実録「松茸狩り」

松茸狩りという表現には多少間違いがあります。
松茸をひたすら探す行為、それが松茸狩りです。
けっして松茸が手に入るとは限らないのが松茸狩り。

場所は高畠町和田財産区が管理する稲子松茸山。
昨年まではブログで、松茸情報ばっかりで他人事のようで申し訳なくもあり
今年は豊作との情報もあって、まーそんなに期待もせず実践してみる。

管理棟のある駐車場には朝６時２０分に到着。
なんと駐車場はほぼ八割程の車で埋まっていた。
管理等の小屋番に聞いたら、まだ夜も明けない５時には並んでいたとの事。
仙台や福島の県外ナンバーも目立つ。
改めて松茸の魅力に感心する。


こんなに入山する人が多いなら、さぞ期待が持てるだろうと
テンションが上がってきた。
入山券を買うため野口英世を２枚握り締めていざ管理等へ。
ここで入山届けに氏名、住所、連絡先、車のナンバー、入山時刻を記入。
帰ってきたら下山時刻も記入して下山を知らせます。
なにぶん、松茸狩りと言っても完全な山登りですから、遭難の心配もあります。
駐車場で標高330ｍ位、760ｍ付近まで登っていますから。



小屋番のおじさんから多少の情報を聞いて入山券を購入。
入山券はけっして松茸を保障するものではありません。
あくまでも松茸が生えているだろうなーと言う可能性のある山に
１日入山する権利を手に入れただけです。
小屋にはクマ・ハチに注意とありますが、たしかにスズメバチは時々
単独で飛んでました。
刺激しなければ襲ってきませが注意は必要です。
クマはできれば一度目の前で見てみたい、怖いですけど。


管理棟横の橋を渡って直ぐ横の稲子松茸山の入山口。
大勢の先行者がいますから、足跡がいっぱい着いている。
毎年きて採っていく人は、出る場所知ってますから目的地に直行して
直ぐ採っていくでしょうが、実績ないこちらは探すしかない。



で、途中経過は抜きにして（場所は残念ながら報告できません、なにぶん
松茸は親兄弟でも教えないってほんとですから）

”松茸発見”

実はこの１本を探すまで２時間掛かりました。
やっぱり先行者が目ぼしい場所はほとんど歩いていて（登っていて）
跡を付いて行っても在る訳もなし。
そろそろ気分もグダグダになってきた時で感激いっぱい。
実はこの付近も足跡あったんですが落ち葉を被って見っけ残しですか。
１本あれば周辺にも生えている可能性が高いんですが、
残念ながらこの１本のみ。
もっと丁寧に探せば落ち葉の下に小さいのがあったかも知れないが、
先行者が通った後ですし、１本でも結構満足した。
結局このあとも１時間以上探すが、毒キノコばっかりで成果なし。




松茸アップ
今晩の松茸料理が頭に浮かんできた。


万が一松茸発見したら、場所を登録するため持っていった携帯GPS
あんまり感激してＧＰＳに登録するのを忘れていた。
けっこう離れてから慌てて戻ってしっかり登録ボタンを押してフラッグポイント入力。
次回の（来年）楽しみができ役に立ったGPS。


松茸狩りの結果はたったの１本のみ（１本でもけっこうラッキー）
しかも小さい松茸ですから、家族全員で味わうのはやっぱり松茸ご飯。
スライスすればけっこう見栄えがいい。
地物は香りはもちろん、シャキシャキこりこりした食感が最高でした。




まだシーズンは始まったばっかり
そんなに出てない時期に採れたのは運がよかった。
これから松茸狩りの本番を迎えますから、今年は期待が高いかも?
こんどはもっと太くて大きい１本をゲットしてみたいもの。
（下のように↓）