性交のない最初のエロティック映画。
フェティッシュな自慰機械の発明にとり憑かれた6人の男女、
快楽原則を忠実に追求する彼らの秘めやかな行為を、
さまざまな映像のテクニックを駆使してシュールに描く。
構想以来25年間かけて完成されたシュヴァンクマイエルのひとつの到達点。
ヤン・シュバンクマイエルの作品を薦めてもらってすごく興味持ってたので
観てみたんやけど、すごく良かった。
好き嫌いがほんとに分かれると思う。
セリフも一言もないのに最後まで目が離せなかった。
とりあえず、登場人物全員が自慰機械を作る作業を延々としてる。
ああでもこういうのわかる!って思う自分もやはり変態でした。
6人の男女が全然違うことをしているようで最後は何らかの形で
繋がっているのがすごいなぁと思った。
ヤン・シュヴァンクマイエルの作品はこれが初めてですが
もっともっと他の作品も観たい!
もうすでにもっかい観たい。
癖になりそう。
★★★★★
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『快楽共犯者』 1996年 チェコ
原題:Conspirators of Pleasure
監督:ヤン・シュヴァンクマイエル