王座戦最終予選、田中五段戦(黒)
珍しく初手から。
白6に黒A等が普通ですが、
最近の若手は、数十手先までAIの最善手を
研究している人もいる。
ここは、研究を外してみようと
あまり見かけない黒1と打ってみた。
研究していた訳でもないのですが、
これでも、そんなに悪くならないと思った。
相手の田中五段は、白2から白4と
かなり早く打ってきましたが、
自分は、未知の世界に入り、手が止まる。
暫く考え、黒5と打ちましたが、白6も早かった。
ここで、予定を変更して黒1、3と打ちましたが、
問題だったようです。
黒5でも、Aが正着だったようで、
序盤早々、形勢を損ねました。
黒1で・・・
予定通り、黒1から黒5が正しかったようです。
黒11まで一局の碁と、局後の検討で
田中五段に教えてもらいました。
最近の若手は、滅多に現れない局面まで
研究しているんですね。
この後、難しい碁でしたが、何とか勝ち。
序盤を互角で乗り切るのが、課題の1つですね。