- TEZUCAの創作意欲をかきたてる根底には やり続けてきた20年がある。
”小さい作品のなかに 自分を大きく表現できる場がある”
- 見る人をびっくりさせたい
- ”こんな技法 真似できないだろう” ・・・ 試行錯誤して『粒金』復元に成功した、TEZUCAの努力と自信。
- 北部イタリアの先住民族、古代エトルリア人が完成させた 『粒金』。
- 火を起こすのも大変だった時代に創られた精密な金製品。
- エトルリア人は 『文字』 を持たない民族だった。
- 小さい金の粒を並べ 文字のように何かを表現しようとしたのでしょう。
- 『粒金制作工程』 を 明らかにしないまま途絶え、 その為 いまだに ”謎の多い技法” と言われています。
- 産業革命後のイタリア 19世紀の天才宝飾師 カステラーニ(フォルトゥナート・ピオ・カステラーニ)によって 古代エトルリアの 『粒金』 が復元されました。
- カステラーニの一族と 弟子のジュリアーニ一族により 『粒金』は 当時のヨーロッパに広く愛されることとなります。
- しかし、その後 高度な技術と とてつもない時間を要する技法のため 継承されず、またしても途絶えてしまいました。
現代のアンティークブーム ”復古主義” 100年以上前に創られたジュエリーが注目されています。 しかし 『粒金』 の復元に挑戦する現代の宝飾師は現れなかった。
- 20年ほどまえ TEZUCAは アンティークを扱う、とある方より ひとつの粒金作品を見せられる。
- そして、 TEZUCAの職人魂に火がつき、試行錯誤が始まります。
TEZUCAがすごいのは 粒金技法の復元にとどまらず、加工が金よりさらに難しい金属 プラチナを使っての 『粒金』 にも成功し 独自の技法を確立させました。
写真の粒金は0.65mm シャープペンの先(0.5mm)と比べて見てください。
- 文章ではあっさりと書けますが・・・・『プラチナでどうやって?』 と、同じ業界の創り手の人ほど、目をテンにして 驚かれます。 そして 質問攻めに。
『グレイン・アート』 粒金技法と同じように高度な技術の 線状細工 (カンティーユ)も取り入れ、 TEZUCA粒金ワールドを確立しています。
TEZUCAは 学校で粒金技法を取得したわけではありません。 師とあ仰ぐ宝飾師もいません。 それまでの経験と 独学で得た 独自の技法の確立をなしとげたのです。
12/16 ”粒金ホワイティー”は 満1歳になります。 いろいろな方に お引き立ていただきながら 夢中で過ごした月日です。 『粒金』を 知っていただきたく 語り続けた毎日です。
他との差別化が大事 と言われる昨今 ・・・はっきりと、 差別化がある 『TEZUCA粒金技法作品』 に、かかわることができる幸せを感じつつ・・・・・・ほめ殺しといわれる前に・・・ちょっと長く書きすぎました。