切ないなぁ

テレタビ氏の話

入学したばかりの頃は
朝礼前の中庭で待つ間
泣きべそかいたり
隅っこに立って宙をみたりしていた彼も

最近はクラスメイトに
「おはよー」と話しかけたりするそうです。

でも相手が他の子と話に夢中だったり
（想像だけど）後ろから声をかけたりしていて
テレタビ氏の挨拶が聞こえてないこともよくあるらしく

相手が気づいてくれるまで
「おはよーおはよーおはよー」と
言い続けてるらしい。

お友達と会話がしたいという気持ちが芽生えてきたのか

朝は、「おはよー」という。
言われた人は「おはよー」と返す。
というシナリオに沿ってるだけなのか。

うちでもテレタビ氏は
会話といっても
独りよがりで
自分も答えを知ってる質問を繰り返すことが多い。

「今日学校でなにした？」など
私たちがテレタビ氏に質問形式で話すことが多いから
会話とはそういうものだと思ってるのかも。

「アメリカで話されている言語は何でしょう？」とか
「〇〇ってどういう意味？」連発シリーズとか
私たちでも面倒に思うこともあるので
同じ年の子供が付き合ってくれないのも
仕方ない。

パパがダジャレや
どんな会話をすればいいか教えたりしてるものの

今朝もすでに何人かで話している女の子に
「週末どうだった？」と
唐突に話しかけていたらしい。

もう火曜日やしなー。汗
でも彼なりに頑張ってるのがわかるから切ない。

私も（こう見えて？）人の輪に入るの苦手。
なにを話していいのかわからないというのは
とてもよくわかる。

だから余計切ない。

自分の居場所があると思えたのは
大学入ってからだった。

だからテレタビ氏も
大学に入って
自分と同じ興味のある人たちと
思う存分オタク話に話を咲かせればいい。

それまで
お友達と話がしたいという気持ちが
壊れてしまいませんように。