僕にもクリスマスが・・・

ようやく僕にもクリスマスがやってきたような気分。

もしも毎日がクリスマスだったら・・・。

本多孝好著 MISSING 「祈灯」

2020-07-10 13:42:50 | 日記

短編小説 読了

主人公の妹の友人の話。

彼女は十年前に妹を交通事故で亡くした。

それからは自分が亡くなった妹であるかの

ように振る舞う生活。

不愛想で他人の目を気にしない性格。

ある日、主人公と主人公の妹が

友人の家に招待され、彼女の両親と対面する。

彼女の特に両親に対しての態度に違和感を感じる主人公。

十年前の雨の日に、目の不自由な妹を連れて傘を持たない

母親を迎えに行かなければならなかった本当の理由は?

両親の不仲、W不倫、両親の関心を家庭に向けさせる為の

交通事故?あくまでも主人公の想像でしかないのだが、、

そして、その友人は自分の妹として生き続けた人生に

自ら終止符を打つ。

 

私は昔から、夕暮れ時、車窓から見る

マンションの灯りを見るのが好きだ。

きっと、いろいろな温かい家庭が

そこにはあるんだろうなと思っていた。

必ずそうだとは限らないと主人公の話。

「そのささやかな暮らしの為に祈る人と、

そのささやかな暮らしを呪う人」

とても印象に残る作品である。

 

 

 

 

 

 

 

コメント
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