印度嫁入り日記

徒然なるままに日々をレポートします

インドの土禁ルール

2015-03-26 | 印度豆知識
靴を脱ぐ話が出たのでインドでの話。

インド人が靴を必ず脱ぐのは
寺院、モスク、教会などの神聖なところ。
タージマハールでも一部土足厳禁の場所がありましたよ。

家の中は家庭によって
外履き(大概サンダル)を脱ぐところもあれば脱がないところもあります。

お姑様宅は外履きオッケー。
小姑は室内用ゴムぞうりに履き替えたりと
個人のお好みでどちらでもいいようでした。

でもメイドさん(インドではサーバントと言うことが多い)
など被雇用者は必ず入口で外履きを脱いで裸足でうちの中に入ります。

来客者の場合は
靴を脱ごうとして
「脱がなくて結構ですよ」
というお決まりのやり取りがあります。
神聖なところが土足厳禁ということから
靴を脱ぐことが
敬意を表しているという意味になるのかもしれません。
で、謙遜の意味で
靴を脱いでもらうほどの者ではありません的な
やり取りをしているのだろうと推測します。

うちは日本式で
室内はスリッパですが
インドパーティで
インド人が来るときは
旦那様が必ず
申し訳なさそうに
小さな子供がいるのでと
子供を言い訳にして
スリッパ制について説明しています。
あまりに目上だったり
VIPの方には説明できないこともあったり
やっぱり本来は失礼にあたるのかも。
ほとんどの人は
靴を脱いでくれますが
来客スリッパを履く人はいなくて
靴下か裸足で入られる人が多いです。

他人が履いたかもしれないものだからか、
足の指が見えない履き物は
違和感あるからじゃないでしょうかね。(笑)

インドでの
靴を脱ぐか脱がないかについてのルールについて
さんざん語りましたが

フツーに裸足で外を歩き
そしてそのまま室内にも入ったりするのに関しては
全く違和感がないようで
綺麗・汚いの感覚が欠如しているというか
内と外の区別があいまいというか

結局のところ
やっぱりインドにルールなんてものは存在しないのかもしれません。(笑)
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旧正月のボーナス

2014-01-08 | 印度豆知識

もちろん、私はもらうほうじゃなくて渡すほう。

我が家の従業員であるお掃除の茂子さんとお料理の芋子さん(別名うざこ)に

旧正月のボーナスを渡さなければなりません。

 

ボーナスの相場はネットで調べたり

ベトナム在住歴が長い先輩日本人マダムやベトナム人マダムに確認したところ

「給料の一ヶ月分」が相場らしい。

就職超氷河期時代のマダムはボーナスもらったこともないのにさ~。

渡す側になると、月給を2倍払うのは、懐が痛いところ。

でも、ここでけちってモチベーションが下がったりして

態度が悪くなったり、欠勤したり、ものがなくなったりしても困るし

この一年よい関係を続けられるかどうかという大きな分かれ目と言っても過言ではありません。

 

お料理さんの雇用主の一人であるインドマダムから連絡があり

「ボーナスをいくら払う予定か?」と相談がありました。

「相場どおり1ヶ月分かな~」と言うと

「そんなにあげなくてもいいわよ」とのこと。

お料理さんが掛け持ちしているのは全てインドファミリー。

で、そのインド人マダム達で談合して

「一律50万ドン(約2500円)にすることを決めている。」とのこと。

「一人が多く払うと、他の人も同じくらい払わなければならなくなるから

あなたも50万ドンにするように」と言われました。

50万ドンはお給料の4分の1の金額。

半額でもかわいそうかと思っていたけど、

インド人相場はこれくらいのものらしい。

まぁ旦那様がもらっているお給料だって日本企業よりは少ないだろうし。

 

一方で、お掃除さんは日本人ファミリーが専門。

日本人の間では「ボーナスは1ヶ月分」が相場。

だから、お掃除さんの茂子はそれを期待しているだろうし

それ以下だとかなりがっかりされるはずなので

1ヶ月分払うつもり。

 

ウチで雇っている同じベトナム人なのに、

こんなにボーナス金額に差があっていいんだろうか。

と若干罪悪感はあるものの

茂子と芋子にバレないことを祈ります。

 

ちなみに、旧正月のボーナスは赤いポチ袋に入れて渡すそう。

スーパーに行ったらいっぱい赤いポチ袋が売っていたので張り切って買ってみました。

ベトナム人は顔見知りのセキュリティーのお兄さんや受付嬢にも渡したりするそうです。

インドでもディワリ(光のお祭り)では同じようなお年玉を渡す習慣があり

郵便屋さんに取り立てられた経験があります。

ベトナムではさすがにお年玉を取り立てたりする人はいないだろうと思うので

インド人よりはお行儀がいいと思います。

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蚊よけシール

2012-10-18 | 印度豆知識

デリー日本人マダムの間では蚊の話でもちきり。

今、デング熱が流行中です。

デング熱は蚊を媒体にして感染する病気で、

発熱、筋肉痛、関節痛、頭痛を伴うそうです。

怖いのは出血性デング熱になった場合、

目鼻口の粘膜から出血したりもするそうです。

しかもデングに対する特効薬はなく

(熱には解熱剤、痛みには鎮痛剤など)対処法と輸液のみ。

ちなみに消炎鎮痛剤のアスピリンは血をさらさらにする作用もあるのでデング熱には使用できません。

(バファリンやセデスなど勝手に飲まないほうがいいと思います)

(参考)外務省:デング熱

予防は蚊に刺されないようにすることだけ。

ハイデラでは「そういうこともあるんだな~」くらいにしか思っていませんでしたが、

デリーではデング熱になった人が周りにいるので他人事ではありません。

日本人でも輸血が必要になったという人の話も聞くし、

ウチの社宅でも中学生の子がデングで入院したそうです。

で、インドでもありましたヨ。

蚊よけシール。

20シール入りで245ルピー

香港からの輸入品です。

12時間効果があると書いてあります。

においは日本製のものより強い感じ。

やっぱりシールだけでは心配なので虫よけスプレーなどを塗った上で

併用したほうがいいような気がします。

インド製の蚊よけクリームODOMOS

 

クリーム、ジェル、ローションタイプが販売されていますが

使うならローションタイプが使いやすいと思います。

「子供にも安全」と書いてありますが

超敏感肌の私の妹が使用したら赤くなっていましたので

試し塗りをお薦めします。

ムスコ君には今のところ日本製のものを使っています。

私は虫よけ対策する時間がなくて、素でお散歩したりしています。汗

昼間は暑いから大丈夫そうですが、

朝、夕方は気をつけたほうがよさそうです。

 

 

 

 

 

 

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兄弟姉妹の日

2012-08-02 | 印度豆知識

今日はヒンズー教のお祭りラクシャバンダン

ラクシャバンダンとは、

女性が兄弟に健康を祈りながらミサンガのような紐(ラキ)を手首に結びます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結んでもらった男性は、

お返しに姉妹を守る事を誓い、

お菓子や貴金属、パンジャビドレス等を贈ったりする

「兄弟姉妹の日」。

なのかと思っていたのですが、

クラスメートやご近所さんなど家族以外の男子にもラキを贈り、

即席「ラキ兄弟」を作ることもできるらしい。

お目当ての女の子からラキをもらえるのかどうか

男の子はドキドキしたりする

なんだかバレンタインデーのような要素もあるラクシャバンダン。

まぁ私には関係ないイベントなんですが・・・・汗

ネットショッピングで

ラクシャバンダンセールというのをしていて

70%オフでベッドシーツやらクッションカバーやら大量に購入できたので

ありがたいお祭りでした。

(もちろん自分用)

次は8月15日のインド独立記念日セールを狙おうかな。ヒヒヒ

 

 

 

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シスター

2012-06-14 | 印度豆知識

今日は義理姉さんの話じゃ~なくて、看護師さんのお話です。

看護師は英語でナースですが、

インドの病院ではみんな「シスター」と呼んでいます。

私の持っている知識と想像力での解釈ですが、

マザーテレサ=看護

マザーテレサ=修道女=シスター

と、言うことで

看護師=シスターということのようです。

実際ナースステーションにはマザーテレサの絵が飾ってあるし、

看護師さんにはクリスチャンの人も多いようで、

キリストのポスターやカレンダーが張っています。

インドで病院に行った時に「シスター」と呼べば、

あなたもインド通と思われること間違いなし!?

 

ちなみにインドの看護師さんは南インドのケララ州出身者が多いです。

ハイデラでもデリーでも看護婦の過半数はケララシスターでした。

(インドに来て入院しまくりです。ちなみに日本での入院歴=0)

ケララ州はインドでも例外的に識字率ほぼ100%を誇っています。

そのなかで、職業として看護師を選ぶ人も多いそうで、

インド国内だけではなくアラブ諸国など近隣の海外にも進出しているそうです。

 

ちなみに、

最近増えている男性の看護師は「ブラザー」とは呼ばないみたいですので、あしからず。

 

 

 

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インド紙おむつ

2012-06-13 | 印度豆知識

駐在さんファミリーは日本からごっそり持ってくるそうですが、

ウチは消耗品は現地購入。

インドでも紙おむつは売っています。

ウチはパンパースとマミポコ

日本製とは品質は比べ物にはなりませんが使えないことはありません。

パンパースのパンツ型はXLまででサイズアウト。

なので、パンツ型はマミポコ(XXL)を使っています。↓

マミポコのパッケージには「Japan's No.1」と書かれてあります。

マミポコが日本で売上NO.1ということはないと思うのですが・・・

少なくともインド人はそう思っているはずです。

やたら幅広いギャザーのウエスト周りに

半ケツするふんどしのようなデザインはあんまり好きじゃないのですが・・・

インドでパンツ型紙おむつNO.1はやっぱりマミポコなのかもしれません。

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インド人と病院

2012-06-06 | 印度豆知識

ウチの義理姉様達はやたら病院に付いてきたがります。

はっきり言ってウザい。

セカンドオピニオンやらサードオピニオンやら○○病院の先生がいいらしいと

勝手に予約して拉致。(←大体長女)

おむつの一つも替えたことがないのに、

「下痢が続いています」とか

あたかも自分が育てているかのように症状を説明したり(←次女)

母の不快指数は200%。

病院に行くのに、

旦那様、私、ムスコ君、姉1、姉2&お付きの人御一行様で

ぞろぞろ行くのは大げさと思っていたのですが。。。

先日、主治医の開業するクリニックに行って待っていると・・・

「○○さん~」

「は~い」と言って4人くらい席を立って診察室に行ったのを見て、

ウチだけじゃないんだ~汗

母と子供だけで来てる人なんていません。

夫婦&子供&乳母&兄弟&おじ&おばなどなど

病院は家族総出で参加するイベントのようです。汗

 

ルースモーションが続いているので

その診察のため

「私が、ハイデラに連れていく」と小姑が言い張っていました。

本当にそれだけは絶対にヤメテホシイ。

貴様何様じゃ~

 

 

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インド的エアコン

2012-04-11 | 印度豆知識

インドにも室外機があるエアコンもありますが、

インドハウスには、コスト的にウィンドウACと呼ばれる窓はめ込み式がポピュラーです。

元々デリーに長居するつもりはなかったので取りつけていなかったエアコンですが、

さすがに暑くなってきたし、

どう考えたってすぐに転勤はなさそうなんで、レンタルすることにしました。

防犯用の鉄の柵と窓ガラスを取り、

エアコンを入れて、余った隙間は板でふさぐ、

というのが最も一般的な取り付け方式です。

この手作り感、ツウにはたまりません。

(残念ながら私はまだツウの領域には到達していませんが)

板とエアコンの間の微妙な隙間は

インドでは欠かせない万能ペーパー(=新聞紙)で埋めてあります。

外から見るとこんな感じ。

この出っ張りはハトさん達の休憩所にもなり一石二鳥。

エアコンをつけると

「頑張って働いてます」的な音が響き渡ります。

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ホーリー(イブ)

2012-03-07 | 印度豆知識

明日(8日)はホーリーというお祭りのため祝日です。

ディワリが光のお祭りなら、ホーリーは色のお祭り。

さまざまな色の粉に水を混ぜたものを誰彼かまわずかけあいお祝いします。



これがなかなか落ちないようで、

お祭りが終わってからも数日はピンク色のインド人がその辺を歩きます。



ホーリーの日は無礼講で、

他宗教徒でも、知らない人でも、外国人でも、車に乗っていてもお構いなく「攻撃」されるので、

一般的に外出は控えるように言われています。

今までホーリーの日は引きこもっていたのですが、

今年は社宅内のホーリーのイベントがあります。

社宅内なら「安全に」ホーリーを楽しむことができそうです。

すでに数日前から子供たちが水鉄砲(というより水機関銃)を持って走り回っています。

ちなみにホーリーはヒンズー教のお祭りで、

善が悪に勝ったのをお祝いするお祭りだそう。(ディワリと同じじゃない?)

「寒さ暑さも彼岸まで」と言いますが、

デリーでもディワリが終わると肌寒くなり、

ホーリーが終わると本格的な夏の始まりと言われています。

 

 

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私がおばさんになっても・・・・

2011-12-04 | 印度豆知識

インドでは、親の友人など(かなり)年上の女性に対して

敬意と親しみを込めて血縁関係がなくても

「アンティ(auntie)=叔母さん」と呼びます。

(というか呼ばれます)

昨年、妹にも子供が産まれたので私も伯母になったわけですが、

社宅の子供たちにアンティと呼ばれるのはなかなか慣れないもので、

分かっていても複雑・・・

「お姉さんは、おばさんと呼ばれるにはまだ若いのよ~」と心の中でつぶやいたりして。

日本だったら「○○君のお母さん」的な呼び方になると思うのですが。

所変われば・・・というやつです。

逆に、お掃除レディースには「ディディー(=お姉さん)」と呼ばれていて

それはそれで、マダムと呼ばれないということは、なめられてるんかな?と思ったりして

女心は複雑です。

 

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