花の栽培手帳

長年植物との出会いの中で得た栽培のポイントや、話題を書いています。

~アジサイの話題 1~

2020-06-19 15:52:08 | Weblog
~アジサイの話題 1~


いよいよ梅雨に入り、雨の日が続いていますが、雨にぬれたアジサイはとても美しく映えます。

アジサイは、日本原産の低木性植物ですが、ヨーロッパで改良されたものが逆輸入されてきました。
江戸時代、長崎に来たドイツ人の植物学者(医者) シーボルトがヨーロッパに持ち帰りました。
学名の、ハイドランジャー オタクサの「オタクサ」は日本人妻のおたきさんと、娘のいねへの思いがこめられているのでしょう。
花は、大きなボール状になり、開花期間が長く、花色が徐々に変化していくので七変化とも言われています。
このようなことから、花言葉は「移り気」です。

花びらのように見えているのはがくの部分です。
花色は、赤系、紫系、白系に分かれていますが、これらの色彩を鮮やかにするにはアントシアニンが作用します。
酸性土壌になると紫系が鮮やかになり、アルカリ性になると赤系が美しくなります。
日本でもハイドランジャーの品種改良が進み、大輪系、中輪系、小輪系などの多くの花形、又、沢山の花色も作出されました。

大きいものだとサッカーボールぐらいのものがあり、小さいものだとゴルフボールより小さいのを見かけたことがあります。

※ 写真はうすいピンク色の花が咲いているアジサイの画像です。


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