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アジア太平洋映画祭が今年も台湾で

2010年10月27日 19時14分16秒 | 台湾日記

 アジア太平洋映画祭とは、アジア映画制作連盟が毎年主催している映画祭。
 半世紀以上続いている伝統ある映画祭で、東アジア、東南アジア、太平洋などの国々が参加しています。(関連過去記事

 昨年の第53回映画祭が台湾南部の高雄県で行われたのに続き、今年の第54回もなんと、台湾で行われる事が決まりました。
 同映画祭は、基本的に加盟各国が毎年持ち回りで開催しており、二年連続は非常に珍しい事です。
 初めて台湾南部での開催となった昨年の映画祭が大変好評だった事から、事務局と加盟各国の強い意向で、今回は台北での開催となりました。
 映画祭は12月2日から4日までの三日間、台北市内の国父記念館が今年の栄えある舞台となります。


中華民国建国の父、孫文博士のメモリアルホール
「国父記念館」

 昨年の最優秀主演女優賞に輝いたのは、台湾の女優、張榕容(23)。若手とは言え、既にデビューから10年というベテランです。
 自分の出自にある種のコンプレックスを抱き、孤独をかかえながら、自分は何者なのかを追い求める女の子の姿を描いた台湾映画『陽陽(Yang Yang)』で、女優として初めての最優秀主演女優賞の受賞を果たしました。


2009年12月19日、トロフィーを手に満面の笑みの張榕容

 張榕容は、今年の第54回アジア太平洋映画祭の親善大使をつとめる事になり、12月の映画祭に向けたウォーミングアップイベントに引っ張りだこ。
 今回の映画祭では、「環境保護」が一つのテーマとなっていて、先日10月21日には、台北市内のライブハウスで、映画祭事務局の主催でなんと、「ゴミ」を利用した音楽会が開かれました。
(一番上の写真)

 不要となった入れ物などを利用した打楽器演奏で、映画祭親善大使の張榕容が軽快なリズムを披露。
 演技歴は既に10年ですが、人前で音楽を披露するのは初体験だったそうで、会場は大いに盛り上がりました。

 さて、今年も、台湾からの出品は話題作が目白押しです。


鈕承澤・監督の『艋舺・MONGA(モンガに散る)』
(関係過去記事)


鄭文堂・監督の『眼淚 tears(なみだ)』
(関係過去記事)

 第54回アジア太平洋映画祭での台湾勢の活躍、そして、二回連続となる台湾での開催の成功に、今から期待で胸がふくらむ思いです。(華)

第54回アジア太平洋映画祭公式HP


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