復活!やまがたの四季と暮らし

東北地方を転勤し現在は仙台勤務の週末山形県人。
前タイトル名「山形弁で青森暮らし」から継続のブログです。

小湯山

2007年12月30日 21時55分39秒 | 登山
久しぶりの山歩き
天気予報では今夜から大雪の予報がでており合間をぬって
せっかくの休みを利用して行ってみました。

山形県の南東部、高畠町の小湯山(こようさん800m)
江戸時代まで多くの石佛・石神像が奉納され山岳信仰の山です。
山全体の山肌に凝灰岩が露出していて、長年の風化や侵食で
奇岩や風穴が多い山。

山頂までは登山道がなく山腹の奇岩と石神石佛を巡る周回路の
ハイキングレベルの登山道ですが、山頂があるのに登山道が無いと言われると
行きたくなるのが人間の本能。
おかげでハイキングレベルがクライミングも必要な上級レベルに変貌。
チョットびびる箇所のあったりして。
という訳で装備は20mザイル1本、シュリンゲ4本、カラビナ4個と2本のうまか棒です
(ちなみにうまか棒はポタージュ味)

登山口はキャンプ場にもなっていて、トイレ・水場・駐車場の心配はありません。
駐車場にあった看板。


駐車場は結構広い。


駐車場から直ぐの登山道、右側がキャンプサイトでここまで車で進入可能できそう。


登山道に入って間もなく
早速凝灰岩の奇岩が現れてきます。


ほとんどの風穴内部には石神・石佛像が置いてある
(石神と石佛像は混ざってなくエリア毎に分かれて置いてあるようです)


途中の烏帽子岩(二井宿地区の景色がいい)


ロープ付けて乗っかってみました。(先端まで)


さらに進むと岩を彫った階段が出現
この先間もなくで正規の登山道の登りは終り
周回路になって右手にトラバースしていきます。


正面の岩肌の先が山頂方向
迂回路を取らず最短で通過するには岩登りが必要。


何故か途中の岩のてっぺんに鳥居がありました。


岩場の足元に到着
近くで見上げると高い。
ここまではもう登山道はありません。
とても直登は無理なので左手に移動して足場になるとこ探していきます。


こんな感じの壁
しかし1箇所風穴を利用した足場があり、その上部に胎内くぐりのような
風穴を潜って上部に出るところがありました。


途中の斜面から
コケレバ5m位落下の場所


岩場の上部に到着
ビビッテこれ以上近づけません。
雪混じりの強風が吹いてきました。


山頂と思って登った岩場。
近づいたらこの先にまだまだ登りの稜線が延びていた。


やっと山頂
地図で見た感じ以上に登山道からの距離がありました。
山頂は三角点も見晴らしも何も無いただのピーク
中世の頃は山岳修験の山だったそうで、確かに険しい箇所も
ありましたが、山頂になんかあってもよさそうです。


山頂から先の下りの稜線の様子
こっちも凝灰岩の岩場が続いてます。


帰りは薄暗くなってきたので、岩場まで戻ったら登山道には戻らず
そのまま雑木林の斜面を真っ直ぐ下山。
濡れた落ち葉にすっころびながら下の町道に合流。
車のある登山口まで300mほどありましたが短時間で帰ってきました。
積雪時も登ってみたい山でした。
帰りは湯沼温泉に行きゆっくり汗を流して心身共にリフレッシュ。


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