高級車とワニ

浙江省の玉環市という場所へ初めての出張。

浙江省は上海に隣接している省だけれど、縦にも長くて玉環市のような南部方面は
車や電車のみではかなり遠い。

日本で言えば、東京から小田原で新幹線を降りて、鈍行で伊豆の先っちょまで行く感じかな？
だから一時間にも満たない飛行機で、その後は車。結構手間。

フェリーで移動。

海はまっきっき。


中国経済を動かしているとも言われる「温州商人」が多いところ。
好調な中国経済の上澄み部分のように景気のよさが目立った。

まるでモーターショーのごとく高級車の多さが目に付く。人は多くもさして
儲かっていないような年季の入った鉄鋼工場の横にＢＭＷがゴロゴロ。

高級車ではないですが、異様なほどに一番目に付いたのはこの車。「長安之星」。

３台たむろっています。

横はこんな感じ。アップすぎた。。。


余りの多さに数えてみたら５分間で５５台とすれ違いました。これってとてつもない数。
滞在２日計で５００台には達しているだろうなぁ。
５人乗りで荷物も搭載できる中国版ピックアップトラックというところでしょうね。

値段は４－５万元(５０－６０万円)。安い！技術だ、品質だなんだーと言っても、
こういう車とも勝負していかねばならないわけだから、いやはや日本車メーカーは大変。


海の近くともあって海鮮は充実。

生の蟹(絶品！)、鮑飯やらお値打ちな値段で美味しいものにも出会えました。
ただこれまた驚きもあって。。。

お客さんとの食事の席、食材を選ぶのだけれど、新鮮な魚に並んで尻尾と足が。。。
ワニでした。ゾゾッ・・。

昔ヤクルトスワローズにいたパリッシュというバッターが好んで食べていた
映像をみたことが。オーストラリアではさほど珍しいわけではないし、
ヘルシー食としてそれなりに人気もあるらしいけど。まさか中国でとは。

さすがにグロテスクすぎて写真にも撮れなかった。昨今日本が叩かれている
イルカが並んでもおかしくないかも。

と、中国の広さ、奥深さを改めて感じた出張でした。