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アルファヴィル

2010-04-15 00:10:38 | Nouvelle Vague


左利きの探偵レミー・コーションは地球から9000キロ離れた星雲都市アルファヴィルに潜入。彼の任務はブラウン教授の救出と先遣隊で行方不明のアンリの捜索であった。アルファヴィルはアルファー60という電子頭脳に支配された思考構造符号化社会で愛の言葉は存在せず詩人や芸術家は処刑されているのであった。レミーはブラウン教授の娘ナターシャを救出して反撃に出るが…。

観ている間は意味がよくわからないな、と
ぼんやり観ていた。
この映画のアンナの表情がもの凄く魅力的で
そればかり観ていた。

感情を表すと処刑されてしまう都市、アルファヴィル。
愛、悲しみ、やさしさとは…



観終わった後からじわじわ大好きになった作品。



★★★★★
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『アルファヴィル』 1965年 フランス イタリア
原題:Alphaville
監督:ジャン・リュック・ゴダール

大人は判ってくれない

2010-03-05 01:13:35 | Nouvelle Vague

12歳のアントワーヌ ドワネルにとって、毎日は苦痛の連続であった。学校では成績も悪く、いたずら好きで先生に叱責される。家では厳しい母親と、稼ぎも少なくうだつの上がらない父親に囲まれた息の詰まる生活。寝袋にくるまって両親のケンカを聞かされる日々。そんな彼の楽しみは映画を観ることだけだ。しかしある日、授業の作文で「バルザックの盗作だ」と叱られ、学校を停学になる。居場所がなくなった彼は、家を飛び出してしまう……。



言葉は多くない。

でも、伝わる。
判る。

上手く伝わらなくてもやもやした感じとか。
これを上手く表現できない感じとか。

牛乳盗んで飲んでるシーンが印象的で好き。


★☆★★★
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『大人は判ってくれない』1959年 フランス
原題:Les Quatre Cents Coups
監督:フランソワ・トリュフォー

勝手にしやがれ

2010-02-28 21:26:05 | Nouvelle Vague


ジャン・リュック・ゴダール監督の長編デビュー作にして映画史上に輝く革命的傑作。警官殺しの小悪党(ジャン・ポール・ベルモンド)が、パリにやってきた米国娘(ジーン・セバーグ)に惚れるが裏切られ、路上で警察に射殺される。要約すればこれだけの話を、イタリアン・ネオレアリズモにならって撮影所ではなく、部屋や街路で昼夜かまわずルポルタージュのごとく、手持ちカメラで2人の軌跡を活写。その即興的演出、ジャンプ・カット中心の編集は追随者を次々と生んだ。
実話系週刊紙から原案を提供したのはフランソワ・トリュフォー、監修に名を連ねたのはクロード・シャブロル。批評家仲間で、先に監督進出していた彼らの友情のもと、ゴダールはB級犯罪映画へのオマージュをこめて製作。ヌーヴェルヴァーグの永遠のシンボルといえる1本。(轟夕起夫)





海が嫌いなら

山が嫌いなら

都会が嫌いなら


勝手にしやがれ!


★★☆★★
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『勝手にしやがれ』 1960年 フランス
原題:À bout de souffle
監督ジャン=リュック・ゴダール