十六夜の SORA から 夢が降ってくる

いつも全快で 愛と笑い 届けます
 ☆You'll never walk alone☆
~ RYO,IWAI ~

運と言う名の実力

2015-02-28 02:17:39 | SORAからの贈り物☆日記☆

私 決して自信過剰ではない

昨年の大事件依頼 この一年間本当に謙虚に生きた

謙虚と言うより 身動き取れなかったと言うかね(笑)

よく聞かれる言葉で 運も実力のうち

これを感じる時って 人生に何回かあるでしょ

昨年来のボロボロな毎日

本当に日々辛いし 早く脱したい思いで一杯

それでも 下を向いたら詰らないでしょ

一月には 新しい企画でアメリカにも行った

行動を起こすことで 運を引き寄せる力を上げたかった

それでもさ そう簡単には行かないよね

そんな時 昨日の打ち合わせから思うことがある

“風が変わった”

この感覚 かなり久しぶりなんだよね



SORAも快晴 朝から事務所の窓は全開

空気の入れ替えをしたからかな?

違うよね 窓を全開にする程気持ちが良かった

昨年 何も無い状態から自分で飛び込んで取ってきた情報

半年掛けて 昨日は遂にトップ階段まで実現させた

そこで更に得た情報は 私の希望が叶う物ばかり

打合せ帰りの電車に 酔うなんて気持ちは無かったな

しかも 普段は物静かな西山が 饒舌に語りかけて来ていた

それ程の興奮が きっと彼にもあったのだろう

今日も延長戦で 内輪の会議は盛り上がる

風が変わる瞬間 未来が見えてきた

な~んてね(((o(*゜▽゜*)o)))

コバルトブルーの女神 傷追いの翼4

2015-02-27 00:18:55 | SORAからの贈り物☆日記☆

海と再開してから二日間、スタジオに篭もりっぱなしの俺は
手帳に書いた海の連絡先を何度目にした事だろう
でも、家に帰って留守番電話の点滅ライトをどきどきしながら確認しては
なんで連絡くれないのかと相手への期待ばかりしている自分を
煮え切らない奴だと責めてはみても、自分から行動に移すことなんて出来なかった

『光、次のBメロからもう一回弾いてみてくんない 俺、お前のソロ好きだから
サビに入る前のバレーと同じメロでも良い様な気がしてきたんだよね』
『おい、光、聞いてんのか?最近お前変だよ 妙に人間っぽい顔するし、気持ちわりーよ』
『もしも~し お~い』
ベースの拓也とドラムの璃紅(りく)から声を掛けられても上の空だった

いまレコーディングしているのは、これから売り出す新人歌手の楽曲を俺が提供し、
ゴーストライターとして幾らかのバイト代を稼ぐ為に、音入れから編集までの工程で
あくまでも提供者である俺の意見が優先してもらえる時間なのだ

『なぁ光、この曲の名前って決めたの?』
拓也からの質問に、ふっと我に返った俺は 頭の中に
はっきりとしたタイトルが浮かんだ事に驚いた
今までこんな事はなかった
まるで、このタイトルを昔から知っていたみたいに・・・

『祈り』
・・・あなたの夢を見たんだ 月が窓辺を照らす時
   眠った優しい横顔に 星が静かに囁いた
   誰にも邪魔されず済む様に 抱きしめてあげたいよ
   誰もがみんな探してるんだ 悲しみなんか無くなる場所
   温かな手を差し伸べる もっと側においで
   幸せを追いかけていて、それが僕の祈りだから・・・

この詩が生まれ、メロディにのった時、俺は不思議な感覚に囚われていた
“まるで昔からこの曲を知っていたみたいだ
小さい頃、凄く綺麗な海岸で誰かと話した記憶・・・あれは”

どこかでもう一人の俺が、心の中で囁いていた
今夜、必ず彼女に逢える
それは、偶然と言う曖昧なものではなく、必然?否、むしろ運命の様に出逢うのだと

スタジオを出たのはもう深夜の1時を回っていた
渋谷スタジオの周りは、昼間より騒がしい空間が出来上がり 俺を迎える
こんな時間に彼女と逢えるわけなんてない
さっきの感覚は、きっと自分の弱さが見せる幻想なんだろう

道玄坂小道を抜け深夜まで空いてる本屋に立ち寄って、ディープパープルのコード表を探して
レジに並び ガラスの自動扉越しに道行く人達を ぼーっと眺めていた

そして、お金を払おうとした瞬間、ウインドウの向こうに見えるガードにそっと座り、
こちらを見て微笑む彼女の姿を見つけたとき ただ自然と小さく手を振り
そこには 満足気な微笑みを浮かべ 誇らし気に出口に向う俺が居たんだ

やっと逢えたね、俺自身とあの頃の海岸に・・・

海・・・君はいつも俺を驚かせる
そして・・・誰よりも俺の中に居る





睡眠不足の過ごし方

2015-02-26 00:39:26 | SORAからの贈り物☆日記☆

あれこれ考えて 今夜は徹夜になった

パソコンに向かっていると 時が過ぎるのも早い

仕事モードの場合 特にね

午前中に少しは睡眠取ろう

一度はそう考えるんだけど 結局眠れないからね

そこで 今日はチョイと考えてみた

無理矢理寝ようとするのは 身体のこともあるけどさ

殆どは 次の日以降の睡眠のタイミングを合わす為だよね

だからさ 起きて過ごしてみよう

午前中の内に 洗濯なんてしてみた

今日は気温も高いし 太陽も気持ち良さそうにでていたしね

洗濯機が回っている内に 絨毯にコロコロかける

たまにベランダに出て SORAを見上げて気持ちよくなろう



その後 打ち合わせに出たら早目に終わってさ

未だ少し早いかなぁとか思いながら散髪に

久しぶりにお富さんと談笑しながら

テーマは 結構歳とって来た今の真実みたいな

しかもさ かなりリアルに恥ずかしい話とかね

そこで相当目が覚めたらさ 夜のミーティングへ

未来の話で盛り上がる これがコツだね

完璧に目が醒めるもんね

そしてこの時間 明日は早いよ 忙しいよ

しまったぁぁぁ 目が爛々として眠れないぃぃぃぃ笑



コバルトブルーの女神 傷追いの翼3

2015-02-25 00:08:04 | SORAからの贈り物☆日記☆
“海”
彼女の名前を聞いた時、俺の頭の中に仄かな火が灯ったような気がした

『私ね、中学3年までお父さんと二人でカナダに住んでいたの
メープルシロップとナイアガラの滝の町、小さなダウンタウン』
彼女の声は頭の中に優しく入ってくる感じがした。
『あの頃、海って言う私の名前がイメージと違うって、クラスメートには
流行ってたアメリカのドラマの長女の名前でエリカとか呼ばれてたなぁ』
マイケルJフォックスが主人公のドラマは、俺も少しハマった口だった
店の中は徳永英明の“壊れかけのレディオ”が流れていた

『星奈海 私の名前・・・  貴方は?』
凄く簡単な質問 果てしなく難解な質問 やっぱり過ぎて行く無言の時間

『ごめん、私デリカシーないね あのね・・・』
『・・・』
『えっ 何って言ったの ごめん聞き取れな・・』
『こうじ・・・俺・・・こうじ』
嘘だった
小さい頃から大嫌いだった自分の名前を 咄嗟に言えなかった
『・・・嘘』
今度は俺が『えっ』
『嘘、貴方の名前、こうじじゃない 何故かなぁ 私解るの』
頭の中が真っ白になるのって、一日にこうも沢山襲って来るものなのだろうか
『私この曲好き』
いつの間にか店内に“レイニーブルー”が流れていた きっとこの店の店主は徳永が好きなのだろう
しかもこの曲は俺にとって・・・

『・・・ひ・か・り・・・ななみ・・・ひかり』
店に入って、この席に付いてからずっと握り締めていた掌は汗でびっしょり
しばらく何かを考えて居るような顔をしていた彼女がふいに
『良かった 私の知っている名前で良かった』
あの時、君が俺の名前を知っていると言った理由を 今の俺なら解るけど、
あの時は変だとも思う余裕すらなかったな

お互いの連絡先を聞き、お互いのお金を払い、お互いに譲り合いながら店を出た

ばいばい

彼女を最後まで目で追いたいのに、背を向けてしまった事を後悔しながら数歩進んだとき
『ねぇ』
どきどきした
多分今世紀最速の速さで振り向いた俺に
『私・・・貴方の名前好きだよ・・・すっと忘れない名前・・・
おやすみなさい七海光君・・・おやすみなさい・・・ひかり』
大きく手を振る彼女に、街灯の光があたって
まるでスポットライトの中に浮かび上がった天使を見た様な気持ちになったな
『おやすみ』
きっと聞こえることはない小さな声でしか答えられず、
でも確かに俺は昨日までの自分には考えることも出来ない、
作らない笑顔が自然に浮かんでいる事に気持ち良かった
まだ夏は始まったばかり・・・
どこかで時間を間違えたセミが鳴いていた

おやすみ 海



電車電車電車~

2015-02-24 00:46:23 | SORAからの贈り物☆日記☆

今日は 乗ったよん

電車 電車 電車

何だろう この不思議な気持ちって

確かにね 普通の人なら対した話ではない

私にとったら 奇跡に近いのよね~

駅に向かう途中 曇りSORAではあった

だけどさ まさか大雨になるなんて

車で移動していると この雨って天気予想に気を配らない

だって 車に傘も積んでるし

大体は 車の中な訳で雨に困ることはない

電車に乗るのが 段々?徐々?に

増えて来ている訳だし 慣れなきゃいけない訳だし

結果的に 覚えている限り始めて自分である物を買った

ビニール傘って奴ですね



でもさ 目的の駅に着いたらやんでる訳よ・・・雨

気が付いたら 立てかけた打合せ会場に置いて来てしまう不始末

溜め息混じりに 帰りの電車に乗ったらさ

終電間近とは言え 私の乗った車両に私だけ

しかも 浜松町と言う駅に なんと~

しょんべん小僧がいるではないか~

思わず真剣に見入ってしまった

電車に乗ると 色んな経験するなぁ

楽しむ癖を付けて 酔う事から逃れるのだ

それにね 貰ったPASMO 大分扱える様になった様な

様になって来たっていうか・・・

ほのぼのと 電車一つに一喜一憂するSORAちゃんだった

コバルトブルーの女神 傷追いの翼2

2015-02-23 02:54:05 | SORAからの贈り物☆日記☆
“ありがとう”彼女からそう聞えた
“ありがとう”彼女がそう言ったのか?

翔太から随分前にもらった安物の腕時計は、8時12分をさしている
自由が丘駅目の前の24時間やってる喫茶店で、灰皿が一つだけ無造作に置かれた
白いテーブルを挟んで、向き合って居た

良く覚えていないけど、仕事を終えて着替えてきた彼女が、少し話しませんかと誘ってくれたみたいだ
みたい・・・ 本当に良く覚えていない

『ありがとう』今度ははっきり聞えた
『あの時、凄く嬉しかった 貴方の声が凄く良く聞こえたの』
しばし沈黙・・・
『あの・・・海・・・ごめんなさい・・・すいません』
返す言葉が頭の中に浮かばない
ちっぽけだと思って来た人生で、一番考えている時間に思えた
『あの・・・ごめんなさい・・・こんな時間に誘ったら迷惑だったよね
しかも怒ってるよね だってこの前・・・』
続きを話そうとする彼女がびっくりする位大きな声で
『怒ってないよ』
喫茶店の中の総ての客がこちらを見たって判る空気が伝わってきて、はっとして
『怒ってないよ・・・あの・・・えっと・・・その・・・』
何で今までもっと人と接して来なかったのか なんの言葉も捜せない
”あの”続きを言わなきゃ・・・
『お待ちどうさまです ロイヤルミルクティとオレンジジュースです』
彼女の前に運ばれたオレンジジュースを見て、続いて自分の前に置かれたミルクティを見た

彼女は一口、オレンジジュースを飲んだ。
“えっ 嘘だろ・・・俺牛乳まったく飲めないんですけど”
何でこんなもの頼んだのだろう
小学校から一度もミルクなんて飲んだ事ないんだぞ 死ぬほど嫌いだから
場の空気からして飲まなきゃ・・・と、ストローをあけて一口飲んでみた
当然・・・ 『うえっ』となる

いきなり彼女が笑い出した
まるで何年も笑った事がないのに、初めて笑ったみたいに、顔をくしゃくしゃにして笑ってる
苦しそうに息を整えてやっと
『ごめんなさい だって可笑しいんだもん 飲めないのに頼んだの?』
言葉が終わった瞬間に彼女は、自分のオレンジジュースと俺のミルクティを入れ替えて
何も無かった様に俺の口をつけた・・・しかもうえっとやったストローでミルクティを飲み
『美味しいのに でもきっと牛乳嫌いなんだね』

多分、真っ赤になった俺が彼女の方を見れたのは
彼女の放つ独特の空気がそうさせたのかも知れない
オレンジジュースから、彼女が口をつけたストローを外し一気に飲み干した俺を見て
少し驚いた顔をした後、またふき出して・・・
その笑い顔がまた“ごめんね”と止まるまで、俺は彼女を見つめてずっと思っていた
この時間が・・・今がずっと続けばいいのに

彼女との思い出で、幾つもの大切な瞬間がある
ずっと折れていた俺の心に、小波のように押し寄せてきた幸せは
君が俺の前に現れた時、あの瞬間から始まったんだ
あの海から・・・
言葉なんて無かった二人の永遠とも感じる時間が、小さな喫茶店の中で俺を覚醒させていく

ずっと続けばいいのに




寒い暑い寒い?

2015-02-22 02:10:49 | SORAからの贈り物☆日記☆

部屋の中で 昨日の打ち合わせ内容と格闘していた

昨日と違って 今日は暖かくなると聞いていた

徹夜からの流れもあって 寒いなぁからスタート

それでも 眠い目を擦りながらだから

そうだ 掃除も兼ねよう そう思った

仕事を詰めると 机の周りは資料だらけ

もともと綺麗好きだと思うけど 仕事が重なると

机の上は まるで嵐が通り過ぎたのか~な状態になる

片付け下手になる瞬間だよね

そこで 暖房も付けずに 気合いの整理整頓開始

やり始めると これまた凝り性な性格

徹底的に 片付け 掃除 片付け



一汗掻いて 今日は暑いなぁと

午後から人と会う為に 外出前の天気予報チェック

現在気温は 3.5度

う~ん こりゃやっぱり寒いなぁ

ジャケット着て 毛のコート着て外出

外に出た瞬間 暑いっ

天気の良さもあるけど 最寄りの駅までの道中

しっかり 着て来た格好を後悔する結果になった

気温は低い されど体温は上がる

これが冬の戦いなんだねぇ と1日を笑いで振り返る私であった

コバルトブルーの女神 傷追いの翼1

2015-02-21 00:24:38 | SORAからの贈り物☆日記☆

『ギターが奏でる音が変わった』とバンド仲間や
いつも一緒にセッションしている奴らから言われるようになり、
自分でもその変化に気付き始めていた

“新しい曲を作ろう”
ソロのフレーズなんて、ギタリストの癖にまったく興味が無かった俺が、
メロディラインに拘り出したのもこの頃だった

逢いたい・・・

何をしていても、ほんの少ししか見えなかった彼女の顔を鮮明に思い出し、
孤独感を取り除いてくれた

あれから何日経っただろうか
その日、渋谷のスタジオでのレコーディングが終わり、
いつもの様に翔太と簡単な晩飯を済ませて、コンビニでビールを1本購入し、
自分の家に向って、いつもの公園通りを歩いていた
誰かと、カラオケ行ったりつるんだりする事の無かった俺は、
ただ真っ直ぐ家に帰るだけの毎日だった

駅前の小さなショップに、人だかりに目が留まった
当時まだ少しの人しか持って居なかった携帯電話を、
メーカーのTシャツを来た女性が宣伝しているのだ
人だかりの原因は、携帯電話ではなくその4人の女性達に集中していた

女性達の内、一人他の子と浮いた存在の女の子が居て、
その子への視線が圧倒的に多い事に気が付いた
一人だけ少し俯いた姿勢のその子は、目深に被ったメーカーの可愛い帽子の下で、
ぼそぼそと宣伝文句を喋っている

周囲の男達は、彼女に向って『聞えないよ 姉ちゃん』とか
『可愛いね こっち向けよ』とか野次を飛ばす
その時、少しだけ顔を上げたその子に俺は釘付けになった

彼女だ

商品なんかまったく興味のない男達は
意地でも自分の方を向かせようと努力している

その時俺は、自分でも考えられない行動に出た

ショップの直ぐ隣のラーメン屋さん(その日は休業日だった)
の前にどかっと座り、ギターケースからアコギを取り出すと、
今朝出来上がったばかりのバラードを奏で始めた
歌ったことなどないのに、ボーカルも自分で・・・

最初は“うるせーな”とか野次も聞えたけど不思議と気にならず、
何故か声もすんなり出て、何度も繰り返し歌った

どの位の時間が経ったのだろう
我に返った俺の前に、数人の人が座ったり立ったりして
俺の歌に聞き入ってくれている事に気が付いた

『さっきの曲、もう一度お願いできますか?』
女性の声に
『さっきの曲って?』と、既に何を歌っていたのかさえ
忘却し掛けていた俺は、声を掛けてくれた女性の顔をゆっくりと見上げた

彼女だった



コバルトブルーの女神 序章 (書き始めた切欠)

2015-02-20 00:57:19 | SORAからの贈り物☆日記☆

初めてだった

出会いの意味と別離れの意味の真実を知るのは・・・

親を知らず、泣き虫だった小さい頃
憎む事、暴れる事でしか自己表現出来なかった中学生活
人を受け入れられず、世界に取り残されたと孤独が友達だった高校時代
唯一の支えだった音楽への道を歩き始めた十代最後の夏

何もかも突然、そう、一瞬に変わってしまうなんて、
神様だってきっと描けない脚本の最初の一行が、朝顔と向日葵が沢山飾られた
青一色の海の家の前で始まった

君は僕を睨み、僕は君を見つめて、
左の頬が熱いのに両手一杯の荷物を砂浜に下ろせないまま、ただ立ち尽くしたね
今思えば、あの顔が僕には一番大事な思い出なのかも知れない

あの夏、空から僕に女神が舞い降りた




実はね このコバルトブルーの女神は

学生時代に音楽の世界に飛び込んで

一番悩んでいた頃に 作詞した曲があってね

その時のテーマが 出会いと別れだったんだけどさ

友人から 曲名に好きな色を入れたら?って言われて

自分が一番好きな色 コバルトブルーを入れたんだよね

その時に 最初にイメージしたのがこの序章のシーンだった

昨日から書き始めたけどさ たまに書くからさ

暫らく 微笑み程度で読んでみて下さいな

あはははは

コバルトブルーの女神 第一章 闇に刺す光

2015-02-19 00:49:26 | SORAからの贈り物☆日記☆

言葉が出なかった
隣で“まずい”という顔をして苦笑いをする翔太にも顔を向ける事が出来ないまま
永遠とも思える数秒が流れていく
『あんた、何すんのよ ⚪️⚪️にあやまんなさいよ 変態』
ビキニ姿の、ちょっとぽっちゃりした女の子(多分俺と同じ歳位だなぁ
とか ぼーっと考えたっけ)が、更に怖い顔で睨む
⚪️⚪️と呼ばれた彼女は少し俯いて、寂しそうな顔をしていたな

『ごめん、こいつじゃねえよ 俺の彼女と間違えてさ
でもちょっとケツ触っただけじゃんか それに間違いでもこいつ思いっきり殴られたしさ』
翔太の声が遠くに聞こえたけど、俺には彼女の頬をつたう涙のほうが気になった
多分、人に興味を持って、どこか胸の奥が痛いと感じたのはこの時初めてだったと思う

それから、その友達と翔太が言い合いになり、海の家から彼女達の友人が、
俺のバンド仲間達と揉めたり止めたり、それぞれの暴走をする中、
俺は自分に起きたことを理解出来ず立ち尽くし、彼女も・・・

どの位の時間が経ったのだろう
俯いていた彼女が少しだけ顔を上げて(でも俺の方は見なかったな)
凄く小さな声で『ごめんなさい』と言って、小走りに海の家に消えて行った時
暑い夏にごったがえす海岸の雑踏の中でも、彼女の声がはっきり聞えた事に
何処か懐かしい様な 温かいような 不自然な感覚を覚えた

今でも思い出す
胸が苦しくてどきどきするのと、何故か温かい温もりめいた感覚が全身を包み込むのとを

俺は孤独が友達だった心の中のもう一人の自分に問いかけた
これってなんなの?

その日の出来事って、彼女と向き合ったあの瞬間の残像以外
まったく記憶から追放されて、数日その残像が何度も頭に浮かんでは消えて・・・

もう一度逢いたいと、身体が動くあの日まで・・・

逢いたい



突然ですが SORAちゃん 小説書き始めてみました

実は 数年前に構想のベースは書いてたんだけどね笑

不定期ですけど 続けて行きますので期待しないで読んでくださいね( ´ ▽ ` )ノ