風の中のマリア (講談社文庫) 価格:¥ 580(税込) 発売日:2011-07-15 |
帝国に生まれた戦士、マリア。
幼い妹たちと「偉大なる母」のため、恋もせず、子も産まず、命を燃やして戦い続ける。
「風の中のマリア」です。
この物語はスズメバチを擬人化した物語です。
ただ擬人化といってもファンタジーではありません、あくまでもスズメバチの生態の話。
スズメバチの生態の話なのですが、マリアという一頭のワーカー(働きバチって解釈でいいのかな)を主人公とした話となっていますので、わかりやすく物語りとしても面白いです。
読んでいて、物語のラストあたりではなんというかこう、グッとこみ上げてくるものがありましたし私は。
ちなみに私はハチが苦手です。
子供の頃数回刺されたことがあるのでかなり苦手。
でもこの本は面白かったです、ハチの生態とかもわかりましたし。
だからといってハチが好きになったかというと、それはまた別なんですが。
子供の頃「ファーブル昆虫記」とか好きだったという人にはかなりおすすめ。
虫が苦手って人も擬人化してありますので読めると思います、まあそれなりな虫の生態の描写はありますが。