昨日の対局

棋聖リーグ・王銘エン九段戦（黒）





黒Ａと打った局面。
ここで王九段が長考。
予想としては、白Ｂと右辺を捨て気味に打つか
白Ｃとなんとなく中央を白っぽくするか
あるいは、白Ｄとシマリ、左辺を模様にするか・・・





実戦は、予想だにしていなかった白１!
んんん？？？ナンだこの手は？？？？

まったく意味不明な手だけど、
これが王九段の秘技・ゾーンプレス？







実戦の進行。
とりあえず、黒１とカカってみる。
黒11まで、隅を黒地にしながら
左辺の模様を消し、理想的な展開だなー

と、思っていたら、白12～16まで強引に
コウを仕掛けてきた。
よく見ると、白からのコウダテが
Ａ、Ｂ、Ｃ近辺に山ほどある。
しかし、黒からのコウダテは皆無。

ここで、ようやく形勢が悪いことに気がつく。
そして、２番目の図、白１が名手だったことに気がつく。
気がつくのが、遅いですねぇ。

この後、強引な勝負手が成功して逆転勝ち。
棋聖リーグは、これで２勝１敗。
残留を確保して(たぶん）、ホッと一息です。