ 松山市

 第53番円明寺から第39番延光寺まで巡拝

入浴場所 四万十のいやしの湯 高知県四万十市

 

3月9日(土)↓

足摺岬 高知県土佐清水市
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足摺岬の動画

足摺岬駐車場

第31番竹林寺

車中泊場所 足摺岬駐車場

 第38番金剛福寺から第27番神峯寺まで巡拝

入浴場所 ヘルストン温泉元気風呂 高知県安芸市

 

3月10日(日)↓

室戸の海岸 高知県室戸市

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動画

道の駅キラメッセ室戸

室戸岬

御蔵洞(みくらど)全景

御蔵洞入口

室戸青年大師像

第5日目

車中泊場所 キラメッセ室戸 高知県室戸市

 第26番金剛頂寺から第13番大日寺まで巡拝

 

3月11日(月)↓

道の駅 温泉の里・神山 徳島県神山町

杖杉庵の弘法大師と衛門三郎像

民家

第12番焼山寺

吉野川 阿波中央橋

第8番熊谷寺の桜

第1番 霊山寺

大鳴門橋

第6日目
入浴場所 神山温泉 ※施設整備中で宿泊者しか利用できなかった
 第12番焼山寺から第1番霊山寺まで巡拝 21回目の満願
 
3月5日に愛知県を出発 6日から11日まで逆打ち6日間で結願

 

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四国遍路の車中泊場所と入浴施設一覧

2024年02月16日 11時47分33秒 | 遍路

第31番竹林寺駐車場 昨年11月

四国遍路 車中泊の場所と入浴施設

 車中泊場所 道の駅・くるくるなると 

  088-685-9696 徳島県鳴門市大津町備前島字蟹田の越

1番

 車中泊場所 道の駅・第九の里

  088-689-1119 鳴門市大麻町桧東山田53

2番

 入浴 あせび温泉やすらぎの郷

      088-672-1126 板野町大阪椋木原30−1

 車中泊場所 道の駅・板野

  088-612-8817 板野町川端中手埼39-5

3番

4番

5番

 入浴 徳島天然温泉あらたえの湯 

  088-633-0261 徳島市徳島市南田宮1-2-8

6番 安楽寺 車中泊用駐車場あり

10番

 入浴 土柱ランド新温泉

  0883-35-3431 阿波市阿波町桜ノ岡165

 車中泊場所 道の駅 温泉の里・神山 

  088-636-7077 神山町神領西上角151-1

 車中泊場所 道の駅 貞光ゆうゆう館 

  0883-62-5000 徳島県美馬郡つるぎ町貞光大須賀11-1

12番 焼山寺  

17番 

 入浴 湯処あらたえ 小松島店 

  0885-38-2611  徳島県小松島市立江町黒岩13-1

 道の駅 公方の里・なかがわ

  0884-21-5631  阿南市那賀川町工地803

18番

19番 立江寺の駐車場

 車中泊の場所 道の駅 ひなの里・かつうら

 0885-44-0112  徳島県勝浦郡勝浦町生名月ノ瀬4-1

21番 車中泊場所 大龍寺ロープウェー駐車場

23番

 入浴 薬王寺温泉醫王の湯

  0884-77-1126 徳島県海部郡美波町奥河内寺前248

 車中泊場所

 入浴 シレストむろと (24番の近く)

  0887-22-0062 室戸岬町3795-1

24番 

 車中泊場所 海の駅とろむ

  高知県室戸市室戸岬6810-152

25番

26番

  車中泊場所 道の駅 キラメッセ室戸 高知県室戸市吉良川町

  車中泊場所 唐浜休憩所 安芸郡安田町唐浜

27番 神峯寺

  入浴 ヘルストン温泉「元気風呂」 

   0887-34-1484 高知県安芸市寿町1-7

  車中泊場所 道の駅やす 

   0887-57-7122 高知県香南市夜須町千切537-90

  入浴 黒潮温泉龍馬の湯

   0887-56-7122  高知県香南市野市町東野1630

28番 大日寺

29番

  車中泊場所 道の駅 南国風良里

   088-880-8112 高知県南国市左右山102-1

30番

 入浴 高知ぽかぽか温泉

   088-861-1126 高知県高知市北川添8−20

31番 五台山公園公衆トイレ駐車場 (31番近く)

36番

 ↓

  入浴施設 桑田(そうだ)山温泉「和」(やわらぎ)

  0889-45-0055 高知県須崎市桑田山乙1122

 車中泊場所 道の駅・あぐり窪川 (37番の近く)

  0880-22-8848 高知県高岡郡四万十町平串284−1

37番

 入浴施設 四万十いやしの湯(37番と38番の中間)

  0880-33-1600 高知県四万十市下田3363

 車中泊場所 オートキャンプ場とまろっと

  0880-33-0101 高知県四万十市下田3548

38番 金剛福寺 車中泊場所 金剛福寺門前の足摺岬駐車場

 入浴 宿毛リゾート椰子の湯 (39番近く)

  0880-65-8185 高知県宿毛市大島

 車中泊場所 道の駅すくもサニーサイドパーク 高知県宿毛市小筑紫町田ノ浦

39番

 入浴施設 

40番

 入浴 ゆらり内海 (40番と41番の中間)

   0895-85-1155 愛媛県南宇和郡愛南町須ノ川286

41番

 車中泊場所 道の駅・みま

   0895-58-1122 愛媛県宇和島市三間町務田180−1

 車中泊場所 道の駅 小田の郷せせらぎ

   0892-52-3023 愛媛県喜多郡内子町寺村251

44番

 入浴場所 国民宿舎古岩屋荘 

  0892-41-0431 愛媛県上浮穴郡久万高原町直瀬乙1636

 車中泊場所 道の駅 道の駅天空の郷さんさん

   0892-21-3400 愛媛県上浮穴郡久万高原町入野1855−6

45番 

 入浴場所 とべ温泉ゆとり館 (松山市内の入口)

  089-962-7200 松山市砥部町宮内1902-3

53番

  車中泊の場所 海の駅まつやま・ほりえ (53番の近く)

   愛媛県松山市堀江町1742−13

54番 車中泊 延命寺駐車場

 入浴 清正乃湯 

  0898-34-0034  愛媛県今治市高橋甲

59番

 入浴 湯ノ浦温泉四季の湯ビア工房 (59番の近く)

   0898-48-0300 愛媛県今治市湯ノ浦26

 車中泊場所 道の駅今治湯ノ浦温泉

   0898-47-0990  愛媛県今治市長沢252 甲 252-2

61番

 入浴 椿交流館 椿温泉こまつ

  0898-76-3511 西条市小松町新屋敷乙22-29 小松オアシス内

 車中泊場所 道の駅 小松オアシス

   0898-76-3111 愛媛県西条市小松町新屋敷22−29

 

 入浴場所 三島乃湯

  0896-24-4126 四国中央市三島中央1-16-5

65番

 車中泊場所 道の駅とよはま

   0875-56-3655 香川県観音寺市豊浜町箕浦2506

 

67番 大興寺

 

 入浴 琴弾廻廊 (69番の近く)

   0875-24-4567 香川県観音寺市有明町6-6

  車中泊場所 銭形砂絵展望台 香川県観音寺市八幡町

69番

70番

 入浴 たかせ天然温泉 

  0875-73-3726 香川県三豊市香川県三豊市高瀬町

71番 

 入浴場所 天然いやだに温泉大師の湯(道の駅ふれあいパークみの内)

 車中泊場所 道の駅ふれあいパークみの

  0875-72-2601 香川県三豊市三野町大見乙74

77番

  入浴 四国健康村(78番の近く)

   0877-49-2600 香川県綾歌郡宇多津町浜一番丁6−10

 車中泊場所 道の駅恋人の聖地 うたづ臨海公園

   0877-49-086 香川県綾歌郡宇多津町浜一番丁4

79番

80番

 入浴 はくちょう温泉 (80番と83番の中間)

   087-874-8900 香川県高松市国分寺町 新名 2213−1

83番

 入浴場所 高松ぽかぽか温泉

  087-811-0033 香川県高松市朝日新町17-15

87番 長尾寺

 車中泊場所 道の駅ながお

  0879-52-1022 香川県さぬき市前山940-12

88番 大窪寺

最近になって、四国の車中泊場所や入浴施設について聞かれることが多く、問われれば教えられるものの、私自身も調べないと住所や電話番号までは判らないため、本日は最近車中泊で利用した入浴施設と車中泊場所をまとめてみました。

路における車中泊のこだわりは、毎日必ず温泉や入浴施設へ入ることと、目覚めてから20分以内に次のお寺へ到着できる場所へ車を停めることで、ブログ発信のためフリーワイファイを提供するローソンとマクドナルドを利用しています。

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初めての四国遍路を懐古しながら

2023年11月11日 12時30分19秒 | 遍路
にほんブログ村 地域生活(街) 中部ブログへ←クリックしてご覧ください→過去の平成16年から令和元年の一言

平成13年10月10日 四国第1番霊山寺

初めての朱印 霊山寺

私が初めて四国遍路に出掛けたのは平成13年(2001年)の10月で、私の運転するマイクロバスで18人のメンバーとともにお遍路をスタートし、バスにはカーナビが無かったため道に迷い、何度もバックを繰り返して四国を走りました。

平成13年10月11日 第21番太龍寺

今から22年前の私ですが、何よりもびっくりするのは頭の黒さで、当時は真っ黒で69歳となって真っ白の頭髪を見るときに年齢を重ねたことが実感され、体重も当時は80キロ以上(現在は69キロ)あって太っていたことが写真から判ります。

先月28日の私 右は善通寺菅法主

平成14年5月22日 第88番大窪寺

大窪寺の朱印

第1回目のお遍路で満願を果たしたのは17名で、この後に高野山参拝から西国33観音、坂東33観音、秩父34観音の日本100観音の満願を達成した時には平成16年5月になっていました。
 
今にして思うと、この中で判っているだけでもすでに10名のメンバーが鬼籍に入っており、あと10年もすれば私も含めて全員があの世に行っている可能性を考えると本当に寂しさを覚え、いまだに全員が健在であるかのような錯覚も覚えます。
 

平成14年5月23日

鳴門の渦潮見物にも行きました

初めての高野山の朱印 平成14年5月24日

 

現在の納経帖

現在の高野山奥之院の朱印
 
物見雄山で四国を廻った22年前には、その後も四国遍路を続ける(現在17巡目)ことも、霊場会の公認先達になることも思ってはおらず、袈裟もないまま般若心経を唱えることもないままに四国を廻りました。
 
平成19年に四国霊場会の公認先達に推薦され、平成15年からは毎年高野山の宿坊に泊まるようになり、12年前の7月から毎月21日に町内のお寺で開催される阿字観に参加するようになりました。
 
お遍路を始めた当初には、メンバーから希望があれば何所でも立寄っていたことかせ懐かしく思われます。
コメント (1)
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出会いと再会の四国遍路 第1日目

2022年03月22日 23時32分41秒 | 遍路

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道の駅みろく 香川県さぬき市
 
 18日夜10時半に愛知県の自宅を出発し、翌日午前3時過ぎに道の駅に到着し、目的地の大窪寺まで30分ほどかかるため、6時に目覚ましをセットし、それぞれの座席で足元から寝袋をかぶって仮眠のみの車中泊となりました。
 運転席での仮眠は初めてでしたが、暖かくて朝まで熟睡できました。
 

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四国八十八ヶ所 第88番大窪寺

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    巡拝を終えたお遍路さんが置いていった金剛杖です
 

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     常楽寺 第86番志度寺の前です
 
 第75番善通寺前管長の樫原禅澄さんのお寺自性院常楽寺を立ち寄りましたが、この日は治療のため外出しておられて不在なため、ご家族に挨拶後に近況をお聞きして持参したお土産を渡して退散しました。
 

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 傘みくじの木
 
 今回の四国遍路は第60番横峰寺から結願寺となる第88番大窪寺を巡拝する予定で、先週18日の夜から愛媛県西条市まで移動する予定でしたが、フェースブックの道の駅de車中泊のメンバーが第65番から巡拝する書き込みを発見し、同じような場所を巡拝するものの、追いつけないため88番大窪寺から逆打ちして何処かで出会えることを目指しました。

 「私も明日から3日間で満願を目指します。60番からスタートし、香川県の2か所で車中泊の予定です」とコメント欄に発信すると、「僕らは2日間で残りの24カ寺をお参りするつもりなので途中でお会いするかも知れませんねェ」と返信があり、出会うためには逆打ちしかないため香川県道の駅みろくで3時間仮眠後に大窪寺から巡拝を始めました。

 途中でそれぞれの現在地をフェースブックのコメント欄から報告しながら巡拝すると、午後4時頃に「今78番に向かっています!」の書き込みがあり、「78番で待っています」と返信して、家族を参拝に送り出して駐車場で待っていると、背後から「もしかして、大鹿さんですか」と声がかかりました。

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宇和島市のMさんと出会いました

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 フェースブック「道の駅de車中泊」のメンバーであるMさんの記事を見るだけでなく、どうせなら出会いたいと思い、絶対会うためにはMさんと必ず遭遇するはずの逆打ちを選択したものの、車で移動中にすれ違えば遭うことはなく、「今78番に向かっています!」の発信を見た時は午後4時過ぎになっていました。
3月19日の一言
車中泊の四国遍路で奇跡的な出会いへ | 大鹿一八 『今日の一言』 (ameblo.jp)  
           1日目の遍路は添付した上の記事をご覧ください。     
 
 78番郷照寺でしばし談笑後に記念写真を撮り、我家は次の77番道隆寺に参拝し、四国健康村で入浴を済ませて、この日の車中泊の地「道の駅うたづ海浜公園」へ到着すると、駐車場が半分以上閉鎖されており、車を停めるスペースを探す余裕もなく満杯の車中泊となりました。
 
                                    3月22日の一言
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善通寺 四国香川県

2014年01月06日 03時36分36秒 | 遍路

善通寺東門(赤門)と五重塔東
 
 善通寺は真言宗善通寺派の総本山で、四国八十八ヶ所霊場の75番札所にあたります。真言宗の宗祖空海の生まれた場所と伝わり、弘仁4年(813)6月15日に落慶し、父親の諱「善通(よしみち)」をとって「善通寺」と号したと記されています。
 
住所 香川県善通寺市善通寺町3-3-1
電話 0877ー62ー0111
善通寺のホームページ  http://www.zentsuji.com/
 
 
 「誕生院」の院号は、お大師さま御誕生の地であることを示し、御誕生所である善通寺は、京都の東寺、和歌山の高野山とならぶ弘法大師三大霊跡のひとつとして、古くから篤い信仰をあつめてきました。
 
 唐より帰朝されたお大師さまが、御父の寄進した四町四方の地に、師である恵果和尚の住した長安・青龍寺を模して建立したお寺で、左は弘法大師の生まれた場所に建つ御影堂(西院)です。
 
 総面積約45,000平方メートルに及ぶ広大な境内は、「伽藍」と称される東院、「誕生院」と称される西院の東西二院に分かれています。金堂、五重塔などが建ち並ぶ「伽藍」は、創建時以来の寺域、御影堂を中心とする「誕生院」は、弘法大師が御誕生された佐伯家の邸宅地にあたり、ともに弘法大師御誕生所としての由縁を今に伝えています。
 
 広大な境内には、樹齢1000年を越える大きな楠の木が2本あり、弘法大師の幼少時や、善通寺創建当時を偲ばせると記されていますが、真下から眺めるとその生命力に感動させられます。
 
 この楠木の東側に五重の塔が建ち、その横には浄土宗の開祖法然上人が、1207年に承元の法難により四国へ配流された際、善通寺に居住され、その時に自身の後世の菩提を祈るために建立した五輪石塔も残されています。
 
 善通寺には宿坊があり、参拝者やお遍路だけでなく、一般の旅行者も1人か宿泊ができ、施設も新しく入浴施設の大浴場「大師の里湯温泉」は天然温泉で、宿坊とは言え施設も新しく、バリアフリーとなっているので高齢者や障がい者の方々にもお薦めです。
 
宿坊いろは会館 http://www.zentsuji.com/shukubou/
 
 さて、宿泊者にお薦めは朝の勤行です。御影堂で朝6時から開かれる勤行には、真言密教の読経後に空海が唐から持ちかえった錫杖(しゃくじょう)の音色を聞くことができ、樫原法主の法話の後で、空海の生まれた場所まで案内されます。
 
 現在の善通寺法主の樫原禅澄さんは、真言宗善通寺派の管長でもあり、真言宗18本山の最高位となる真言長者を務められていますが、現在でも不在時を除いて連日法話を続けておられ、宿泊者が希望すれば左のように一緒に記念写真にも収まって下され、気さくな管長との会話も日頃のストレスを払拭してくれます。
 
 
橿原禅澄(かしはらぜんちょう)管長のプロフィール
昭和15年生まれ。志度の自性院常楽寺住職で、四国霊場第75番善通寺の執行長・宗務総長を勤められ平成20年3月より法主・管長に就任。また、四国少年院教誨師・社会福祉法人讃岐学園理事長も勤める。善通寺での朝の説法を続けられて早十数年。その魅力的な声と話のおもしろさからファンも多い。
 
 
 
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菅元首相の四国遍路結願の報を読んで

2013年11月29日 01時31分02秒 | 遍路

 元首相の管直人さんが、9月29日に四国八十八ヶ所の結願寺となる大窪寺に到着し、四国遍路を満願としていたことを、私は本日まて確認しておらず、「満願になった」とは聞いていたものの、過去のお遍路のように大きく報道されなかったことに寂しさは隠せませんが、よくぞ全てを歩いたものと称賛を送りたいと思います。

菅元首相 お遍路「約1200キロを歩き、ようやく結願」 
 民主党の菅直人元首相は29日、四国霊場88カ所を巡る「お遍路」を終えた。自身のブログで、88番札所の大窪寺(香川県さぬき市)に同日午後に到着したと報告。
 「約1200キロを歩き、ようやく結願することができました」と書き込んだ。お遍路を始めたのは平成16年7月。参院選東京選挙区で無所属候補を支援したとして党員資格停止中の菅氏だが、これで心機一転、出直しを図る?              
                        産経ニュース 2013.9.29
 
管直人オフィシャルブログ
結願
今日午後、88番札所の大窪寺に到着。2004年7月、お遍路で四国を歩き始め、約1200キロを歩き、ようやく結願することができました。     9月29日
 
続結願
昨日は私の結願を、生まれ故郷の仲間が20人余り大窪寺に集まり、出迎えてくれた。嬉しい限り。
お遍路で歩き始めたのは2004年7月、結願まで9年かかった。衆院選に初出馬した1976年から政権交代まで、33年年かかった。次の政権交代はいつになるか。それまでには原発ゼロを実現しておきたい。小泉元総理の原発ゼロ積極発言は大歓迎。     9月30日
 
続続結願
 結願から2日、何かほっとし、気持ちも疲れも和らいできた。9年がかりで1200キロを歩いたお遍路は私の人生にとってやはり大事業であった。
 この間に東日本大震災とそれに伴う福島原発事故が起き、私自身、総理という立場で全力を尽くした。
 今はあらためて原点に返って、残された人生をどう生きるかを考えている。    10月1日
 
 菅さんは、2004年7月から四国八十八カ所巡りを開始しており、「年金未納問題で党代表を退き、直後に妻がクモ膜下出血で倒れたものの、幸い大きな障害が残ることもなく生き延びられ、人生を振り返るいい機会だと行動に移した」と週刊朝日の取材に語っております。
 
 「初回は妻だけに話して準備し、単身徳島県へ。秘書にも知らせていなかったのに、1番札所の霊山寺で支度中にマスコミが集まってきた。後で住職が記者に連絡したと聞き、驚きました」などは、自らのスケジュールを予告して歩いているとのウワサとは違っていました。
 
途中の顛末は、週刊朝日13年10月18日号か下記を参照してください                             http://dot.asahi.com/news/politics/2013101000042.html
 
 「9月29日に88番大窪寺で最後のご朱印をいただきました。門をくぐる際、すがすがしい達成感と同時に寂しさも感じた。長年の宿題で、楽しみでもありましたから。菅笠と金剛杖、納経帳は、お守り代わりに自宅に置いてあります。今は改めて原点に立ち返り、残りの人生で何ができるかを考えたい」と結ばれていました。
 
 数年前の話になりますが、松山市の手前の峠から下る遍路道を、「ここを菅さんが歩いたんだ」と、同行者を乗せて車で走ったことがありましたが、車でもエンジンが悲鳴をあげるような遍路道を菅さんが歩いたことに驚いたことがありました。
 
 歩き遍路の人々が悲鳴をあげる「遍路ころがし」の焼山寺や、一日では次の札所に到着しない高知県の室戸岬や足摺岬、私は翌日に足が動かなくなった横峰寺についても、菅さんは苦痛を隠して笑顔でカメラに収まり、行き交う人々と挨拶して遍路を続けていました。
 
 私は議員になる14年前より以前から無党派で、自民党だけでなく民主党も大嫌いな政党でしたが、菅さんの市民派としての野党時代の活動は嫌いではなく、個人的な好き嫌いも多少はあるものの、四国を通しで歩いたことはありませんが、歩き遍路の体験からすれば、体力と脚力だけでなく強い精神力には驚かされました。
 
  菅さんが満願した後のネットへの書き込みを読むと、中傷記事が多く、読者として読めば見事に笑えるコメントが氾濫しています。下記を参照して下さい。
 
そのまま冥途に行けよ
歩く恥さらし
今度は地獄で永遠にお遍路してろ
涅槃まで行ってこい
香川じゃなくて福島に行け
 
結果としてお遍路を達成しても
 人格的に能力的になんの効果もないと証明されましたw
 これって一般のお遍路に対する嫌がらせだろうw
 
 週刊朝日の取材に対して、菅さん自身が「人生を振り返るいい機会だと行動に移した」と述べており、お遍路に旅立つきっかけは様々で、お遍路の動機の善し悪しは論ずるものではなく、菅さんが全て自分の足で歩き続けた四国遍路を第三者が評価できるものではありません。
 
 「政治活動では目的を果たしたら戻る『点から点』の移動 … 歩き遍路は自分の感覚で動き、過程を楽しむ。時間の流れが全く違うんです」とか、「歩いている最中は足を踏み出すだけで精いっぱい。『無心』です。歩くこと自体でリフレッシュされ、気持ちが豊かになりました」など、歩く事で菅さんが得た感覚は間違いなく今後の活動に役立つと思われます。
 
 四国を歩いて党首に返り咲き、四国を歩いて総理大臣となった菅さんには、原発に頼らぬ社会を実現するために、もう一仕事頑張って欲しいと思います。
 
 本日私は菅さんの公式ページに(下記に添付した)メッセージを送付したところ、「自動返信です」の断りがありましたが返信があり、「今後の活動の参考にさせて頂きます」と記されておりました。
 
 元首相であっても、影響力は無くなってはおらず、地域に根ざした市民活動や、若者の理解者として頑張って欲しいものです。
                             
 
私が送付したメールです
 
愛知県津島市で、無党派・無所属の市議会議員をしています。
私は平成13年から四国遍路をはじめ、現在は四国八十八ヶ所と別格霊場会の公認先達になっています 
私も当初は管さんの人気とり程度に考えておりましたが、動機は何であれ、あれだけの距離を歩きとおした体力と脚力には感服するしかありません。
高知県の足摺岬までの道のりと、松山までのお遍路は車でも大変な距離となります。
ネット上で管さんのお遍路を揶揄する一言を目にしますが、とにかく四国を歩いて一周することの大変さは、歩いた者しか判りません。
まだ、年齢的にも体力的にもがんばれると思いますので、私の故郷出身の市川房枝さんのように、市民目線で、脱原発や、これからは四国の空海が修業した禅定などで、心の病に悩む若者などとともに、精神的支柱になって頑張ってほしいと熱望しています。
来年は、空海によって四国遍路道が開創されて千二百年になります。
地域の中には、多くの悩める人々が引きこもっています。そんな人々のために是非とも行動して欲しいものです。
四国遍路の結願おめでとうございました。
もっと、もっと、頑張ってください。
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四国遍路 慈眼寺の穴禅定

2013年11月13日 23時44分10秒 | 遍路

 今月8日(金)に訪れていた四国別格二十霊場第3番慈眼寺で、四国八十八ヶ所霊場の第20番鶴林寺の奥の院にあたり、弘法大師(空海)が19才の時に、ここで修業中に鍾乳洞を発見し、邪気祓いのため護摩をたいて洞窟を清め、悪魔悪霊を洞窟内に封じ込め、結縁灌頂の秘法を修められたと言われる行場です。
 
※不動堂(左)と大師堂(右)
 

慈眼寺 徳島県勝浦郡上勝町正木

        TEL:0885-45-0044 
 
 四国遍路の大多数は八十八ヶ所だけ廻り、奥の院や別格霊場まで足を運ぶ人は少ないものの、弘法大師が7才の時に山から飛び降りたと言われる「捨身ヶ嶽禅定」も奥の院で、太龍ヶ嶽禅定も奥の院です。
 

 別格二十霊場を巡拝する人も多く、20ヶ寺を廻って集めた数珠を自慢げに見せられる人もありますが、ほとんどの巡拝者は慈眼寺の本堂に参らず、大師堂に手をあわせて、隣の納経所で朱印をもらっただけで帰ってしまいます。
 
 実は私もその一人で、穴禅定の存在すら知らず、本堂とともに行ったことがありませんでした。

 私が初めて穴禅定に入ったのは5年前で、あまりの非日常的な体験のため、入った瞬間からパニックとなり、このままでは穴から出られない恐怖心から、案内する導師の女性の言葉を真剣に聞いて、すがるように退出しました。
 
 その後は絶対に欠かせない訪問となりましたが、ここに入ることで健康を実感させられます。 

 上から2枚目の写真が本堂への入り口で、その下の写真のような坂道を登りかけると足腰の苦痛と、呼吸の苦しさに顔をゆがめる頃に4枚目の石の大師像が現れ、ここで半分くらいでしょうか。
 
※左の写真が本堂です

 

 

 このお寺の開基は弘法大師より古い行基菩薩により、ご本尊は薬師如来(真言・おん ころころ まとうぎ そわか)が安置されています。
 
 左の写真は、穴禅定ではなく、入り口の岩場で、私のように生活習慣病で太った人は、岩場を通り抜けられるか柱の間を通れるか確認されます。
 

 ここから案内の導師について岩場を登ると、左のような頑丈な鉄の柵に施錠された入り口があり、この中に入って真言を唱えたあと、時計やメガネなどを外してから入ります。
 
 「メガネがなかったら見えんだろー」と、私の恩師は激怒しましたが、穴の中はローソク1本の光で進むため、メガネは必要がありません。
 

 左の写真はガイドブックからの転用ですが、大師堂の横で穴禅定用の白衣に着替えた姿で、案内されるままに手足を動かして岩の隙間を通過していきます。
 
 ここで素直に行動できない人は、岩の隙間に身体がはさまれて動けなかったり、足が前に進まず苦痛を味わうこととなります。
  

 メガネで激怒した恩師も元は校長先生ですが、一緒に同行したお医者さんも屁理屈ばかりで、奥にたどり着くまで苦痛を味わい、ここでは素直になれないと出口まで戻ってこれません。 
 
 穴禅定では、日頃ワンマンでプライドの高い人でも、奥の大師像に祈願して、穴を這いずって出る頃には赤ちゃんのように素直になっています。

 私にとっても、日頃の傲慢となった生活を反省する機会となっており、太りすぎれば入れないことから、健康管理の機会ともなっています。ここで、時間を忘れてまっさらな気持ちになるのもお勧めです。
 
慈眼寺のHP

 私にとっては一年ぶりの参拝となりましたが、本堂からの下りには見事な紅葉が鑑賞でき、遠くの山並みを眺めながら、時間を超えた悠久の自然と会話ができているような錯覚も覚えました。

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10年ぶりとなる四国遍路から日本百観音へ

2013年06月13日 01時29分03秒 | 遍路
10年ぶりとなる四国遍路から日本百観音へ
 
 四国八十八ヶ所と別格20霊場を昨年(24年7月)に結願後に、同行したメンバーから西国巡礼の話が出たことから、平成14年以来となる西国を巡礼するうちに、坂東や秩父も巡拝して日本百観音の満願を目指す話へと盛り上がり、西国を昨年末に結願し、本年3月より坂東をスタートし、5月に結願後に秩父を廻りはじめました。
 来週に秩父の満願を果たした後、8月に善光寺と北向観音へ参拝する予定をたてています。
                                   平成25年6月12日 
 
四国八十八ヶ所と別格20霊場
 
1 24年4月16日から18日 (前夜発)
   1日目1番から12番、別格1、2番 名西旅館
   2日目13番から22番、別3番 うみがめ荘
   3日目23番から30番、別格4番        参加者5名 2泊3日 岐路・四国健康村
 
2 24年5月24日から26日 (前夜発)
   1日目31番から39番、別格5番 足摺ビロー園
   2日目38番から43番、別格6・7・8番 古岩屋荘
   3日目44番から58番、別格9番        参加者5名 2泊3日 岐路・湯浦温泉
 
3 24年6月21日から23日 (前夜発)
   1日目59番から65番、別格10、11、12、13、14番 小西旅館
   2日目66番から70番、別格15、16、17、18番 善通寺いろは会館
   3日目71番から82番、              参加者5名 2泊3日 岐路・四国健康村
 
4 24年7月19日から21日 (前夜発)
   1日目83番から88番、1番別格、19、20番 
                                       須見光栄堂 阿波踊り会館 宿・東横ホテル徳島
   2日目鳴門渦潮観潮船 いざなぎ神社 七宝瀧寺  宿・紀泉閣
   3日目高野山金剛峯寺(阿字観)、奥の院、大師教会(受戒)      参加者5名 2泊3日 
 
 
西国三十三観音
 
1 24年9月28日、29日
   1日目 1番青岸渡寺   宿・紀泉閣 白浜3段壁 
   2日目 2番から5番まで        和歌山電鉄タマ駅長    参加者8名 1泊2日
2 24年10月17日、18日
   1日目 第8番、番外法起院、6番、7番、9番、10番  
   2日目 番外元慶寺、第11番、第30番、第31番、第32番
                              宿・東横イン大津  参加者8名 1泊2日
3 24年11月14日、15日
   1日目 三方石観音、第29番、第28番、第27番
   2日目 第26番、25番、番外花山院菩提寺 第24番、23番
                              宿・円教寺宿坊    参加者8名 1泊2日 
4 24年12月16日、17日
   1日目 第12番、第13番、第14番、第22番、第20番、第21番、第19番、第18番
   2日目 第16番 第17番 第15番、 第33番華厳寺
                             宿・ビジネスホテル嵐山  参加者8名 1泊2日
 
坂東三十三観音から秩父三十四観音へ
 
1 25年3月27日から29日  前夜発
   1日目第5番から7、6、8、4、1、12、2番、宿・松汀園
   2日目第3番、第30番、第33番、第31番、第32番 夕食・黄鶴 宿・グロリア九十九里浜
   3日目満願寺、第27番、第28番、成田山新勝寺、第39番、アクアライン・海ほたる、足柄SA
                                     参加者6名 2泊3日 
2 25年4月23日から25日  前夜発
   1日目第17番、18番、19番、20番、第21番日輪寺…宿・まんだらじ旅館
   2日目第22番、第23番、第24番、第25番、第26番 宿・東横イン・つくばエクスプレス八潮駅北口
   3日目第13番浅草寺、巣鴨とげ抜き地蔵、葛飾帝釈天、ピアノコンサート鑑賞、足柄SA 
                                     参加者6名 2泊3日
3 25年5月28日、29日  前夜発
    1日目 12番、15番、16番、11番、10番、9番  宿・梁山泊
    2日目 秩父1番から18番まで       参加者6名 1泊2日
 
4 25年6月19日、20日
 
      
 
5 25年8月
 
 

 平成14年に西国巡拝をはじめ、平成16年5月14日に秩父三十四観音を満願となっていますので、10年ぶりの百観音となりましたが、四国の朱印帳には日時の記載がありませんが、西国、坂東、秩父の観音巡礼には巡拝した日時が記されており、10年前に書き入れていただいた人々との会話にも花が咲きました。
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坂東三十三観音巡礼 第1回目

2013年04月01日 01時34分00秒 | 遍路
 今月27日から3日間の坂東三十三観音巡礼に出ました。私にとっては10年ぶりとなる坂東巡礼です。
 
1日目・3月27日(水)
 26日23時出発…浜名湖SA…足柄SA…第5番勝福寺…第7番光明寺…第6番長谷寺…第8番星谷寺…第4番長谷寺…第1番杉本寺…第14番弘明寺…第2番岩殿寺…宿・松汀園
 
2日目・3月28日(木)
鎌倉・第3番安養寺…千葉県木更津市・第30番高蔵寺…館山市・第33番那古寺…第31番笠森寺…第32番清水寺…宿・旭市飯岡漁港・グロリア九十九里浜…夕食・旭市・黄鶴
 
3日目・3月29日(金)
朝食・旭市ガスト…第27番奥の院満願寺…第27番飯沼観音…第28龍正院…成田山新勝寺…第29番千葉寺…アクアライン海ホタル…足柄サービスエリア・夕食…浜名湖SA…春日井IC…東名阪…自宅
 
千葉県館山市にある第33番那古寺の納経所で、ご住職から朱印をいただく際に、十年前に巡拝して満願となった朱印帳を確認され、結願の印を納経帳に押していただきました。
 
 「結願になるんですね」
 「いえ、順番を変えているので」
 「それでも結願ですよ」
 「あくまで、百観音の結願が目標なので…」
 
 那古寺は坂東の33番目のお寺ですが、前回も最後の巡拝とはしておらず、今回も2日目に訪れている事から、満願とか結願の意識は皆無で、ご住職の言葉の意味も理解できずにいましたが、ご住職の解釈では、10年前に全部のお寺を巡拝しており、今回訪れたことが結願にあたるとの意味だったようで、納経帳に「結願」の印を押していただきました。
 
 こんな展開から、那古寺で「結願の証」を記してもらい、翌日訪れた銚子市の満願寺では、四国八十八ヶ所と、西国、坂東、秩父百観音の「満願之証」を発行してもらうことになりました。全ての納経帳を持参していたからできた結末です。
 
 左は西国、坂東、秩父の百観音の結願となる千葉県銚子市にある満願寺ですが、過去に何度も訪れており、最近では1月にも訪れているものの、納経所の場所が判らず、結願の証しどころか、朱印ももらってはおらず、本堂の入り口が判りづらく、入ってこない人も多いと聞かされました。
 
 中段の写真は、坂東33番札所の本堂に参拝する巡礼者で、住職の話では坂東巡礼では知らない人がいないような人物で、真っ赤となる朱印帳を持参されていました。
 
 さて、我々の巡礼は2回目を来月に予定しており、2泊3日4回の行程で坂東、秩父の結願を目指し、最後に善光寺と北向観音に参る予定です。
 
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四国八十八ヶ所めぐり出開帳 中部国際空港セントレアホール

2013年03月22日 23時03分02秒 | 遍路
  
 
 
 
 
 
 
  
 
セントレアで開催されている出開帳の会場内の様子です
 
 本日は中部国際空港セントレアホールで3月11日より18日まで開催されていた四国八十八ヶ所めぐり出開帳に参加してきました。
 
 セントレアの出開帳は、午前8時30分から3時間の第1部と、午前12時から3時までの第2部、午後3時30分から6時までの第3部に分かれており、私たちは第2部の前売り券を購入しており、12時前に会場入り口に到着したものの、入場者が満員で入れず、午後1時からの入場整理券をもらってその間に昼食タイムとしました。
  もっとも、1時間以上あった時間も、空港内の食事処は全て満席で入場待ちの行列ができている有り様で、6人分のテーブルを確保するのは不可能で、何とか空いたテーブルを見つけて、ハンバーガーと飲み物が昼食代わりとなりました。
  
 さて、1時からの入場整理券をもらっていたものの、会場となるセントラルホールに着いた時には会場前に行列ができており、やっと会場内に案内されたと思ったら、会場に入るための待合室が右の写真のように満席になっており、ここでおよそ1時間が経過してしまいました。
 
 この待合室には、四国から持ってこられた大師像が安置されており、この大師像は、今年2月からスタートし、月に2回の歩き遍路によって全27回の行程で来年5月に満願となる「徒歩練行」のために開眼された像で、若手住職に背負われて公認先達とともに四国を巡行しています。本日の案内役であった第47番八坂寺のご住職とともに四国に戻され、18日から徳島の熊谷寺の近くまで巡行していきます。
 
 第3回 3月8日(金)~9日(土) 長尾寺~長野まで
 第4回 3月18日(月)~19日(火) 長野寺~東海寺まで
 第5回 4月4日(木)~5日(金) 8番熊谷寺~鍋岩
 第6回 4月15日(月)~16日(火) 鍋岩~文化の森(徳島市大谷町)
 第7回 5月14日(水)~15日(木) 文化の森~道の駅わきじ(那賀郡那賀町)
 第8回 5月24日(金)~25日(土) 道の駅わきじ~鯖大師まで
 
 今回の出開帳には、四国八十八ヶ所のお寺のご本尊(出開帳用)が並べられており、その前に敷かれたじゅうたんの上をご本尊の真言を唱えながら、お砂踏みをしながらお参りするわけですが、無料のお砂踏みとは違い、満員で600人に制限された入場者数と、1500円もの料金を支払っていることから、八十八番目のご本尊にたどり着いた時に時計は3時半を大幅に廻っていました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  会場の出口には大きな大師像が待っておられ、ここで最後の合掌とご真言「南無大師遍照金剛」を唱えて出開帳が終わりとなりますが、賽銭を持ち合わせない人のために賽銭代わりにもなる「納め札」が入り口に用意されており、千円と引き換えになっていましたが、我家は自宅から用意していった賽銭を使いました。
                                                                            
会場の出口付近では、関係者によって次々とカメラのシャッターが押されており、会場出口で「結願之証」とともに写真が手渡されますが、私は自分が大写しとなっていた写真も千円で購入しました。主催しているのが旅行会社のため有難いサービスです。
 
 国際空港内に会場がある事から、四国へ訪れる白衣姿のままでは訪れられず半袖の白衣姿の巡礼となったものの、四国と同じような気持ちで最後まで廻れる有意義な一日となりました。こんな環境の影響を受け、3才の孫が違和感なく手を合わせ、般若心経の出だし(途中まてですが…)をスラスラと口ずさむことに、有難さを感ずる一日ともなりました。
 
                             
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讃岐・七ヶ寺まいり

2013年02月27日 01時38分35秒 | 遍路
古来より、四国八十八ヶ所各霊場第71番札所から第77番札所までの7ヶ寺を一日で巡拝する「七ヶ所まいり」という参り方があります。「四国八十八番寺社名勝」という絵図に「足よはき人は 此印七り七ヶ所をめぐれば 四国巡拝にじゅんずといふ」と、この「七ヶ所まいり」を勧めてもいます。この7ヶ寺には、皆様をお守りくださる本尊様がお祀りされており、お大師さまと共に「同行二人」の信仰をもって巡拝されると福運が授かるといわれています。
 
      讃岐屏風ケ浦・七ヶ所まいり http://www.zentsuji.com/nanakasho/
 
 添付した案内の中に、約16キロと紹介されている事から、これなら日頃から不摂生な生活をおくる運動不足の自分でも歩けると、第71番札所から第77番札所までの7ヶ寺を歩いてみました。平成23年11月1日の顛末記です。
 
 車を道の駅「ふれあいパーク みの」に置いて、第71番弥谷寺を目指しますが、ここで一日歩くために必要と思われるタオルなどをリュックサックに詰め込みます。 出発は8時半
 
 意外に忘れ物があり、弥谷寺の本堂に参拝した時に賽銭と数珠を車に忘れている事に気づき、納経所で輪袈裟をかけていない事が判り、車に戻った時にカメラを置き忘れていた事と、私の身体にとって一番重要な血圧の薬を飲んでいなかった事が判りました。気を取り直して再度参道(石段は本堂まで530段)を登ります。
 
 第71番弥谷寺については、かつてはこの道の駅の隣にある駐車場から徒歩で登っていましたが、最近は車で途中まで登れるようになった事から、参門から上って行く人は少なく、参門前にある茶屋も久しぶりに通ります。
 
 もっとも、ここから歩いたことで、竹と竹が重なって「ギー、ギー」と音を奏でる事や、風の香りまで実感できます。
 
 第72番曼荼羅寺までは細々とした山中の遍路道を下り、途中で日頃は高速で走りぬけていく国道11号を歩き、途中からは車遍路と同じでしたが、約3、8キロを1時間ちょっとで到着します。
 
 第72番曼荼羅寺と第73番出釈迦寺までは300メートルしか離れておらず、車よりも駐車する手間がかからないために歩き遍路が先行して到着してしまいます。
 ここは弘法大師が7才の時に山から身を投じたと言われる奥の院『捨身ケ嶽禅定』がありますが、先が長いため省略(往復2時間はかかります)です。
 
 ここから第74番甲山寺までは約3、2キロあり、ガイドブックで徒歩50分となっていますが、ほぼ車遍路と同じ道程です。ここから第75番善通寺までは1、4キロとなっているものの、あっと言う間に到着です。
 
 善通寺に到着すると、偶然にも記念写真を撮影する広瀬さん(写真屋さん)と出会い会釈したものの、菅笠をかぶって疲れ果てている歩き遍路を私とは認識されず、話し込む体力も時間もムダにできないため、幸いとして通り過ぎます。
 
 時間はここで午後1時となっていましたが、食欲は無く水分補給だけで十分です。本来は本堂から大師堂の順に参拝しますが、本堂の広大な善通寺を2往復するのは辛いため、御影堂(大師堂)から本堂に参拝してそのまま第76番金倉寺に向います。
 
 車では判りやすい簡単な行程ですが、地図を見ながら昔からの細い遍路道を進んだところ、途中で何度も道を見失い、電柱に張られた進路を示すシールを見つけて歩いていくと、最後には進路が左右両方を示しており、結局は現地の人に聞きながら歩く事となりました。
 
 この頃には足が痛く、道路の信号が変わっても走ってわたる脚力もなく、はるか遠くに金倉寺が見えるものの、一向に距離は縮まらず、やっとのことで到着しましたが、迷って遍路道を探すよりも、自分の知っている道を歩いた方が効率が良く、この間は歩道がある事から安全です。
 
 ここから第77番道隆寺までは約4、5キロで、案内によれば徒歩で70分となっていますが、足が痛んで棒のようになっており、「ここが最後だから」を連呼して進むものの、一向にたどり着けません。
 
 まもなく道隆寺という所で、背後から大きな声で、「お遍路さーん」と繰り返しながら、手を振って人が追いかけてきます。
 
 手に握っておられたのは手作りの「お地蔵様」の焼き物で、息子さんの手作りを歩いて巡拝する人が通る度に渡しているとの話に、追いついてきた息子さんの顔を見ると、私の緩んだ涙腺が氾濫しそうな危機です。こんな嬉しい場面は車遍路にはありませんし、疲労でヘトヘトだった身体にエネルギーが補充されました。
 
 「頼むから住所と名前を教えてください」と手帳に書き込み、私の納め札を手渡して別れましたが、この善意を貰いっ放しにはできません。 
※写真は道隆寺の近所で、焼き物を頂いた松井さん親子です。掲載する事も伝えてあります。
 
 そうして最後の道隆寺に到着しましたが、そんなことのあった後だけに、正面から見る光景ははじめて見るように新鮮です。
 
 納経所で朱印をもらい、七ヶ所まいりは終わりましたが、ここから車を停めている弥谷寺まで戻るのは大変な旅程となり、多度津駅から電車を使って戻っても善通寺駅からは大変な距離になる事から、私は観音寺行きに乗車し、海岸寺駅で降車し、別格二十霊場第18番海岸寺に参拝してから戻るコースをとりました。
※菅笠をかぶった白装束のお遍路として電車に乗るのは初めての体験で、女子高生と一緒に緊張して乗車しましたが、四国では自然の風景で誰も奇異の目では見ません。
 
 海岸寺に参拝して朱印をもらったのが午後5時で、すでに薄暗くなっており、夕陽が沈めば真っ暗となるのは必然ですが、住職から、私の歩こうとしている近道は山道のため迷って危険と言われ、「2時間はかかる」と言われる車が連なる国道を歩き、行程は約6キロ弱で途中からは坂道を登っていく事となりました。
 
 ここからが大変で、歩いても歩いても距離は延ばせず、真っ暗になったために大きな標識はあるものの、車が来てライトを照らしてくれないと全く見えず、過去の巡拝で予想はできるものの、間違えて下ってしまえば戻る体力もありませんから、車が来るのをずっと待って看板を確認しながら、車に到着した時には午後6時半になっていました。
 
 真っ暗な茂みから獣の唸り声も聞こえ、捨て犬である事を願いながら、この近くに私の親しい人が住んでいる事から、何度も救いを求めたい気持ちがよぎりますが、自分が自ら決めた事と苦痛に顔をしかめながらの到着です。
 
 反省は靴が悪かった事と、リュックサックに不必要な荷物を詰め込んだ事から重く、朝の出発が8時半であったものの、準備不足で忘れ物を取りに引き返すなど、あと1時間早く万全に出発しておれば、沖に浮かぶ津嶋神社の背景となる瀬戸内海に沈む夕陽もゆっくりと見られたと思います。
 
 簡単に考えていましたが、「四国巡拝にじゅんず」と宣伝されているだけあって、久々に身体に堪える苦行となりました。
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